自転車のヘルメット、努力義務化されたが8割超は「着用していない」【子どもの送迎を自転車で行っている女性へのアンケート】
Sasuke Financial Labが運営する保険の一括比較・見積もりサイト「コのほけん!」は、幼稚園児/保育園児の子どもの送迎を自転車で行っている首都圏在住の主婦100名を対象に、自転車ヘルメットの着用実態調査を実施しました。
- 自転車のヘルメット着用努力義務、「詳しく知っている人」は4割に
- 努力義務を知っているものの、ヘルメット着用していない人は8割以上
- ヘルメット着用しない理由、7割以上が「持っていないから」と回答
- ヘルメットを着用していない理由、「付けている人がまだあまりいない」「暑い」
- 自転車利用時に「ヒヤリ」とした経験、「子どもと一緒に転倒」が約4割
- 「ヒヤリ」経験者の8割以上が「加害者になってしまう不安感じたことがある」
- 自分が加害者になる不安を実感した経験とは?
- 「ヒヤリ」経験で、9割以上が事故や怪我を「他人事ではない」と実感
- 8割以上が「保険への加入は有効」と回答
- 保険加入が有効だと思う理由、「事故や怪我が不測の事態だから」が8割以上
自転車のヘルメット着用努力義務、「詳しく知っている人」は4割に
「Q1.あなたは、2023年4月より自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されたことを知っていますか。」(n=100)と質問したところ、「聞いたことがある程度」が52.0%、「内容について詳しく知っている」が40.0%という回答となりました。
努力義務を知っているものの、ヘルメット着用していない人は8割以上
Q1で「内容について詳しく知っている」「聞いたことがある程度」と回答した人に、「Q2.あなたは自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されて以降、自転車利用時にヘルメットを着用していますか。」(n=92)と聞きました。
その結果、「着用していない」が84.8%、「必ず着用している」が7.6%、「たまに着用している」が7.6%という回答となりました。
ヘルメット着用しない理由、7割以上が「持っていないから」と回答
Q2で「着用していない」と回答した人に、「Q3.自転車利用時にヘルメットを着用していない理由を教えてください。(複数回答)」(n=78)と尋ねたところ、「持っていないから」が73.1%、「努力義務であって必須ではないから」が35.9%、「髪型が崩れるから」が29.5%という結果となりました。
「その他(7.7%)」では、「38歳:費用がかかるから」「34歳:ヘルメットを探しているが、みつからないから」「6歳:まだ買っていないから」などのコメントがありました。
ヘルメットを着用していない理由、「付けている人がまだあまりいない」「暑い」
Q3で「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q4.Q3で回答した以外に、自転車利用時にヘルメットを着用していない理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=76)と質問したところ、「付けている人がまだあまりいない」や「暑いから」など43の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・31歳:着けてる人がまだあまりいないから
・36歳:日除けができるヘルメットが開発されるまで待っている
・34歳:暑いから
・38歳:努力義務の範疇であれば出費はしたくない
・38歳:荷物が多くなると買い物も不便。
・37歳:買おうとした時に自転車屋さんでは大人用ヘルメットは売り切れだった
・45歳:自治体の補助が出るのが少し先なので待っているため
自転車利用時に「ヒヤリ」とした経験、「子どもと一緒に転倒」が約4割
「Q5.あなたは、自転車利用時に「ヒヤリ」とした経験がありますか。具体的に教えてください。(複数回答)」(n=100)との質問では、「子どもと一緒に転倒した」が37.0%、「路肩の段差で転倒しそうになった」が28.0%、「車と接触しそうになった」が24.0%、「曲がり角で歩行者と衝突しそうになった」が24.0%という回答結果となりました。
「ヒヤリ」経験者の8割以上が「加害者になってしまう不安感じたことがある」
Q5で「ヒヤリとしたことは一度もない」「わからない/答えられない」以外を回答した人に、「Q6.自転車利用時に「ヒヤリ」とした経験において、自身が加害者になってしまう不安を感じたことがありますか。」(n=75)を聞きました。その結果、「何度もある」が9.3%、「数回程度ある」が72.0%となりました。
自分が加害者になる不安を実感した経験とは?
Q6で「何度もある」「数回程度ある」と回答した人に、「Q7.自転車利用時に加害者になってしまう不安を感じた具体的なエピソードがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=61)と質問しました。その結果、「歩行者とぶつかりそうになる」や「小学生が予測不能に飛び出してきた」など36の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・36歳:歩行者とぶつかりそうになる。
・42歳:雨の日で、ブレーキがいつもよりきかず、前を歩いていた歩行者にぶつかりそうになった。
・34歳:登下校の小学生が予測不能に飛び出したりしてくる。
・39歳:歩行者や他の自転車とぶつかりそうになった。 もし相手にぶつかってケガをさせたり、当たらなくても相手が転んでしまったらと思うと怖かった。
・44歳:出合い頭にぶつかってしまったら、子どもを乗せた電動自転車は重たいので怪我をさせてしまうかもしれない。
・38歳:車の影から人が飛び出してきた。
「ヒヤリ」経験で、9割以上が事故や怪我を「他人事ではない」と実感
「Q8.あなたは、自転車利用時など、日常に潜む「ヒヤリ」とした経験を通して、事故や怪我をどのように感じましたか。」(n=100)と聞いたところ、「他人事ではないと強く感じた」が38.0%、「他人事ではないと感じた」が55.0%という回答結果となりました。
8割以上が「保険への加入は有効」と回答
「Q9.あなたは、誰にでも起こりうる事故や怪我に対して、日頃からの備えとして保険への加入が有効だと思いますか。」(n=100)との質問では、「非常にそう思う」が36.0%、「ややそう思う」が47.0%という結果となりました。
保険加入が有効だと思う理由、「事故や怪我が不測の事態だから」が8割以上
Q9で「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人に、「Q10.誰にでも起こりうる事故や怪我に対して、日頃からの備えとして保険への加入が有効だと思う理由を教えてください。(複数回答)」(n=83)と尋ねました。
結果は、「事故や怪我は予期せぬタイミングで起こるから」が83.1%、「怪我をさせてしまうリスクに備えたいから」が56.6%、「心配事が減らせるから」が37.4%となりました。
調査概要
調査概要:自転車ヘルメットの着用実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2023年8月1日〜同年8月3日
有効回答:幼稚園児/保育園児の子どもの送迎を自転車で行っている、首都圏在住の主婦100名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
コのほけん!編集部 調べ (https://konohoken.com/ )
アンケート調査記事→ https://konohoken.com/article/konohoken-research/reports-bicycle-helmet-202308/
Sasuke Financial Lab
https://konohoken.com/
(マイナビ子育て編集部)