
働く世代のお小遣い額は昨年より1,500円超アップ、配偶者のお小遣い額には性別・年代で大きな差
ものやサービスの値段が上がり続けるなか、家計のやりくりに苦労する家庭も増えていると思われます。大人のお小遣いにいくら回すかも検討事項になることでしょう。そもそも、働く世代、子育て世代のお小遣いの平均はどのくらいなのでしょうか? もちろん、家庭によって異なってくるものですが、参考となるデータをご紹介します。
大人のお小遣い額はどのくらい?
物価上昇が止まらない今、家計を見直すご家庭も多いのではないでしょうか? お小遣いもその対象になってくるかと思われます。そこで、働く世代の最新のお小遣い事情を見てみましょう。株式会社SBI新生銀行が行った「2023年会社員のお小遣い調査」によると、年齢や性別、ライフステージによる違いがあることがわかりました。
昨年と比べてお小遣い額はアップ
あなたの一ヵ月の"おこづかい"はいくらですか?(昼食代含む)

平均お小遣い額は男性会社員で40,557円、女性会社員で35,001円でした。昨年と比べると、男女とも1,500円以上のアップとなります。
男性においては20代、40代で昨年と比べて増加、30代、50代では減少しています。女性においては20代、30代、40代で増加、50代のみ減少しています。おおむね20~40代のいわゆる子育て世代ではお小遣いが増加しているようです。
なお「昼食代を含む」金額となっているので、在宅勤務から会社勤務に戻ることで昼食代としてのお小遣い増加につながっている可能性もあります。
昨年の減少から一転、今年はそれ以上の増加に

2010年からの推移をみると、男性では13年ぶりに平均お小遣い額が4万円台を超え、調査開始から2番目に高い金額となりました。女性においても、調査開始から2番目に高い金額となっています。
未婚・既婚、子どもの有無で金額に違いも

男性会社員に関して、平均お小遣い額をライフステージ別にみると、未婚者では47,000円台となっており、既婚者と比べてお小遣い額が高いことがわかります。また、子どもの有無でも違いが出ており、同じ共働きで比べると、「子どもなし」の方が「子どもあり」よりもお小遣い額が高いという結果でした。
パートナーのお小遣い額は男女・年代で大きな差
配偶者(パートナー)の一ヵ月の“おこづかい”はいくらですか?(昼食代含む)

男性会社員の配偶者(パートナー)のお小遣い額は20代が28,382円と最も高い金額となっています。一方で女性会社員の配偶者(パートナー)のお小遣い額は50代が37,591円と最も高い金額となっており、性別と年代によって大きな差がみられました。上の世代ほど、夫婦・パートナー間でお小遣い額に差が出る傾向にあるようです。
まとめ
会社員の平均お小遣い額は男性会社員で40,557円、女性会社員で35,001円でした。男女とも増加傾向にあり、昨年の調査と比べると1,500円以上のアップとなっています。
また、配偶者(パートナー)のお小遣い額は、男性会社員の配偶者(パートナー)のお小遣い額は20代が最も高く、女性会社員の配偶者(パートナー)のお小遣い額は50代が最も高いという結果でした。
(マイナビ子育て編集部)
<調査概要>
2023年会社員のお小遣い調査/株式会社SBI新生銀行
調査地域:全国
調査対象:会社員(正社員・契約社員・派遣社員)、パート・アルバイト
調査時期:2023年4月25日~4月28日
調査方法:インターネットによる調査(株式会社マクロミルに依頼し、全国からサンプルを収集)
有効回答数:2,718名
会社員 男性:1,252名、女性:842名
パート・アルバイト 男性:312名、女性:312名