
子育て映画は育児中のママの味方!おすすめ映画ランキング
あなたは、子育て中のストレスを発散する手段を持っていますか? 外出もままならず、ストレスをためている方には、お家でできる映画鑑賞がおすすめ!子育てをテーマにした子育て映画は、育児中のママを元気にしてくれます。今回は、リフレッシュにおすすめの映画を13本、ジャンル別にご紹介します。
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育児に疲れたときこそ映画を観よう!


子育てのテクニックを盗める!
育児疲れに子育て映画をおすすめするのは、映画の中から子育てのテクニックを盗めるから。自分と同じ子育て中の主人公が、どんな風に子供と過ごしているか、じっくり観察してみましょう。自分のやり方とは違って「いいな」と感じるところや、「真似してみたいな」と思うところが見つかるかもしれません。
気分をリフレッシュできる!
1本の映画は、約2時間。子供がお昼寝している間や夜寝た後、パパとの外出の間に、なんとか観られる長さです。特に準備する必要もなく、短い時間で気分をリフレッシュできるのが、映画鑑賞のメリット。コミカルなシーンで大笑いしたり、悲しいシーンで涙を流したり、気持ちを発散させるとスッキリしますよ。育児映画は共感のツボが多いので、より映画に没頭できるでしょう。
孤独感が和らぐ!
育児映画を観ると、「こんなにつらいのは私だけ……」そんな孤独感が和らぎます。登場人物は、育児に悩み、奮闘し、それでも前向きに生きる普通の人々。きっと「私だけじゃないんだ」と気付く瞬間があるはず。キラキラに輝いて見える周囲のママたちも、もしかしたら同じような悩みを抱えているのかもしれませんよ。
育児をテーマにした映画おすすめランキング~洋画編


I am Sam(アイアムサム)
自閉症と知的障害のある主人公サムが、7歳の愛娘ルーシーと引き離されることになり、養育権を求めて敏腕女性弁護士リタを雇います。サムは必死で娘を取り戻そうと奮闘します。サムとルーシーお互いへの愛情もさることながら、同じ7歳の息子を持つリタの姿に心を動かされます。彼女が母親としての悩みや葛藤を吐露するシーンでは思わず涙が。子育ては、もっとまわりに頼っていいんだ、と気付かせてくれる作品です。

クレイマー、クレイマー
家事と育児をすべて任せていた妻が自立を求めて出奔し、テッドは5歳の息子の面倒をすべて見なければならなくなります。やがてテッドは職を失い、最愛の息子の養育権を裁判で争うことに。1979年のアカデミー賞受賞作品。共働きが増えたとはいえ、家事育児は妻まかせという家庭も多いのでは?奥さんの気持ちも理解できますね。孤軍奮闘するテッドの姿にだんだんと育児仲間としての共感が芽生えてきます。フレンチトーストのシーンが印象的な名作。

メイジーの瞳
離婚した身勝手なパパとママに振り回される6歳のメイジー。大人の都合であちこちたらいまわしにされ、どこか不安定な生活が続きます。でも、パパとママそれぞれの再婚相手がメイジーをかわいがってくれ、最後は穏やかなラストに。言葉少ないメイジーの大きな瞳が印象的。子供目線で進む物語です。子供と向き合うとはどういうことなのか、考えさせられます。映像も美しく、心癒されます。

赤ちゃんはトップレディがお好き
ニューヨークで働くバリバリのキャリアウーマンが、13ヶ月の赤ちゃんを遺産として相続しました。子育てのせいで恋人を失い、仕事もなくした主人公は心機一転、田舎に移住することにしますが、そこでも苦境の連続。でも、最後は人生の大逆転が? とにかくパワフルな主人公の姿に圧倒的されて、元気が湧いてきます。子育てしていても、どんな場所でも自分は輝ける! という気持ちに。たくさん笑って、勇気づけられる映画です。
育児をテーマにした映画おすすめランキング~邦画編


そして父になる
赤ちゃん取り違え事件が発覚し、対峙するふたつの家族。エリートサラリーマンは、自分の血を選び、7歳の息子を交換することにします。親子のつながりとは何か? 深く問いかける作品。
注目してほしいのはそれぞれの家庭のお母さん。女性だって、子供を産んだら自動的に母になるわけではないんですよね。「その気持ちわかる!」と圧倒的な共感に包まれます。そして子供は健気でかわいい。ラストシーン、きっと心があたたかくなるでしょう。

おおかみこどもの雨と雪
おおかみおとこと恋をして、おおかみこどもの雨と雪を産んだ花。伸びやかなアニメーションで、花の子育てと、ふたりの子供が成長していく姿を描いています。子供を想う母の気持ちと、自分の道を選び取って自立していく子供たち。観終わったあと、いずれ訪れる親離れ、子離れの時期について考えずにはいられません。孤独な子育てをしていた花が、だんだんと心を開いていく様子も見どころ。きっとあなたにも助けてくれる誰かがいるはずです。

きみはいい子
ママ友とのつきあいに神経を使いながら、娘を虐待している母親。老いが進む老婦人。学級崩壊寸前のクラスを担任する新人男性教師。それぞれが少しずつつながりながら、子育てをテーマに描かれる群像劇。リアルな現実が描かれ、序盤は正直気が重くなる作品です。でも、徐々に映画のトーンが変わってきます。子育てがつらい、寂しい、と孤独感に打ちのめされたときに、ぜひ観てほしい!観終わったあと、誰かにギュッとして「きみはいい子」と言ってあげたくなります。

毎日かあさん
人気漫画が原作。元戦場カメラマンでアル中の夫、カモシダと、6歳の息子、4歳の娘との生活を描いています。怒ったり、笑ったり、泣いたり、母さんの感情表現は激しくて、パワフル。ママたちも共感できるポイントがたくさんあります。断酒に成功した夫は癌になるという決してハッピーとは言えない展開ですが、それでも、ガハハと笑えるサイバラかあさんが強すぎて泣けます。

うさぎドロップ
祖父の死後、まだ幼い隠し子リンが見つかって、親戚中は渋い顔。独身男のダイキチが見るに見かねて6歳のリンを引き取って育てることになります。27歳にして突然パパになったダイキチの悪戦苦闘っぷりに同情しつつ、「ほらね、子育てって大変でしょ?」と言いたい気持ちになります。子育てのために我慢しなくてはいけないこともあるけれど、それでも子供と一緒にいたいと思える映画です。

自閉症・知的障害児の育児をテーマにした映画


星の国から孫二人~「自閉症」児の贈りもの~
作家 門野晴子さんの実体験を原作にした作品。「親の育て方が悪い」などという偏見にさらされ、周囲の理解が進まない自閉症の子供たちと暮らす家族に焦点をあてています。映画を観て思うのは、どんな子供にもありのままの姿を認めてもらう権利があるということ。自閉症児に限らず、それぞれの子供の発達をゆっくり見守ることが大事なんだと気づかされます。子育てのヒントが詰まった良作。
●企画制作パオ有限会社ホームページ
http://www.pao-jp.com/hoshinokuni.html
ちづる
監督が、自閉症と知的障害を持った自身の妹と母親の姿を撮ったドキュメンタリーです。もともとは大学の卒業制作として、ふたりの1年間を記録し制作した作品だったのですが、作品が評価され、周囲の後押しもあり、劇場公開されました。実の兄が撮った映像ということで、妹の表情は自然で和やか。ぜひ家族で観てもらいたい映画です。

ギルバート・グレイプ
自閉症で知的障害のある弟アーニー、過食症の母、ふたりの姉妹の世話に縛られて、苦しむ青年の成長物語。「なぜ僕だけが?」と将来に光を見いだせないギルバートの心情に寄り添うと涙がこぼれます。同時に、やっかいな弟と家族たちを心から愛する彼の純粋な気持ちに感動。必ず理解者は現れるし、トンネルは抜けられると勇気をもらえる映画です。

くちづけ
現実に起こったある事件をもとに、劇作された作品を映画化した作品です。知的障害のある娘マコと、その父いっぽん、自立生活を援助するグループホームの人々の心温まる生活を描いています。しかし、映画の最後には現実の厳しさを突き付けられる衝撃の事件が。映画を観て、ただただ元気になりたいという人には不向きかも。この映画を観て、知的障害者の自立援助を行う事業所は全国にあるということ、家族の想いを多くの人に知ってもらいたいです。

まとめ
笑顔になれる作品から、ちょっとディープな作品まで、13本の子育て映画をご紹介しました。それぞれDVDやブルーレイ、配信サービスなどで観ることができます。子育てに疲れたら、気になる1本をチェックしてみてください。観終わったあと、子供と暮らすのって面白いな、と少しでも感じられたら、子育てが少し楽になるかもしれません。