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2024年01月04日 10:11 更新

豚の角煮とサバの味噌煮のレシピ公開『季節を味わう はじめての和食』発行記念

はじめて日本料理を学ぶ方へ向けて、和食の知識と技術を基本から丁寧に解説する一冊です。本書に収録している「豚の角煮」と「サバの味噌煮」のレシピをご紹介するので、ぜひこの機会に作ってみてください。

豚の角煮

豚の角煮

ずっしりとしているのに箸で切れるほどやわらかく、食べると驚くほどあっさり。手間と時間をかけるかいのある、上品な出来栄えに頬がゆるみます。丁寧にくさみと脂を落とすこと、寝かして味を染みこませることがポイントです。

<材料>(つくりやすい分量)
豚バラブロック肉…1㎏
米ぬか…2カップ
生姜…30g
卵…4個
和からし…適量
〈煮汁〉
水…1,200ml
いも焼酎…100ml
濃口醤油…65ml
黒砂糖…15g
砂糖…30g

<作り方>

①肉は、100gずつに切る。
①肉は、100gずつに切る。
②1をフライパンで両面に焼き色がつくまでよく焼く。途中で余分な脂をキッチンペーパーでふき取る。
②1をフライパンで両面に焼き色がつくまでよく焼く。途中で余分な脂をキッチンペーパーでふき取る。
③鍋に2とたっぷりの水(分量外)、米ぬかを入れ、落し蓋をして1時間下茹でする。
③鍋に2とたっぷりの水(分量外)、米ぬかを入れ、落し蓋をして1時間下茹でする。
④豚肉をザルにあげ、流水で米ぬかをよく洗い流す。
④豚肉をザルにあげ、流水で米ぬかをよく洗い流す。
⑤軽く洗った鍋に豚肉を戻して水を入れ、沸騰するまで加熱する。
⑤軽く洗った鍋に豚肉を戻して水を入れ、沸騰するまで加熱する。
⑥蒸し器に水(分量外)を入れて沸騰させ、豚肉を入れて1時間蒸す。
⑥蒸し器に水(分量外)を入れて沸騰させ、豚肉を入れて1時間蒸す。
⑦生姜を皮ごと薄切りにして、包丁の刃元で軽くたたく。
⑦生姜を皮ごと薄切りにして、包丁の刃元で軽くたたく。
⑧鍋に豚肉、煮汁の材料(いも焼酎は半量残す)、生姜を入れて火にかける。
⑧鍋に豚肉、煮汁の材料(いも焼酎は半量残す)、生姜を入れて火にかける。
⑨煮汁の量が半分くらいになったら、茹でて殻をむいた卵を加えてさらに煮る。
⑨煮汁の量が半分くらいになったら、茹でて殻をむいた卵を加えてさらに煮る。
⑩煮汁の泡が大きくなるまで煮詰めたら、残りのいも焼酎を加えてひと煮立ちさせる。火を止めて、常温で1日寝かせる(夏場は粗熱が取れたら冷蔵庫で保存する)。
⑩煮汁の泡が大きくなるまで煮詰めたら、残りのいも焼酎を加えてひと煮立ちさせる。
 火を止めて、常温で1日寝かせる(夏場は粗熱が取れたら冷蔵庫で保存する)。
⑪器に豚肉と半分に切った卵を盛りつけて煮汁をかけ、和からしを添える。
⑪器に豚肉と半分に切った卵を盛りつけて煮汁をかけ、和からしを添える。

サバの味噌煮

サバの味噌煮

ふっくらとしたサバと甘辛い味噌で、ごはんが進む定番のおかず。
シンプルだからこそ、うまみを引き出す丁寧な調理が重要です。
サバのくさみを取ること、2種類の切り方をした生姜を使い分けることがポイントです。

<材料>(2人分)
サバの切り身…2切れ
れんこん…1㎝
オクラ…2本
生姜…30g
〈煮汁〉
A |水…200ml
 |酒…100ml
 |砂糖…30g
 |麦味噌…40g
 |米味噌…30g
濃口醤油…少々
みりん…少々

<作り方>

①サバの皮目に十字に飾り包丁を入れる。
①サバの皮目に十字に飾り包丁を入れる。
②バットに並べ、両面に少し多めの塩(分量外)を振って15分ほど置く。
②バットに並べ、両面に少し多めの塩(分量外)を振って15分ほど置く。
③サバを水でサッと洗い、酢大さじ1(分量外)を入れた80℃のお湯に通す。冷水に取って水気をふき取る。
③サバを水でサッと洗い、酢大さじ1(分量外)を入れた80℃のお湯に通す。冷水に取って水気をふき取る。
④れんこんは1㎝幅の輪切りにして皮をむく。熱湯で10秒ほど茹でてザルにあげる。粗熱が取れたら半分に切る。
④れんこんは1㎝幅の輪切りにして皮をむく。熱湯で10秒ほど茹でてザルにあげる。粗熱が取れたら半分に切る。
⑤オクラは表面を塩でこすって産毛をやわらかくする。熱湯で10秒ほど茹でてザルにあげて斜め半分に切る。
⑤オクラは表面を塩でこすって産毛をやわらかくする。熱湯で10秒ほど茹でてザルにあげて斜め半分に切る。
⑥生姜の分量の半分は皮をむき、あられ切りにする。残りは皮つきのまま薄切りにして、包丁の刃元で軽くたたく。
⑥生姜の分量の半分は皮をむき、あられ切りにする。残りは皮つきのまま薄切りにして、包丁の刃元で軽くたたく。
⑦別の鍋にAと薄切りの生姜を入れて火にかける。煮汁が沸いたらサバを入れて落し蓋をする。
⑦別の鍋にAと薄切りの生姜を入れて火にかける。煮汁が沸いたらサバを入れて落し蓋をする。
⑧煮汁が1/3程度になるまで強火で煮詰める。味見をしながら、濃口醤油とみりんで味をととのえる。
⑧煮汁が1/3程度になるまで強火で煮詰める。味見をしながら、濃口醤油とみりんで味をととのえる。
⑨器にサバ、れんこん、オクラを盛りつけ、あられ切りの生姜を散らす。
⑨器にサバ、れんこん、オクラを盛りつけ、あられ切りの生姜を散らす。
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書籍紹介

『季節を味わう はじめての和食』
『季節を味わう はじめての和食』
一二三庵 著
定価:1,793円(本体1,630円+税10%)
発売中 判型:B5判/フルカラー ページ数:144ページ
[電子版ならすぐ読めます](https://book.mynavi.jp/kurashi/books/detail/id=141648)

初心者でも大丈夫!基本から分かりやすく解説
はじめて日本料理を学ぶ方へ向けて、和食の知識と技術を基本から丁寧に解説します。
日々の食卓に取り入れていただきたい一二三庵の人気レシピと、節目のおもてなしでふるまいたい献立も紹介しています。

日本料理と聞くと、堅苦しさや難しい印象を持つ方もいるのではないでしょうか?
大丈夫です。決して特別なことではなく、先人が日々を健康に生きるために積み重ねてきたこと。
基本を学べば、どんな食材もおいしく調理できるようになります。

カツオ節と昆布から丁寧にとった出汁さえあれば、旬のお野菜とお肉をサッと炊くだけでおいしい煮物に。
脂ののったお魚は、塩を振って焼くだけで笑顔があふれるごちそうになります。
日常(ケの日)の料理は肩の力を抜いて、シンプルな調理方法で心が満たされるのが一番です。

季節の行事(ハレの日)には、家で家族を祝ったり、お客様をお招きしたりする場面もあるでしょう。
そんなときに思い出したいのが、行事にこめられた祈りと感謝の気持ちです。
かつての日本と今では環境も暮らしも大きく変化していますが、季節の味覚を楽しみ、人を思いやる気持ちの大切さは変わりません。
料理のレシピだけでなく、日本の主な年中行事についても解説します。

料理をもっと楽しむための、器の選び方や、美しい盛りつけのコツなども紹介します。

日本料理を学ぶことは、日本の文化を知ること。
旬の食材としつらいから季節の巡りを感じ、人生の節目を大切な人と祝うことで、日々の暮らしがより豊かになります。

<本書の目次>
【1章】はじめに知りたい和食の基本
基本の道具/基本の調味料/計量と火加減
和食で大切な4つの“五”/献立の考え方
ごはんの炊き方/出汁のひき方/野菜の切り方

【2章】何度も作りたい魚と肉の主菜
サバの味噌煮/ホタテの木の芽味噌焼き/ブリの照り焼き
豚の角煮/一二三庵の肉じゃが/牛肉の桜味噌煮こみ/和風ローストビーフ


【3章】いつでもおいしい野菜の副菜
小松菜とえのきのおひたし/白和え/豆乳茶碗蒸し
とうもろこしの出汁巻き卵/ナスとかぼちゃの揚げびたし


【4章】心が安らぐあたたかい汁物
わかめと豆腐の味噌汁
粕汁/豚肉のみぞれ汁/かき玉とオクラのお吸い物
カブのとろーりすり流し/アボカドときゅうりの椀

【5章】年中行事を食卓で楽しむ四季のおもてなし献立
日本の主な年中行事/料理を彩る器の選び方/美しい盛りつけのコツ
〈春〉 花見、〈夏〉 七夕、〈秋〉 月見、〈冬〉 正月

<著者プロフィール>
一二三庵 粟飯原 崇光 (あいはら たかみつ)
一二三庵店主。神戸出身。
大阪、東京の日本料理店で修業後、独立。2001年、日本料理店「日本料理 一二三庵」を開店。
『ミシュランガイド東京』にて4年連続二つ星、『ミシュランガイド東京・横浜』にて2年連続一つ星を獲得。
現在は「一二三庵 日本料理さろん」で季節の食を伝え、「日本料理教室」では初心者からプロまで幅広い受講生に日本料理を指導。

一二三庵 近藤 陽子 (こんどう ようこ)
一二三庵女将、和食のマナー講師、年中行事研究家。
幼少から日本の食と年中行事の大切さを家庭で学ぶ。航空会社勤務後、日本料理、食卓作法などを国内で学び渡英。
帰国後、日本料理店「日本料理 一二三庵」の女将としてお客様の接遇を担当。
日本の料理と文化を伝える「一二三庵 日本料理さろん」主宰。和食のマナー、年中行事、季節の室礼、おもてなしの講義を受け持つ。

Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4839983674/

楽天
https://books.rakuten.co.jp/rb/17685518/

マイナビブックス
https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=141646

電子版なら今すぐ読めます
https://book.mynavi.jp/kurashi/books/detail/id=141648

(マイナビ子育て)

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