にんじん大量消費♪ メイン~おやつまで作れる丸ごと使い切りレシピ8選
日常生活の中でも手に入りやすい野菜のひとつであるにんじん。栄養満点で積極的に摂りたい野菜ですが、使い切れずに残っていたり、にんじんをメインにしたメニューってなかなか思いつかなかったりしますよね。今回はにんじんをたっぷり、まるごと1本使うようなオススメレシピを集めました。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
にんじんは鮮やかなオレンジ色の緑黄色野菜。栄養が豊富なだけでなく、日持ちもするので常備しているご家庭も多いのではないでしょうか。
便利な野菜ですが、香りが苦手という人や、にんじんばかり食べられないといった人も。なかなか主役になれないイメージですが、たっぷりと丸ごと使って作る、子どもにも人気のメニューがあります。
今回はにんじんを丸ごと1本使うようなレシピをピックアップ♪ にんじんのおいしさを再発見してくださいね。
にんじんの使い方
にんじんは通年流通している根菜です。季節によって価格変動はあるものの、手に入りやすい馴染みのある食材。
栄養価が高く、にんじんの栄養素として特に有名なβカロチンをはじめ、ビタミンCやミネラルも豊富に含まれています。どれも体の調子を整えてくれる成分として欠かしたくないものばかり。積極的に摂りたい食材としても認知されています。
そんなにんじんの旬は、実は9~12月。この時期のにんじんは栄養価もほかの季節よりも高く、甘みも強くなります。
にんじんが重宝する食材なのは、比較的どんなメニューにも合わせやすく、味つけや調理方法が限定されないから。生でも食べられ、焼いたり、煮たり、揚げたり、炒めたりとさまざまな食べ方ができます。
にんじんには甘みがありますが、加熱することでさらに甘さを感じられるのも特徴のひとつ。
しかし、にんじんが苦手なお子さんもいらっしゃいますよね。食感や味、色や青臭い香りなど、苦手な理由はさまざま……。けれど調理方法や合わせる食材、味つけによって、その苦手要素を緩和させたり、にんじんの違う魅力を引き出してあげることによって、苦手意識を克服することも可能です。
ほかの食材にはないようなキレイなオレンジ色は、飾り切りにはもってこい。ゆでたにんじんは適度な固さがあり、色も鮮やかで、型抜きで抜くだけで可愛い彩りデコができます。
キャラ弁教室の生徒さんからは、にんじんが苦手な子も、ビジュアルの楽しさから食べられるようになった! という声も多くありました。
生のにんじんは固さがあるので、細かく切ったりもしやすく、料理に合わせて切り方も自由にできるところも実は便利なポイント。すりおろして使うこともできるので、使い方の幅も広がります。
にんじん消費おすすめレシピ
今回は、にんじんをもっとおいしく、たくさん摂れるようなレシピを集めてみました♪
にんじんのかき揚げ
サクサク食感とにんじんの甘みを楽しめるのが、かき揚げ。ほかの食材と一緒にかき揚げにしてもおいしいですが、シンプルなにんじんだけのかき揚げもオススメ。
我が家の娘はかき揚げの中で、にんじんだけのかき揚げが一番好きだとか。
材料(4人分)
・にんじん……1本
・てんぷら粉……100g
・水……160ml
・揚げ油……適量
お好みで天つゆや塩で味わって♪
作り方
① にんじんを千切りにする。
② てんぷら粉と水を混ぜ、にんじんを入れる。
③ 揚げ油を温め、サクッとなるまで揚げる。
油とにんじんの相性もいいですよね。甘みとコクが引き立ちます。色がキレイで、うどんのトッピングにもぴったり。いろいろな天ぷらがなくても、にんじん1本でたくさん作れるので、満足度の高い一品ができます。
にんじんドレッシング
大人も子どもも、おいしいドレッシングがあれば、野菜をモリモリ食べられますよね。栄養価の高いにんじんをたっぷり使ったドレッシングは、それ自体が食べられる野菜の調味料で栄養満点です。
材料
・にんじん……1本(200~250g)
・たまねぎ……1/2個
・りんご……1/4個
・レモン汁……大さじ1
・オリーブ油……大さじ3
・砂糖……大さじ1~2
・塩……小さじ1/2
・しょう油……大さじ2
・酢……大さじ3
・こしょう……適量
作り方
にんじん、たまねぎ、りんごをすりおろして、すべての材料をよく混ぜるだけ! ミキサーがあれば、小さめにカットして混ぜ合わせればOKです。
冷蔵保存で4~5日程度は持つので、まとめて作っても◎。清潔な保存容器に入れて冷蔵庫で保存してください。
繊維もそのままなので、通常のドレッシングのようにサラサラかけられませんが、色もキレイで丸ごとにんじんのおいしさを取り込めます。たまねぎの辛みがアクセントになり、りんごの甘さと香りでフルーティー。
生のままでもおいしいですが、より甘みを強くしたい場合は、すりおろしたにんじんとたまねぎを軽く電子レンジで加熱してみてください。どちらも加熱で甘みが出てきますよ。
サラダはもちろん、揚げ物や、肉や魚のソテーにかけてもおいしいです。
キャロットラペ
にんじんの副菜の代表と言えばキャロットラペ。にんじんの鮮やかな色がさらにキレイに出せ、さっぱりと箸休めにぴったりです。1週間程度保存もできるので、作り置きにもオススメ。
材料
・にんじん……1本
・塩……小さじ1
(マリネ液)
・オリーブ油…大さじ1
・酢……大さじ3
・はちみつ……大さじ1
・レモン汁……小さじ1
・塩こしょう……適量
作り方
① にんじんを千切りにして塩をまぶしてしばらく置く。
② マリネ液の材料をよく混ぜ、水分を絞ったにんじんを加えてよく混ぜて馴染ませる。
ラペは馴染ませていくことで、酸味もマイルドになり、味わいも変化していきます。
ナッツやレーズンを加えたり、ツナを和えたり、ほかの野菜や調味料も加えて南蛮漬けにしてもOK! アレンジもしやすいので、たくさん作っておいて、その日ごとに気分でリメイクしていくのもいいですよ♪
にんじんとインゲンの肉巻き
断面がキレイな肉巻きです。にんじんだけだと色がハッキリしませんが、緑色のインゲンと組み合わせることで、にんじんの色も映えます。
材料(4本分)
・豚バラ薄切り肉……8枚
・インゲン……20本
・にんじん……1本
・薄力粉……大さじ1~2
・砂糖……大さじ1
・しょう油……大さじ1
・塩こしょう……適量
・水……100ml
作り方
① にんじんはインゲンの太さに合わせて切り、一緒にゆでる。
② 豚バラ肉を少し重ねるように2枚広げて塩こしょうをふり、にんじんとインゲンを並べて、手前から巻きこむように巻いていく。
③ 薄力粉をまぶしてフライパンで焼く。
④ 表面に焼き色がついたら、水を入れてフタをし、蒸し焼きにする。
⑤ 中まで火が通ったら砂糖としょう油を加えて絡める。
⑥ 一口大に切って、断面が見えるように皿に盛りつける。
太いので蒸し焼きにして火を通していきます。もしなかなか火が通らないような場合は、耐熱皿に乗せ、ふんわりラップをかけて電子レンジで加熱してみてください。インゲンとにんじんの並べ方で、断面も変わってきます。
にんじんを使った肉巻きは、彩りおかずとしオススメです。具の乗せ方や合わせる具材を変えることで種類も増えます。
にんじんともやしのナムル
もう一品欲しいときにすぐに作れる副菜。味つけのアレンジもできるので、ナムルのほかにも和洋中の味に変えられます。
材料(4人分)
・にんじん……1本
・もやし……200g
・ごま……大さじ1
・ごま油……大さじ1
・中華だし……小さじ1
・塩こしょう……適量
作り方
① にんじんを千切りにする。
② もやしとにんじんをゆでる。
③ しっかりと水を切ってほかの材料と和える。
単品でナムルにしてビビンバにしてもいいですよ。
にんじんと切り干し大根の煮物
副菜としてよく使われる切り干し大根の煮物に、にんじんをたっぷり入れ、干し椎茸と油揚げでうまみを加えました。ほっとする味わいです。
材料(4人分)
・にんじん……1本
・切り干し大根……40g
・干し椎茸……4枚
・油揚げ……2枚
・ごま油……大さじ1~2
・顆粒だし……小さじ1
・砂糖……大さじ2
・しょう油……大さじ2
・水……適量
作り方
① 切り干し大根と干し椎茸は水に浸けて戻す。にんじん、干し椎茸、油揚げは千切りにする(戻し汁は取っておく)。
② フライパンにごま油を入れて、にんじん、切り干し大根、干し椎茸、油揚げを軽く炒める。
③ 戻し汁を注ぎ、材料がひたひたになる程度の水と顆粒だしを加えて煮る。
④ やわらかくなってきたら砂糖、しょう油を加えて汁気が少なくなるまで煮る。
お好みで仕上げにごま油で香りづけしてください。
キャロットジュース
にんじんが苦手な子どもでも飲みやすく、りんごとレモンをプラスしたジュースです。にんじんの色そのものですが、不思議とにんじんの青臭い香りはほぼ感じず、フルーティーなりんごの香りが優勢。
りんごのすりおろしのような味と食感です。りんごの代わりにオレンジやバナナと合わせても◎。
材料(2~3人分)
・にんじん……1本
・りんご……1/2個
・レモン果汁……大さじ1
・はちみつ……大さじ1
・水……200~250ml
1歳未満の乳児にははちみつを使用しないで、りんごを多めにして作ってみてください。
作り方
小さめに切って、ミキサーやブレンダーで全部の材料を混ぜ合わせれば完成です♪ 皮ごとでOK。食物繊維が丸ごと入ったジュースです!
ゼラチンで固めてキャロットゼリーにしても♪
キャロットケーキ
キャロットケーキは欧米では古くから定番の焼き菓子。貴重な砂糖の代わりに、にんじんの甘さを活用したものでしたが、にんじんが苦手な子どもに食べさせたいと作る方も多いですよね。すりおろしたにんじんを生地に混ぜ込むことで、にんじんが苦手でも食べやすく、やわらかな食感に。
材料(パウンド型1個分)
・にんじん……1本(150~200g)
・卵……2個
・薄力粉……150g
・砂糖……100g
・クルミ……40g
・レーズン……20g
・油……100ml
・シナモン……適量
・ベーキングパウダー……5g
・バニラエッセンス……少量
(フロスティング)
・クリームチーズ……100g
・粉糖……25g
・レモン汁……小さじ1
作り方
① 卵と砂糖を混ぜてから、油を数回に分けてよく混ぜる。
② すりおろしたにんじんを加えてよく混ぜる。
③ 薄力粉、シナモン、ベーキングパウダーを振るって②に混ぜ合わせ、さらにバニラエッセンスを加えて混ぜる。
④ 160℃のオーブンで8分ほどローストしたクルミとレーズンを加えて混ぜる。
⑤ オーブンシートを敷いた型に流し入れて、180℃に予熱したオーブンで40~45分焼く。
⑥ 焼きあがったら型から外して冷ましてから、フロスティング(材料をよく混ぜるだけ)を塗る。お好みでトッピングにクルミやレーズンを飾る(分量外)。
生地はほんのり黄色み強めで、ほろほろっと崩れるような口当たり。クリームチーズで作るフロスティングとの相性も抜群です。おやつや軽食にも◎。
まとめ
にんじんは栄養豊富で日持ちのする便利な根菜です。積極的にもっと摂りたい、ちょっと使い切れなくて余りそう、というときには、たっぷり使うメニューがオススメです。調理方法次第で、より食べやすく、おいしくにんじんを味わうことができますよ♪