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2023年11月08日 16:30 更新

実家で終活をしている人は約4割!行っている終活は「不要品の処分・整理」、将来的に持ち家はどうする?

AlbaLinkが運営する「訳あり物件買取ナビ」はこのほど、実家が持ち家の男女500人を対象に「実家の終活」についてアンケート調査を実施しました。

両親がいなくなったあとの実家、どうする?

テレビや雑誌で「終活」が取り上げられることが増え、「終活」という言葉自体を耳にしたことがある人も多いでしょう。終活の中でも悩む人が多いのは、「両親がいなくなったあとの実家をどうするか」。そこで、訳あり物件買取ナビでは今回、「実家の終活に関する意識調査」を実施。そのデータをランキングにしています。

実家で終活をしている人は約4割に

出典: https://albalink.co.jp

実家が持ち家の500人に「実家で終活をしているか」を聞いたところ、「している」と回答した人は37.2%。4割近い人が終活をしていることがわかりました。

テレビ番組や雑誌などのメディアで終活について取り上げることも増えているため、「終活したほうがいいだろう」と動き始めた人も多いのではないでしょうか。

ただ最も多かったのは「していない(46.4%)」です。「実家で終活しているかわからない」という回答も多く、実家の両親が終活をしているか聞けていない人や具体的に動けていない人も多いとわかります。

実家で行っている終活は「不要品の処分・整理」が1位に

出典: https://albalink.co.jp

続いて、実家で終活をしていると回答した186人に、具体的にどのような終活を行っているかを聞きました。

その結果、圧倒的多数の票を集めて1位になったのは「不要品の処分・整理(157人)」でした。2位「保険の確認・見直し(59人)」、3位「老後資金の検討・準備(51人)」、4位「葬儀や墓地の手配(46人)」、5位「医療や介護方針の計画・意思表明(38人)」と続きます。

「不要品の処分・整理」は両親の死後を見据えた作業であると同時に、今の実家を過ごしやすくするための作業でもあるため、取り組みやすい項目です。

両親に対し「お父さんお母さんが死んだ後に実家を片付けるのは大変だから、今から整理しておこうよ」とは言いにくいもの。しかし「物が多くてスペースが狭くなるし、災害のときにも危ないから物を減らしていったらどうかな」となら言いやすいのではないでしょうか。

「保険」「老後資金」「医療・介護方針の意思確認」も、老後をよりよく生きるための「生」を見据えた作業なので、家族から提案しやすいはずです。

両親に終活を促したいけどなかなか言い出せない人は、両親の性格や状況に合わせて、取り組みやすいものから始めてみてはいかがでしょうか。

実家の持ち家は将来的に「売却する」が最多に

出典: https://albalink.co.jp

最後に、実家が持ち家の500人に「実家を将来的にどうするか」を聞きました。その結果、1位は「売却する(129人)」、僅差の2位は「わからない(119人)」、3位は「家族・親族に引き継いでもらう(117人)」でした。

売却して手放す人が1位。しかし全体としては「家族や自分が引き継ぐ」「改装して住む」など、実家を手放さない人のほうが多くなっています。また「わからない」と回答した人も全体の2割強いました。

実家をどのように扱うかは、「築年数や立地」「自分や親族が実家の近くに住んでいるか」などによります。思い入れのある実家であっても「古いし辺鄙な場所にある」「自分の生活拠点は地元にない」などの事情で、実家の扱いを決められず悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

<1位 売却する>
・築年数が古くリフォームなどしても住めないと思うので、売って現金化します(30代 女性)
・兄弟それぞれに持ち家があるので、平等に分けるには売却するのが一番良いと思う(40代 男性)
・自分の家から遠く、田舎の一軒家で庭も広くて、管理が大変(50代 女性)

売却する理由は「管理が大変」「誰も住む予定がない」など。自分がすでにマイホームを購入している場合、田舎の家や古い家をもらっても困ると考える人が多いようですね。

売却して現金化すれば、相続人が複数いる場合に資産を分けやすくなるメリットもあります。

<2位 わからない>
・姉が現在独身で実家に住んでおり、今後結婚するかどうかによって変わると思うから(20代 男性)
・実家は立地が良くないので、売れそうにありません。また兄弟みんな実家を出ているので、今のところどうするかまったく不明です(30代 女性)
・両親が健在で終活もしていないし、兄とも相談していないからです(50代 女性)

「両親が元気なので、先のことは考えられない」「兄弟や親族の状況によって変わるから、なんともいえない」という人も多数。「今はまだ実家の扱いを検討するタイミングではない」というケースですね。

一方、売却したいけど売れそうにないのでどうしたらいいものか……と悩んでいる人もいました。

<3位 家族・親族に引き継いでもらう>
・母が「家と土地は兄にあげる」と言っているから(20代 女性)
・弟の家族が近くに住んでいるから(40代 男性)
・現在、実家には母・妹・弟が住んでいて私は別居しているので、妹か弟が引き継いでくれれば良いと思っています(50代 女性)

実家や実家近くで暮らしている兄弟がいる場合には、「親が亡くなった後も引き続きよろしく」と言いやすいでしょう。

親子間・兄弟間ですでに誰が引き継ぐかの意思確認が終わっているケースもあれば、なんとなく「兄弟が継ぐだろうな」「兄弟が相続してくれたらいいな」と思っているケースも多いようです。いざ相続となったときに揉めないよう、事前にお互いの意思確認をしておきたいですね。

調査概要

調査対象:実家が持ち家の人
調査期間:2023年10月25日〜26日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性358人/男性142人)
回答者の年代:10代 0.6%/20代 13.0%/30代 40.0%/40代 26.8%/50代 16.4%/60代以上 3.2%


AlbaLink
https://albalink.co.jp/
物件買取ナビ
https://albalink.co.jp/realestate/

(マイナビ子育て編集部)

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