妊娠中、つわりで耐えられず思わず植え込みに嘔吐。そこに女子高生たちが…… #「ありがとう」を伝えたい
妊娠中、ひどいつわりに悩まされていたというMさん。吐き気をもよおしトイレに向かおうとしたのですが……。
妊娠中に苦しめられた「つわり」
妊娠初期の頃の話です。
一時、つわりがひどく毎日吐き気や頭痛に苦しんでいました。
体を休められればよいのですが、当時はフルタイムで仕事をしており、なかなかゆっくり休む時間もありません。
毎日「今日はつわりがひどくなりませんように」と願いながら出社していました。
ひどい吐き気、トイレに行こうにも間に合わず…
その日も、いつものように朝から出社。
通勤電車ではそれほど気分も悪くならず、会社の最寄り駅に無事到着。
会社まで歩いていたところ、突然ひどい吐き気をもよおしました。
胃酸が喉元までこみあげ、額には脂汗が浮き出て、自分でも「やばい」と感じる状態でした。
トイレに駆け込もうにも、周囲は住宅街。
駅に戻るには距離があるし、会社に走って行くのも難しい状態で……。
私はがまんできず、公園の植え込み近くにしゃがみこみ、その場で吐いてしまいました。
女子高生のやさしさに感謝
しゃがみこんで苦しんでいたそのとき、数人の女子高生たちの声が聞こえました。この道の先には高校があり、高校生たちの通学路になっていたのです。
私は、通学路に吐いてしまった申し訳なさや、吐いているところを見られたくないという気持ちでいっぱいになり泣きそうになってしまいました。しかし、吐き気はおさまらず立ち上がることもできません。
すると、「大丈夫ですか」と女子高生の声が。
女子高生たちは私を見て立ち止まると、声をかけながら背中をさすってくれました。
さらに、さっき買ったばかりであろうペットボトルのお茶も手渡してくれたのです。自分で買いに行く気力もなかったので、これは本当に助かりました。
彼女たちがくれたお茶で吐き気も落ち着いた私は、なんとか職場までたどり着くことができました。
あのとき助けてくれた女子高生たち、本当にありがとう。
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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
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