杉浦太陽さんが辻希美さんに教わった大事なこと「女っていうのは……」
4児パパの杉浦太陽さんが、YouTubeで育業(育休)に関するパパやママのお悩みに答えています。
「照れくさいけど……」
杉浦太陽さんは2007年に辻希美さんと結婚。同年11月に長女、2010年に長男、2013年に次男、2018年に三男と、4人の子どもたちに恵まれています。
東京都は今年6月29日に開催された『育休取得応援サミット』で、公募によって決定した「育児休業」の新しい愛称「育業」 を発表しましたが、杉浦さんはこの選考委員を務めていました。
そんな杉浦さんがYouTube の「太陽パパの育業お悩み相談室」を復活させ、子育てに励むパパママからの相談や質問に回答。「ワンオペで2人の育児に不安を抱えています。夫に育業してもらいたいのですが、どういえば協力してもらえると思いますか?」「旦那のやる気スイッチをうまく押したい」というママからの相談を取り上げました。
この相談に、杉浦さんは「親としての自覚を持っていくと(パパも)自然とそういう気持ちになる」として、「新生児の期間は今しかない」ことを理解してもらうことも大切だと説明。その上で、夫婦で新生児の育児に取り組むには「育業を取らないといけない」ことを伝えるのがおすすめだそう。
杉浦さん自身は、妻の辻さんに「せっかくなら一緒にいる時間は笑顔でいようよ」と言われたことでやる気スイッチが押されたそう。そこから、日々の生活の中で「妻の動きを見て、自分はこう動こう」と考えたり、“いい夫婦の日”など夫婦のイベントを大切にしたり、LINEでもいいので「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えたりしているそうです。こうした積み重ねは「照れくさいけど、それを乗り越えることでより夫婦としての絆が深まる」と語りました。
また、3ヶ月の育業中というパパからの「妻がイライラして困っています」というお悩みには、女性はホルモンバランスなどで感情が不安定になることを理解する必要があると説明。杉浦さん自身も、かつては「なんであんなに女性はイライラしているのか」と不思議に思っていたそうですが、辻さんに「女っていうのは、急に不安になったりイライラしたりする、感情が急に変わる生き物」だと教えられてからはそれを踏まえて接することが重要だと気づいたそう。
いわく「俺やってるやろ詐欺」のようなもので、「妻からしたら、全然できてへんのに『お風呂洗っといたから』とか言われるのが一番いやなんですって」「ご飯作ったから洗い物しといてとか、一番ピリッとするんですって。『いや私毎日作ってるし洗い物もしてるし』って」と、妻側の気持ちを代弁し、さりげなくやることが大事だという杉浦さん。
「家事やっときましたアピール」はなるべく控えて、「同じ作業でも2人でやる」ことがポイントになると明かしました。こうすることで、家庭ごとに違う洗い物や洗濯のルールを共有でき、その後の作業が効率化するだけでなく、夫婦の会話も生まれるというメリットがあると話しました。
育業中、娘の寝かしつけをすると「ママがいい!」と言われてしまうことに悩んでいるというパパには、それまでママが寝かしつけを担当していた場合、パパが寝かしつけをすることは子どもにとって「ルーティンから外れる」状態で、不安を感じているのではないかと指摘。パパによる寝かしつけをルーティン化するために、最初はパパとママ2人で寝かしつけをし、子どもに慣れさせることが必要だと述べていました。
分割取得や一定条件下で働くことも可能な産後パパ育休(育業)
2022年10月1日から、通常の育休とは別に、子どもの出生後8週間以内に4週間までの休みを、2回まで分割して取得することができる「産後パパ育休(出生時育児休業)」が新設されました。
分割での取得が可能だったり、一定条件下で休業中も働くことが認められていたりと、男性(パパ)が休みやすいよう工夫された、過去と比べて柔軟な制度となっています。
申し出期限は原則「休業の2週間前まで」となっていますが、勤務先のルールを確認し、余裕を持って申し出られるといいでしょう。