パパたちが「妻の実家と食生活・衛生観の違いを感じたこと」って? 「就寝前に歯磨きの習慣がなく朝の口臭がキツくて…」
食事の仕方や子育ての方法、金銭感覚などは人それぞれ。家庭によって価値観は異なります。同じ日本人でも、カルチャーショックを受けることがありますね。今回は、義実家との価値観の違いについてパパたちにアンケートを行いました。たくさんの回答の中から、食生活・衛生面での違和感をピックアップしてご紹介します。
パパにお伺いします。育児法や金銭感覚、衛生感覚など、義実家と考え方が違うと感じたことはありますか?
育児法や金銭感覚、衛生感覚など、義実家との違いを感じたことがあるパパは約40%。普段、あまり義実家と交流がない男性は、違いを意識する機会が少ないかもしれません。お正月やお盆、子どもの行事などで家族同士が集まるきっかけで、発覚するケースもあります。
今回は、食生活と衛生観念についてのギャップをまとめました。育った環境の違いが驚きの原因になっているようです。
ごはんはおいしく食べたい……
●おにぎりを素手で握られるのが、とても嫌いでした。どんなに手を綺麗にされてても、その手で……って考えるだけで、食べる気が無くなります。ただ、型に入れて作るおにぎりは全然食べれます。妻は、おにぎりは素手で握る。私は、型で作るのが普通だと思ってます。(43歳/建設・土木/技術職)
●お茶でぐちゅぐちゅと口の中をすすいで飲み込む。(40歳/医療・福祉/専門職)
●口にするものを床や床に近いようなところに置いたりする。食器についても同様。しかし相手の気持ちを害してはいけないと思い、義実家での食事をするときには毎回我慢して全部食べるようにしている。(43歳/医療・福祉/専門職)
食に関する衛生観念の違いは、生理的な嫌悪感を引き起こします。ただ「気持ち悪いです」「生理的に受けつけません」とは言いにくいですね。「イヤだな」という気持ちが顔に出ていないか、気苦労が絶えません。
「実家の味」とは……
●外食が多い。自分の実家は全く外食しない。(41歳/医療・福祉/事務系専門職)
●休日、昼食や夕食をつくればいいのによく外食をする。(42歳/医療・福祉/事務系専門職)
●高級食材を普通に買う。(47歳/電力・ガス・石油/販売職・サービス系)
義実家の外食が多いのは、もしかしたら娘夫婦や孫たちに対するサービスなのかもしれません。たまに遊びに来たから、ごちそうしてあげようという親心という可能性もありますね。
また、子どもたちが独立して夫婦だけになっている場合は、食事の支度が面倒になっているのかもしれません。もし普段から食事を作らない男性の場合、「家で作ればいいのに」は禁句なので気をつけたほうがよさそうです。
食習慣が違う!
●とにかく大皿料理を出される。(35歳/情報・IT/技術職)
●妻の実家で夕飯をご馳走になるとき、毎回ですがご飯の水の分量が多いのでベチャベチャに近い柔らかめのご飯がでてきます。私も子どもも少し硬めのご飯が好きなので、ご馳走になることに若干の抵抗があります。(36歳/食品・飲料/機械オペレーター)
●朝ごはんを食べないことに驚きました。自分はいつも必ず食べているのでビックリしました。(40歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
食習慣の違いは、出身地域によっても違います。義実家の味つけが濃い・薄い、普段食べたことのない食材が出る、など、食文化の違いを感じることもあるでしょう。
大皿料理が出る義実家は、家族が多かった名残、もしくは「食べられる分だけ各自が取る」というご家庭なのかもしれませんね。ただ、大皿料理を各自の箸で取ることが苦手な人もいます。最初からお皿に取り分けてもらう、取り分け用の箸を用意してもらうなど、角が立たない言い方で妻や義家族に希望を伝えられるといいですね。
ほかには、食事中にテレビを見る・見ないという違いもあげられました。お米の炊き加減と同じく、こればかりは家庭ごとによって「普通」が違うので、仕方がないことなのかも。郷に入れば郷に従え、ということでしょうか。
家が汚い!
●猫をたくさん飼っていて部屋が毛だらけで涙が止まらない。(31歳/小売店/技術職)
●妻の実家は米農家で、家の中が汚いです。結婚する前はあまり気にならなかったのですが、一緒に生活をする中で掃除ができない人である事実が判明していきました。義父は几帳面ではあるのですが、綺麗好きとは言えず、義母はまったく片づけができない人でした。実の母が超がつくほど綺麗好きであったため、妻との喧嘩の元になってしまいます。(39歳/郵便業/郵便内務)
●掃除ができない妻の実家に泊まりに行ったとき、洗面所横の棚の上が埃、髪の毛まみれで気持ち悪い思いをしました。すぐ目につく所なので簡単に掃除できるはずなのに。(40歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)
「人は人」とはいえ、我が子にも直接関係があることですから衛生観念の欠如は見すごせない問題です
義実家の荷物が多い、部屋が散らかっている、という声もありましたが、そこそこ掃除ができていれば許せる範囲です。しかし、自分や我が子にアレルギーがある場合は、特に心配です。まったく掃除ができていない不潔な状態は困りますね。
義実家とのトラブルは夫婦間のケンカに発展しやすいので、指摘する場合はお互いに言葉を選ぶ必要がありそうです。「なるべく行かない」という選択肢もありますが、滅多に顔を出さない義理の息子のことを、義実家がどう思うか……。
健康被害が出そうなレベル
●風呂のお湯を毎日は抜かずに、複数回使用している。(46歳/アパレル・繊維/営業職)
●妻の実家は寝る前に歯磨きをする習慣がない感じで、平気でそのまま寝てしまいます。朝の口臭がきついです。(37歳/医療・福祉/専門職)
義実家の驚くべき衛生観念を妻が自宅でも引き継いでいる場合は考え物ですが、改善されているなら「見ざる言わざる聞かざる」が無難です。おそらく妻も、「実家がこれではいけない!」と考えているはず。
しかし、実の娘が言っても変わらない習慣や価値観を、他人である夫が変えようとするのは難しいこと。波風立てずに臭い物には蓋をするのか、早いうちから膿んだものは潰せなのか、義理の息子の立場としてはどう振る舞うかが悩みどころです。
まとめ
今回は、食生活と衛生観念についての驚きポイントをご紹介しました。自分が育ってきた環境と義実家を比べ、考え方の違いに驚くことは多々あります。驚いたとはいえ、義実家のみなさんを傷つけるのは本意ではない、と黙って耐えている優しい男性が多いようです。自分の身は自分で守りつつ、よい関係を築いていけるようお祈りします。
マイナビ子育て調べ
調査日時:2023年1月7日~9日
調査人数:111人(22歳~40代までのパパ)
(マイナビ子育て編集部)