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- 2026年07月07日 11:01
【皮膚科医監修】子どもの体毛ケア、いつから・何から始めるべき? 親が知っておきたい子どもの体毛ケアの常識
貝印は6月29日、新感覚カミソリ「なでそり」が5月11日に発売されたことを記念し、「親子で考える肌ケア勉強会」を開催しました。勉強会には、湘南ジンベエ皮膚科 副院長の塩味由紀先生と、貝印 マーケティング本部 第一ブランド・商品戦略部部長の栗田圭子さんが登壇。体毛ケアの始めどきや子どもの肌への配慮について解説しました。
その知識、本当に合ってる? 子どもの体毛ケア〇×クイズ
勉強会では、保護者が気になりがちな体毛ケアの疑問について○×クイズの形式で解説。塩味先生と栗田さんが、それぞれ皮膚科医と商品開発担当の立場から、子どもの肌に配慮した体毛ケアのポイントを紹介しました。
【右】貝印 マーケティング本部 第一ブランド・商品戦略部部長の栗田圭子さん
①子どもが毛を気にし始めたら、年齢を基準にケアを始めてよいか判断する
正解は、「×」。塩味先生によると、体毛ケアを始めるタイミングに明確な年齢基準はなく、子どもの気持ちに寄り添うことが大切だと話しました。
「年齢だけで一律に判断するのではなく、まずはお子さん自身がどのくらい気にしているのかを聞いてあげることが大切。『まだ早いよ』と否定するのではなく、『どこが気になるの?』『いつから気になっていたの?』と会話をすることで、親子のコミュニケーションのきっかけになります」(塩味先生)
栗田さんも、「『なでそり』は、カミソリを初めて使うお子さまにも簡単に使えることを目指したアイテム。肌の上をなでるように円を描いて動かすことで、腕や脚の気になる部分をケアできるため、体毛ケアのはじめの一歩として取り入れやすい商品だと考えています」と説明しました。
②赤みやかゆみ、乾燥があるときでも短時間なら体毛ケアしてもよい
こちらも答えは「×」。塩味先生は、「赤み、かゆみ、乾燥、傷、湿疹などの肌トラブルがあるときは無理に行わないようにしてください。子どもの肌は刺激を受けやすいため、『今日はやめておこう』と判断することも大切です」と説明しました。
ケアを続けることよりも、肌の状態を優先することが何より重要とのこと。体毛ケア中にヒリつきや違和感がある場合も、すぐに中止するよう呼びかけました。
③体毛ケアは剃るときだけ気をつければよく、前後の保湿はあまり気にしなくてよい
こちらの問題も、正解は「×」。塩味先生は、「体毛ケアは処理する瞬間だけでなく、前後のスキンケアも大切です。乾燥している肌は刺激を受けやすくなります。ケア前に肌状態を確認し、処理後は清潔にして保湿まで行うことをセットで考えてほしい」とアドバイスしました。
④毛を剃ると、毛そのものが濃くなる
保護者世代にも根強い疑問が、「毛を剃ると濃くなるのでは?」というもの。
この問いに対し、塩味先生の答えは「×」でした。
「皮膚科外来でもよく聞かれる質問ですが、医学的には剃毛によって毛そのものが濃くなることはありません。毛を剃ったあとに断面が平らになることで、生えてきたときに太く見えたり、濃くなったように感じたりします。見え方の変化ととらえてください」(塩味先生)
栗田さん自身も「以前はそう思っていました」と明かしたうえで、「体毛ケアに関して正しい情報を我々が発信し、それを親子で知ってもらえたら。必要以上に怖がらず、お子さまの気持ちに合わせて、無理なく体毛ケアを始められる選択肢を届けたいと考えています」と話しました。
⑤毛抜きは子どもの体毛ケアに向いている
この設問についても、塩味先生の答えは「×」。
「毛を引き抜くことで毛穴や周囲の皮膚に負担がかかってしまい、『埋没毛』や『毛嚢炎』になってしまう可能性があります。炎症が起きた後には、色素沈着としてシミが残ってしまうこともあります」(塩味先生)
特に子どもの肌は刺激に弱く、毛を「抜く」という方法は慎重に検討した方がよいとのこと。キレイに見えるかだけではなく、肌への負担も含めて体毛ケアの方法を選ぶことが大切だそうです。
⑥子どもも早い段階から医療脱毛を始めたほうがよい
最後のテーマは医療脱毛について。この設問に対し、塩味先生の回答は「△」でした。
塩味先生によると、医療脱毛そのものが悪いというわけではないそうですが、「子どもは成長過程にあるので脱毛後に再び毛が生えてくる可能性がある」とのこと。また、医療脱毛を考える際には、年齢、肌状態、本人の理解度、継続して通院できるかなどを総合的に考える必要がある、と説明しました。
続けて、「まずは本人が何に悩んでいるのか、どの程度気にしているのかを親子で話し合うことが大切」と話し、安易に脱毛を選択するのではなく、本人の気持ちを丁寧に聞くことの重要性を強調しました。
栗田さんも、「子どもが『毛が気になる』と打ち明けること自体が勇気のいること。その気持ちをきっかけに、親子で肌や身体の変化について話し合ってほしい。『なでそり』で体毛ケアを始めるかどうかも含めて、親子で自然に話せるきっかけになればとてもうれしいです」と呼びかけました。
子どもの体毛ケアで大切なのは親子のコミュニケーション
今回の勉強会を通して見えてきたのは、「何歳からケアするべきか」「何を使ってケアするか」という正解を探すよりも、子どもの気持ちや肌状態に寄り添うことの大切さでした。
体毛ケアは単なる美容の問題ではなく、自分の体との向き合い方を学ぶ機会でもあります。だからこそ、親子で話し合いながら、その子に合った方法を選択していくことが重要なのかもしれません。
商品概要
肌をなでるだけで毛が剃れる新感覚カミソリ。刃に2つの樹脂ガードをつけることによって、刃が直接肌に触れにくく、子どもでも安心して使える。身体を濡らさずに使えるので事前準備がいらず、場所を問わずに使えるのもポイント。5月11日から、全国のドラッグストア、ホームセンター、大手量販店などで発売中。
なでそり/貝印
https://www.kai-group.com/products/brand/nadesori/
(取材・文:マイナビ子育て編集部)
