家族旅行で仙台を楽しむ!遊び・グルメのおすすめは?
東北地方最大かつ唯一の政令指定都市、仙台。「杜の都」の愛称でも知られるとおり街には豊かな緑も息づき、自然豊かな都市として人気です。そんな仙台を満喫するなら? 家族旅行におすすめのスポットやイベント、グルメをご紹介します。
仙台で遊ぶなら!ファミリー向けスポット7選
旅行の際、絶対にはずせないのが、その地域ならではのレジャーやアミューズメントですよね。仙台でおすすめのレジャースポットは? 小さなお子様連れの家族旅行にぴったりの、代表的な7つのスポットをご紹介します。
ズーパラダイス八木山
地下鉄「八木山動物公園駅」からすぐの場所にある動物園。仙台駅~八木山公園駅までは所要時間がおよそ12分と、アクセスは抜群です。入園料が大人480円、小・中学生120円、未就学児は無料と安いのも魅力。敷地内にはきりんやぞう、トラ、ライオンなどはもちろん、プレーリードッグやレッサーパンダ、カンガルーなど、子供が喜ぶかわいい動物たちもたくさんおり、のびのびと動き回る動物たちを比較的近くで見ることができます。は虫類館にはさまざまな種類のへびやワニの姿も。時期によってはナイトズージアム(夜の開園)などのイベントを行っているので、チェックしてみてください。
●ズーパラダイス八木山 ホームページ
https://www.city.sendai.jp/zoo/
八木山ベニーランド
ズーパラダイスの真横に位置する遊園地。地下鉄「八木山動物公園駅」から徒歩5分と、こちらも中心街からのアクセスは良好です。ポイントは、小学生未満を対象とした子供向けのファミリー系アトラクションが豊富なこと。小さなお子様連れに特におすすめしたい遊園地です。もちろん、バイキングやジェットコースターなど、大人向けのスリル系アトラクションもそろっていますよ。入園料は、フリーパスなら大人3,700円、子供(3歳~小学生)3,200円です。
●八木山ベニーランド ホームページ
http://www.benyland.com/
仙台うみの杜水族館
仙台駅から仙石線でおよそ18分、中野栄駅から徒歩15分(無料シャトルバスあり)にある水族館です。「復興を象徴する水族館」のコンセプト通り、豊かな三陸の海を再現した大水槽が大きな見どころのひとつとなっています。もうひとつの見どころが、各種パフォーマンスイベント。東北最大級のスタンドで行われるイルカやアシカのショーはもちろん、360度見渡せる大水槽で2万5000尾のマイワシが繰り広げる躍動感あふれる群れの泳ぎ「Sparkling of Life & Music(スパークリング・オブ・ライフ アンド ミュージック)」も見逃せません!ペンギンやオタリア(アシカの仲間)と触れ合えるイベントなども開催されているので、ぜひチェックしてください。
●仙台うみの杜水族館 ホームページ
http://www.uminomori.jp/umino/index.html
仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール
仙台駅東口から徒歩9分に位置する、アンパンマンに特化したアミューズメントです。仙台に来てアンパンマン? と思うかもしれませんが、アンパンマンミュージアムがあるのは仙台・横浜・名古屋・神戸・福岡と、全国で5都市のみ。アンパンマン大好きなお年頃なら、行ってみて損はありません。
ミュージアム内には、わんぱくランド、たんけんランド、ボールパーク、虹のすべりだいなど、わくわくするエリアがいっぱい。ミニステージやショー、アンパンマン関連のグッズやフードも盛りだくさんなので、子供が大喜びすること間違いなしです。おすすめは、開館に合わせて行くこと。開館直前にアンパンマンの仲間たちがお出迎えしてくれますよ。
●仙台アンパンマンこどもミュージアム&モール ホームページ
http://www.sendai-anpanman.jp/
七北田公園
仙台市泉区にある、広大な敷地を持つ総合公園です。人気は、大型のコンビネーション遊具が設置された「わんぱく大地」。楽しさ満点の冒険広場となっています。比較的大きな子供向けの遊具が多いですが、幼児向け遊具もいくつかあり、小さなお子様も楽しめるようになっています。広々とした芝生広場もあるので、食べ物を持ち込んでピクニックを楽しんでもいいですね。大きな噴水や色とりどりの花壇を見ながらゆっくりお散歩するのもおすすめです。
公園の南側を流れる七北田川では、冬には白鳥が見られることも。すぐ近くに三井アウトレットパークがあるので、公園で遊んだ後にショッピングや食事を楽しむこともできます。地下鉄「泉中央駅」から徒歩5分とアクセスも良好なので、手軽に自然を楽しむのにちょうどよい場所です。
●七北田公園 ホームページ
http://www.sendai-park.or.jp/web/info/nanakitakouen/
国営みちのく杜の湖畔公園
釜房湖のほとりに作られた、広大な敷地を誇る東北随一の国営公園です。仙台市から車でおよそ1時間と離れた場所にあり、公共交通機関では行けないためアクセスはあまりよくありませんが、その美しい景観とさまざまなアクテビティで人気のスポットとなっており、観光客も多く訪れています。おすすめは、「わらすこひろば」と「湖畔のひろば」。ボールプール、ジャンピングドーナッツ、巨大ボール、ディスクゴルフなど、子供たちに人気の大型遊具・遊びがそろっています。
特筆すべきは「彩のひろば」の景観。季節ごと、約10万株の花々が咲き誇る様は圧巻の一言です。敷地内にはキャンプ場もあり、フリーテント・オートキャンプ・コテージとさまざまなタイプがあります。家族でキャンプを楽しむのもいいですね。
●国営みちのく杜の湖畔公園 ホームページ
http://www.michinoku-park.info/wp/
スプリングバレー泉高原
スプリングバレー泉高原は、大自然を使ったアトラクションを楽しめる自然の遊園地となっており、夏にはさまざまなスポーツアトラクションやバーベキュー、冬にはスキーやソリなどを楽しむことができます。
グリーンシーズンは「空の冒険王国」と題し、スリル満点のジップラインアドベンチャーや、巨大風船で水上歩行ができるアクアチューブなど、子供から大人まで楽しめる17つのアトラクションがそろっています。この他、ストライダー、ミニボルダリング、アプローチゴルフ、ストラックアウト、トランポリンなど、3歳~小学生向けのスポーツアトラクションもいっぱい。展望リフトで山頂まで空の散歩を楽しんだり、家族みんなで美味しいバーベキューを食べることもできます。
ウィンターシーズンには「雪の冒険王国」としてスキー場がオープンします。スキーはもちろん、ソリ場も広いので、こちらも小さなお子様から大人まで幅広い年齢で楽しむことができます。特に人気なのが、タイヤ状の大きなチューブに乗ってすべるスノーチュービング。子供だけでなく大人にも大人気のアトラクションです。大きなふわふわのすべり台やぶらんこなども設置されているので、スキーウェアで暖かく身を包めば、いつもとは一味違う雪の中の公園に子供たちは大興奮でしょう。授乳やおむつ交換に利用できるベビールームもあるので、赤ちゃん連れでも安心です。
仙台市内から車でおよそ40分。土日祝なら地下鉄泉中央駅から路線バスも運行している(ただし、運行期間あり)ので、比較的アクセスも良好です。
●スプリングバレー泉高原 ホームページ
http://www.springvalley.co.jp/
仙台の文化を楽しむなら
その地域ならではの文化に触れるのも、旅行の醍醐味のひとつと言えます。せっかくならシーズンや日程を合わせて、その土地のお祭りや歴史あるイベントを見るのもいいですね。シーズンごとの代表的なイベントをご紹介します。
青葉まつり
5月の第3土曜日・日曜日の2日間に催される、仙台市3大祭りのひとつです。本まつりは日曜日で、土曜日はその前夜祭となる「宵まつり」が開催されます。この日は街中にお囃子が鳴り響き、およそ4000人によるすずめ踊りが演舞されます。本まつりでは、甲冑姿の武者行列、11基の山鉾巡行(やまぼこじゅんこう)、すずめ踊りの大流しなど、時代絵巻の大パノラマが繰り広げられます。
特筆すべきは、両日で開催される伊達縁(だてえん)。城下町のまつりを再現した縁日です。仙台の都心部に位置する勾当台公園(こうとうだいこうえん)に伝統工芸の職人さんがあつまる職人屋台、お笑いを楽しめる青葉寄席、大学生が営む餅つき、射的、お化け屋敷などの遊戯場など、子供から大人まで楽しめるたくさんの屋台が並びます。さまざまなイベントと人々の熱気に、小さなお子様も喜ぶこと間違いないでしょう。
●仙台青葉祭り ホームページ
http://www.aoba-matsuri.com/
七夕まつり
8月6・7・8日の3日間に行われるまつりで、言わずと知れた東北3大祭りのひとつです。仙台市の中心部にある6つの大きな商店街からなる巨大アーケード街には、豪華絢爛な七夕飾りが祭りの期間中処せましと飾られます。毎年コンクールも開催され、優秀な飾りつけには賞が贈られるため、街中には仕掛け物や電飾などのさまざまな趣向を凝らした七夕飾りが美しさと華やかさを競います。
各種イベントも盛りだくさん。アーケード内外にずらりと並ぶ屋台はもちろん、勾当台公園などのイベント広場ではステージや飾りつけ体験などの各種コーナー、仙台の食をまるごと味わえるフードコートなど、楽しいイベントも満載です。また、まつり前夜の5日には花火大会も開催。およそ16,000発の花火が夏の夜空を彩ります。七夕まつりに赴く際は、ぜひ、前夜の花火から楽しむことをおすすめします。
●仙台七夕まつり ホームページ
https://www.sendaitanabata.com/
みちのくYOSAKOIまつり
よさこいとは、「伝統・創造性の尊重。市民主体の運営。地元民謡を取り入れ、鳴子を持って踊る」をルールとする祭の総称で、仙台でも“高知よさこい祭り”の流れをくむ“みちのくYOSAKOIまつり”を毎年秋に開催しています。「東北はひとつ」を合言葉に、東北で初の“共通の東北おこし祭り”として開催されているため、チーム演舞のみならず出店や写真コンテスト、ボランティアまで、東北各地から参加者が集まります。迫力満点のよさこい踊りと集まった人々の熱気を体感してみませんか。
●みちのくYOSAKOIまつり ホームページ
http://michinoku-yosakoi.net/
SENDAI光のページェント
「冬の仙台を明るくしたい」「杜の都を光の都へ」という想いで1986年に始まった、仙台の冬を明るくする光のイベントです。仙台を象徴する定禅寺通りの並木道いっぱいに灯されるライトは、見るも人の気持ちを明るく、暖かくしてくれます。冬に訪れるならページェントの開催日程と合わせて、ロマンチックな仙台の夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。子供と一緒に見るのもおすすめです。ライトアップされた木々の下を、ぜひ家族で手を取り合って散歩してみてください。
●SENDAI光のページェント ホームページ
http://www.sendaihikape.jp/
仙台の名物料理&お店
旅行においてご当地グルメは絶対にはずせないポイント。仙台は食文化でも有名な街です。次に、仙台名物とおすすめのお店、グルメスポットをご紹介します。
牛タン
仙台と言えば牛タン。中でも、地下鉄勾当台公園駅から3分の位置にある「味太助」本店は、ご当地グルメであるタン焼きとテールスープ発祥の店として知られます。シンプルな塩味の牛タンはいくら食べても飽きが来ず、地元のクチコミでも人気のお店です。
「味の牛タン 喜助」もおすすめ店のひとつ。特に、一番町本店はミシュランガイド宮城2017に掲載された店舗でもあります。旨みを引き出す“しお味”、秘伝のタレに漬け込んだ“タレ味”、仙台みそと白みそをブレンドした“みそ味”の3種類からセレクト可能なのも嬉しいところ。
また、お土産でも人気の「利久」は、東北だけでなく北海道・関東・中部・関西・九州の主要都市にも店を構える言わずと知れた有名店で、牛タンを煮込んだカレーやシチューも人気のメニューとなっています。仙台駅には“牛タン通り”と称された牛タンのお店が並ぶ一角があるので、行き帰りの際にここで手軽に牛タンを楽しむのもいいですね。
●元祖 味太郎 ホームページ
http://www.aji-tasuke.co.jp/
●味の牛タン 喜助 ホームぺージ
https://kisuke.co.jp/
●牛タン炭焼き 利久 ホームページ
https://www.rikyu-gyutan.co.jp/
笹かまぼこ
笹かまぼこも仙台名物のひとつですよね。駅中はもちろん、三越や藤崎などの大型デパート内、アーケード内にもたくさんの店舗があります。お子様連れの家族旅行なら、「鐘崎かまぼこの国 笹かま館」がおすすめ。笹かまミニ工場で製造過程を見学できたり、実際に自分で笹かまぼこを作って焼きたてを食べることもできます。また、「かまぼこクッキング」コーナーでは、鐘崎が提案するかまぼこを使ったさまざまな和・洋・中料理を試食することも。予約は必要なく、手作り体験も30分あればできるので、お子様と一緒に食を楽しむスポットとしておすすめです。
●鐘崎 かまぼこの国 笹かま館 ホームページ
http://www.kanezaki.co.jp/belle_factory/
ずんだ
ずんだとは、枝豆やそら豆をすりつぶしてペースト状にしたもの。これをまぶしたずんだ餅は、仙台ではおなじみの和菓子となっています。最初は緑色のペーストが見慣れないこともあるかもしれませんが、風味豊かな豆とお餅のハーモニーは一度食べたらやみつきになってしまうほど。豆好きな人ならなおさらでしょう。若者にはずんだシェイクも人気です。おすすめは、駅構内の“ずんだ小径”にある菓匠三全の「ずんだ茶寮」。ずんだベースの和菓子はもちろん、抹茶ババロアなどの和風デザートも取り揃っています。コーヒーや煎茶など、お好みのお飲み物と一緒に美味しいひと時を過ごしてみては。
●ずんだ茶寮 ホームページ
http://zundasaryo.com/
ひょうたん揚げ
笹かまぼこの名づけ親ともされるかまぼこの老舗、「阿部蒲鉾店」。ひょうたん揚げは、こちらで販売されるファストフードです。蒸したかまぼこにパンケーキのような衣をつけて揚げた、かまぼこのアメリカンドッグのような食べ物。仙台ならではの食べ歩きグルメとして人気で、販売終了時間の17時前に売り切れてしまうこともしばしば。本店は仙台駅から徒歩10分のクリスロードアーケード内にあるので、できるだけ早めに足を運んでみましょう。
●阿部蒲鉾店 ホームページ「ひょうたん揚げ」
https://www.abekama.co.jp/?p=2164#hyoutan
まとめ
東北を代表する大都市、杜の都仙台。ご当地ならではの文化やグルメだけでなく、小さいお子様と楽しめるアミューズメントや自然のアクテビティも豊富なので、家族旅行にもおすすめの街です。見たいもの、やりたいことに合わせてシーズンを選び、ぜひ一度家族で訪れてみてください。