【冬の電気代節約方法】3位「暖房の設定温度を下げる」2位「電気代の安い暖房器具を使う」、1位は?
AlbaLinkが運営する「高く売る不動産」は、全国の男女500人を対象に「冬の電気代の節約方法」についてアンケート調査を実施しました。
電気代が最も高くなる季節、6割以上が「冬」と回答
「電気代が最も高くなる季節」を聞いたところ、最も多かったのは「冬」で、全体の6割以上を占めました。冬は暖房器具を使いますし、照明をつけておく時間も長くなるので、電気代が高くなりやすいです。
「がんがんエアコンを使う夏のほうが高いと思ったのに意外」と思う人もいるでしょうか。実は「外気温とエアコンの設定温度」の差が大きくなる冬のほうが、エアコンの電気代は高くなります。
冬に電気代の節約を意識する人は9割以上に!
冬に電気代の節約を意識するかについては「とても意識する」が40.6%、「まあ意識する」が52.8%にのぼり、93.4%の人が「冬の電気代節約」を意識して過ごしていることがわかりました。
例えば一人暮らしをして初めての冬、何も考えずに暖房を使っていて電気代の請求額に驚き、「節約しなくては」と感じた人も多いのではないでしょうか。
また厳冬の年には「電力需要がひっ迫して、大規模停電が起こるかもしれない」として、節電要請が行われることも。呼びかけによって節電を意識し始めた人もいるかもしれませんね。
冬の電気代節約方法1位は「厚着する」
冬にどのような方法で電気代の節約をしているか聞いたところ、1位は「厚着する(220人)」に。2位には「電気代の安い暖房器具を使う(87人)」、3位には「暖房の設定温度を下げる(67人)」がランクインしました。
「厚着する」という人が突出して多く、全体の4割以上でした。厚着をすれば、暖房を使わずに過ごしたり設定温度を下げたりすることができ、電気代を節約できるからでしょう。
暖房が冬の電気代上昇の大きな理由となるため、「厚着」も含めて「暖房に関する工夫」が多くランクインしています。
<1位 厚着する>
・暖房を極力つけずに、着込んだり、布団をかぶったりして工夫しています(20代 男性)
・家に1人のときは、とにかく着込んだりブランケットなどを使ったりしている(30代 女性)
・エアコンは使わず、厚着して乗り切ります(40代 女性)
できるだけ電気を使わず、暖かい服装やひざ掛けなどでしのぐ人も多いようです。最近は高機能でおしゃれな服や靴下、スリッパなどが売られていますので、試してみるのもよさそうですね。
ただ我慢しすぎると体調を崩しかねませんので、厚着しても寒いときは適切に暖房器具を使いましょう。
<2位 電気代の安い暖房器具を使う>
・自宅のエアコンはとても古くて、電気代が余分にかかってしまいます。そのためエアコンは使わずに、小さい暖房機器をつけて過ごしています(20代 女性)
・「エアコンは電気代が高い」といわれているので、冬はできるだけ電気ストーブやこたつで生活するように心がけている(30代 女性)
・エアコンをできるだけ使わずに、電気毛布を使うようにしています。電気毛布のほうが、かかる電気代が安いからです(40代 男性)
エアコンを使わずに別の暖房器具を使うという人が多数。
エアコンの代わりに使っている暖房器具としては、こたつや電気毛布などが寄せられました。「こたつの毛布を厚くする」「こたつの下に厚めのカーペットを敷く」などすると、さらに効率が高まると期待できます。
<3位 暖房の設定温度を下げる>
・エアコンの設定温度を20℃にする(20代 女性)
・エアコンの設定温度はあまり上げない。電気こたつの設定も低めにする。冷蔵庫の設定は弱にする(30代 女性)
「暖房器具の設定温度を上げすぎない」と答えた人が多数。エアコンで部屋を暖める場合、設定温度を1度下げると約5〜10%の節約になるといわれています。
環境省はエアコンの冬設定温度として、20度を推奨しています。20度は寒いと感じるなら、加湿器と併用して体感温度を上げるのもおすすめです。
電気代節約の情報源、「インターネット」が圧倒的多数に!
「電気代節約の情報はどこから仕入れるか」を聞いたところ、「インターネット」と答えた人が66.4%で、圧倒的多数となりました。
インターネットでは国の省庁から個人まで、いろいろな人が節電術を紹介しています。住んでいる地域に合ったものや家族構成に合ったものなど、自宅で取り組みやすい節電方法を選べますね。
冬に電気代が高い原因1位は「暖房を使うから」
最後に、「あなたのご家庭で冬の電気代が高くなる原因は何だと思うか」を複数回答で聞いたところ、1位は「暖房を使うから(416人)」でした。次ぐ2位には「お風呂・給湯をよく使う(44人)」、3位には「照明器具を使う時間が長い(18人)」、4位「調理に電気を使う(17人)」がランクインしました。
冬の電気代が高くなるのには複合的な理由がありますが、やはり最も大きなポイントは「暖房の使い方」と言えそうです。
<1位 暖房を使う>
・暖房などやこたつなどを頻繁に使いすぎていることです(20代 男性)
・暖房をかなり使うこと。部屋数が多いので、各部屋で使うと電気代が増加します(30代 女性)
・寒冷地に住んでいるので、暖房費が主な原因となります(40代 男性)
とくに家族が多く、各部屋で暖房を使う場合は電気代が高くなります。また自分は厚着をして低めの設定温度で我慢できる場合でも、ペットや赤ちゃん、高齢者がいると暖房を使わざるを得ませんよね。
「夫が暖房をつけっぱなしにする」など、家族が暖房を使いすぎることに不満を抱いている人もいました。
<2位 お風呂・給湯をよく使う>
・お風呂の温度を夏よりも上げてしまう。冬だけお風呂の追い焚きをしてしまう(20代 女性)
・お風呂やお湯を沸かす頻度が夏よりも多い気がする(30代 男性)
・冬以外はシャワーですが、冬は浴槽にお湯をためるので、湯沸かしの電気代が増えます(40代 女性)
「冬はお風呂のお湯が冷めやすく、追い炊きの回数が多くなる」「寒いので設定温度を高くする」などの回答が寄せられています。
「夏はシャワーのみだが冬は浴槽に浸かるので、電気代が高くなる」という人もいましたが、実は冬にシャワーのみで過ごす人も、夏より電気代が高くなっているかもしれません。冬は寒いため、浴槽に浸からない場合にシャワーを出しっぱなしにすることが多いからですね。
<3位 照明器具を使う時間が長くなる>
・あまり日当たりのよくない部屋に住んでいます。他の季節に比べて日照時間が少なく、部屋の照明をつけている時間が長いのが原因だと思います(20代 女性)
・日照時間が少ないので、電気をつける時間が長くなること(30代 男性)
冬は日照時間が短いため、照明を使う時間が増えます。「早朝」や「夕方早め」のように夏なら明るい時間帯でも、冬だと照明を使わずには過ごせないこともありますよね。
初期費用はかかりますが、照明をLEDに交換するなどして節電する方法もあります。
調査概要
調査対象:全国の男女
調査期間:2023年10月29日〜31日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:500人(女性330/男性170人)
回答者の年代:10代 0.6%/20代 16.8%/30代 39.0%/40代 26.4%/50代 14.0%/60代以上 3.2%
AlbaLink
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(マイナビ子育て編集部)