ティモンディが小学生と新しいスポーツテストに挑戦! 「運動が苦手だった」と高岸宏行さんが子ども時代の秘話を明かす
全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)は12月4日、江東区第四大島小学校に通う小学6年生約70人を対象に、子どもが楽しみながら運動に興味を持つきっかけづくりを目的としたイベント「好きがみつかるスポーツテスト」を開催。ゲストにお笑いコンビ・ティモンディの高岸宏行さん、前田裕太さんが登壇し、子どもたちと汗を流しました。
ティモンディ・高岸さんの意外な子ども時代
今回開催された「好きがみつかるスポーツテスト」は、運動が「できた・できない」「誰かと比べての優劣」ではなく、「楽しめたか?」「夢中になれたか?」をAIで計測し、参加者が好きになれる可能性の高いスポーツを見つける、新しい観点のスポーツテストです。
東京都にある江東区立第四大島小学校の体育館に集まったのは、6年生の児童70名。先生とMCが企画趣旨を説明したあと、ゲストであるティモンディの名前が呼ばれると、子どもたちの熱気は早くも最高潮!
ティモンディといえば、2人とも高校野球の強豪校である済美高校野球部の出身。前田さんは2年生から控え投手兼野手としてベンチ入りし、筋力測定は全国トップクラスを記録した経験があります。同じく高岸さんは、済美高校の投手として147km/hの記録を持ち、最近ではプロ野球の独立リーグ、栃木ゴールデンブレーブスに入団したことも話題になりました。
MCから野球を始めたきっかけについて聞かれると、前田さんは「僕たち2人とも、小学校3年生くらいから野球を始めました。僕は(加入した)野球チームの人数が少なくて。たまたま始めたら、周りが褒めてくれたからという感じです。続けていったら楽しくて」と野球との出合いを語りました。
一方、友だちに誘われて野球チームに入ったという高岸さんは、「みなさんと同じような学年のときは走るのが好きなほうだったんですけど、僕は運動が得意じゃなくて。最初はキャッチボールも取れなかったんです。今でも蹴る動作は苦手で、リフティングは2~3回しかできません」と意外な事実を告白。
「野球を始めたころは周りの友だちよりも下手で、野球が嫌いになるくらいの時期もありました。でもひとりで壁当ての練習をしていたら、跳んでくるボールが3球、4球と取れるようになって。ボールを投げられる距離も10m、15m、20mとなっていったんです。そこからどんどん楽しくなっていきました」(高岸さん)
この高岸さんの体験談に対し、MCが「野球を始めたてのころは苦手だったのに、辞めずに続けたんですか?」と質問すると、高岸さんは「家族や親戚とキャッチボールをすると、『さっきはボールが取れなかったのに、今は取れたじゃない!』とひとつ一つのプレーを褒めてくれたんです。そうやってみんなで楽しく野球をできたことが、(続けられた理由として)大きかったのかもしれないですね」と、秘訣を明かしました。
子どもたちのにぎやかな声があちこちから!
ティモンディのトークが終わると、いよいよ子どもたちはスポーツテストに挑戦です。競技は全部で7種類。その一部をご紹介します。
競技に参加すると、ステップ力、バランス力、ジャンプ力といった運動に必要な能力を計測し、自分はどんな動きが得意なのかを分析してくれます。
さらに、AIを用いて競技中にどんな動きを楽しんでいたのかを計測するのが、このスポーツテストのユニークなところ。
この「好きな動き」と「得意とする能力」の計測結果をもとに、最終的に一人ひとりが特に好きになれる可能性が高いスポーツをランキング形式で提案してくれるというシステムです。自分では気づかなかった「好きのタネ」を見つけることができるかもしれません。
子どもたちと一緒に、ティモンディもスポーツテスト「どたばたアルティメット」に挑戦。この競技では、「ステップ力」と「投げる動きの楽しさ」を計測します。
最初は高岸さんから。高岸さんがスタンバイしていると、子どもたちから「やればできる!」とティモンディおなじみのフレーズで声援を送られるシーンも。
高岸さんは全速力で足踏みをし、「それーー!」と咆哮しながら力強くフリスビーを投げましたが、惜しくもフリスビーは的であるフープに当たって落下。ステップの回数は46回という結果になりました。スタッフによると、これはなかなか多い回数だそうです。
競技を終えた高岸さんは、「発散できて楽しかった! 本気を出すと気持ちいい! みんなも自分を超えていってください!」と子どもたちに声をかけると、子どもたちからは「はい!」と元気な声で返事が戻ってきました。
続いて挑戦したのは前田さん。
高速ステップを踏んだあと、前田さんが投げたフリスビーは見事輪の中を通過! 計測結果を待っている間、前田さんは「どうだーい!」と自信満々の表情です。
その結果、「ステップ回数98回」と驚異的な数字をたたき出し、子どもたちからは「おぉーーー!」と驚きの声が挙がりました。この結果を聞いた高岸さんは、「前田は高校時代、競輪の学校からスカウトが来ていたんです。見てください、この太もも! この太ももが前田本体なんです!」と子どもたちの笑いを誘いました。
見学していた児童も一緒になって白熱していたようで、競技を始める前から「なんか熱い!」と汗をぬぐうしぐさをする子も。それを見た高岸さんは、「熱くいこうぜ! 心の火を燃やしていこうぜ!」と子どもたちの高まった気持ちに拍車をかけて盛り上げていました。
そのほかの競技に参加している子どもたちも、どれも楽しそうな表情の子ばかり。体育館のところどころで拍手や歓声が挙がっていました。
まとめ
すべての競技体験が終わったあと、ティモンディと子どもたちは集合写真の撮影へ。オープニングではティモンディに会えてうれしい反面、緊張していた様子の子どもたちでしたが、最終的にはすっかり打ち解けた様子で、高岸さんの「やればー?」の掛け声に「できるー!」と大きな声で返し、渾身のガッツポーズ!
その笑顔と大きな掛け声から、運動が「できる・できない」という従来のスポーツの指標ではなく、子どもたちが友だちと夢中になって身体を動かしたこと、そしてティモンディとの交流を存分に楽しんだ様子が感じ取れるイベントとなりました。
全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)
ティモンディの地域貢献REPORT
http://social.ja-kyosai.or.jp/report-timon-d/
(マイナビ子育て編集部)