具合の悪い子どもが満員電車で「座りたい」と言い出した。すると目の前のお兄さんが…… #「ありがとう」を伝えたい
子どもを連れて電車に乗ると、なにかと気を遣うものですよね。まして満員電車となると緊張感はMAX! 今回は、40代ママから送られた、満員電車でのエピソードをご紹介します。
子どもと電車に乗車、目の前に座っていたのは強面のお兄さん
小学校低学年の息子を病院に連れて行くため、学校帰りに二人で電車に乗り込んだときのことです。
帰宅ラッシュの時間は避けたつもりだったのですが、車内は満員。
当然、席は空いておらず、車内半ばの座席の前に息子と立っていました。
ふと見ると、目の前の席に座っていたのは金髪で細い眉、がっしりした体つきの強面お兄さん。
以前、強面のおじさんに「子どもがうるさい!」と注意されたことがあったため、小心者の私はお兄さんと目を合わせないように下を向きながら、息子が騒がないことを祈っていました。
「座りたい!」大声を出す息子に困り果てていたら
ビクビクしていた私の願いも届かず、具合の悪かった息子は、「ママー、座りたい……」と言い出しました。
「静かにしよう、我慢して、もう少しだから」
「もう疲れたー……」
周囲に申し訳ない気持ちでそんなやりとりをしていたとき、例のお兄さんがバッと立ち上がりました。
そして無言で、息子に席を譲ってくれたのです。
そのときでした。
席に座った男性を一喝
息子が一瞬戸惑い、すぐに座らなかったためか、すっと横からサラリーマンの男性が、お兄さんの空けてくれた席に座ってしまいました。
その人もきっと疲れているだろうし仕方ないと思ったのですが、そのときお兄さんが、「お前に譲ったんちゃうで!」と一喝。
驚きました。
お兄さんに譲ってもらった席に息子が座ると、私は見た目だけで判断していた自分を深く反省しました。
お兄さん、あのときはありがとうございました。
また、息子がすぐに座らなかったために怒られてしまった男性にもごめんなさいと謝りたい気持ちです。
====================
※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
エピソード募集中
妊娠中、子育て中に誰かに助けてもらって感謝していることはありませんか。そんな「ありがとう」の気持ちを込めたエピソードを募集しています。
あなたのすてきな体験談を教えてください。
投稿フォームはこちら