帰宅ラッシュの時間帯、慣れない電車に乗った子どもが乗り物酔いに。そのとき周囲の乗客たちが…… #「ありがとう」を伝えたい
慣れない環境で子供が体調不良になってしまったら、どうしますか?今回は、30代女性の電車乗車中に冷や汗をかいたエピソードを紹介します。
法事で慣れない電車に乗ると……
子どもがまだ2歳くらいの頃の出来事です。
法事のために電車で40分ほどの場所へ行った帰り道。子どもは普段あまり電車に乗ることもなく、遅くまで連れ歩くこともなかったので、疲れてしまったのか帰りの電車で乗り物酔いをしてしまいました。
元からあまり乗り物が得意ではなかったので、酔い止めを飲んだりビニール袋などの対策はしていたのですが、私は少し焦っていました。すでに夜の7時半で、少し混んでいる時間帯だったので座ることも出来ず、なんとか端っこの方に移動し、「次の駅まで待ってね」と子どもに伝えることしかできずにいたからです。
乗車していた電車も快速だったため、次の駅まで10分ほど停まることがなく、「早く駅に着かないかな……」と思うことしか出来ませんでした。
すると、近くに座っていた方が声をかけてくれました。
「大丈夫ですか?」
具合の悪そうな子を見て、その方は席を譲ってくれたのです。
酔っていて吐くかもしれない子に対して優しく声をかけてくれ、隣の席の人も嫌な顔せずに「大丈夫ですか?」と声をかけてくださいました。
椅子に座り、落ち着いて飲み物を飲んだり出来たからか、具合も少し落ち着いたので、「あと2駅このまま乗ってしまった方がこの子にとって楽なのかな?」とか、「周りの人からしたら降りて欲しいよな……」とか、色々悩んでいると、席を譲ってくださった方が「あと少しなら何かあれば手伝うからそのまま座らせてあげたら?」とおっしゃいました。
今にも吐きそうな我が子を……
そのまま席に座らせていただいたおかげで、その後は何事もなく最寄りの駅まで着くことができ、私の気持ち的にも本当に助かりました。
あの時は具合の悪い子どもを気遣ってくださり、本当にありがとうございました。子どもにも、困っている方がいたら助けるようになってほしいと思います。
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