わが家のインテリアにも春の装いを♪100均【セリア】で揃えた材料で「春色トピアリー作り」

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

寒かった冬が終わり、暖かい陽気に合わせて家も明るい雰囲気に変えたくなってきますよね。

春らしい色といえば、ピンクやイエローなどの花を感じさせるパステルカラーや、新緑の淡いグリーンなど、やわらかい華やかさで気持ちをUPさせてくれる色が多いですよね。これらの色の物をインテリアとしてちょっと飾るだけで、パッと明るくなります。

今回は、セリアで見つけた春色素材を使って、おうちで飾れるトピアリーを作ってみました。色合いや小物使いはお好みでアレンジしてみてください。

「トピアリー」とは、植物をワイヤーで形を整えたり、カットしたりして人工的に立体的につくった造形物のこと。海外のお城の庭や迷路になっている庭園、動物や文字、キャラクターの形に整えられた植栽もトピアリーです。日本でも、菊人形がフラワートピアリーとして有名です。

そのフラワートピアリーでよく見かけるのが、丸い球体のツリー型。木の上に丸いポンポンのように花が集まっている姿は、まさに春にぴったり！ さらに足元には鳥の巣やうさぎを飾って、春のガーデン風にアレンジします。

今回使用した材料はほぼセリアで調達し、家にあったものを足して仕上げています。全く同じものでなくても、似たような質感や形状であれば大丈夫！

■グリーンボール
丸い球体になっているフェイクのグリーン。

■モスマット
フェイクの苔のマット状になったもの。

■小枝
白いものとナチュラルカラーの茶色のがありますが、今回は茶色いものを使用。庭や公園で集めた小枝でもOK。

■ブリキの植木鉢（鉢カバーも可）
さまざまサイズや形状のものがあります。ブリキのものでなくても、陶器やテラコッタ、木製のものなどお好みで。

■ミニチュアオブジェ
うさぎ、きのこ、ランタンを使用。

■フラワー＆グリーン
トピアリーやガーデンに使うのは小ぶりな花。隙間を埋められるような小花も必須。春色のものを選んでください。

■グルー
各パーツはグルーガンで接着。グルーをけっこう使うので5～6本は用意しておくと安心。

■うずらの卵
鳥の巣に置く卵。本物をそのまま使うので手軽。割れる心配はあるので、粘土などで自作しても◎

■つやだしニス
あればで大丈夫。うずらの卵の強化とつやだしに。

■フローラルフォーム
フラワーアレンジメントで使用される花を生けるためのスポンジ。ドライ用のものがあればいうことなし。普通の給水スポンジでも可。

■アクリル絵の具
金と黒使用。

■リボン
春らしい色ならばOK。

■長い枝
トピアリーの支柱。

【使う道具】
ハサミ、カッター、グルーガン、筆、絵の具パレット、爪楊枝

まずやっておくことは、うずらの卵の下準備。縦向きにしたときに下になる部分の殻を少し剥がして、穴から爪楊枝を挿して卵の中身をほぐしてから出します。その後は水に沈めて洗い、よく水を切って乾かしましょう。

乾いたら、つやだしニスを塗って乾燥。ニスを塗ったほうが模様はきれいに見えますが、乾くと模様ごと剥がれてきたりすることもあるので、こちらはお好みで。絵の具やアイシングカラーで色づけしても◎

うさぎのオブジェは真っ白も可愛いのですが……ちょっと浮きそうなので、色を調整。

アクリル絵の具の金に少しだけ黒を混ぜて、落ち着いた色だけどキラッとした色に。凹凸が際立つよう、表面に軽く色を乗せる程度で塗ります。色は均一にはせず、ムラがあるほうがナチュラル感が出ます。

目と鼻は黒を塗ってからティッシュでこすると、うっすら色がついていい感じに。

うずらの卵とうさぎの準備ができたら、乾かしている間に土台作り。土台のフローラルフォームはドライ用が最適ですが、今回は家にあった給水スポンジで代用。それもなかったら、粘土や発泡スチロールを使ってもOK。

植木鉢にフローラルフォームを詰め、この上にモスマットを被せていきます。

ただ、かなり厚みがあるマットだったので、筆者はマットの半分の厚み程度を剥がし、それをまずはフローラルフォームに被せました。これはやわらかいので、隅までしっかり押し込みます。

その後、残っている苔のほうを上に乗せて、植木鉢からはみ出る部分をはさみでカットしました。大きなサイズの鉢カバーを使う場合は、モスマットを2枚使用してみてください。

苔部分はそのまま見えるので、切り落としたものを使って隙間もしっかり埋めるようにし、グルーガンで接着します。上にデコレーションしていくので、多少継ぎ目が見えてもそんなに気にしなくて大丈夫。

苔で表面をカバーできたら、トピアリーの支柱となる長い枝を挿していきます。今回はガーデン風に仕上げるため、そのスペースも考えて枝は中心ではなく右よりのやや後ろに。

カッターで苔に切り込みを入れ、枝の先にはグルーをつけてから挿し込みましょう。グラつくようなら、根元部分をグルーで補強します。

トピアリー用の支柱を右寄りにすることで空いた左スペース。ここに鳥の巣を作っていきます。使うのはセリアの小枝。グルーガンで接着しながら巣の形に組み上げていきます。

作るコツは、太めの枝でまずはザックリと組み上げ、あとで隙間に細めの枝を差し込んで形を整える方法。太い枝と細い枝がランダムに入って自然な仕上がりになりますよ。

うずらの卵が2～3個入れられるサイズにすると◎。組み上げるときに広くゆったりした穴を作るよう意識してみてください。小さすぎて卵が入らない、失敗かも……と思っても焦らないで。グルーで接着しても意外と剥がせるので、やり直してみてください。

通常フラワートピアリーを作る場合は、フローラルフォームを球体にカットして、そこに花を挿して仕上げていきます。セリアにも土台になる球体の発泡スチロールが販売されているのですが、真っ白の土台をきれいに隠すために下処理や大量の花が必要になってきそう……。

今回はより手軽で失敗なく作れるよう、フェイクのグリーンボールをチョイス。こんなものが100円であるんですから、便利ですよね。

このまま枝に通すと突き抜けてしまう可能性があるので、割れ目からティッシュを詰めて突き抜け防止対策。トピアリー用の支柱にグルーをつけて、このグリーンボールを挿しこみます。様子を見て、さらにグルーガンで補強。

お花は短めにカットしてから、グルーガンを使って接着していきます。大きめの花から挿し、隙間を細かい花で整えていくとバランスよく仕上がります。グリーンボールも多少形にゆがみがあると思いますが、この形に添わせて花を埋めていけばいいので、フラワーフォームを使って作るよりも簡単に球体を作ることができます。

あとは、春色のリボンを蝶々結びにしたらトピアリーは完成。

最後の仕上げは、苔の上のデコレーション。春のガーデンをイメージして、うさぎや小花、葉っぱをグルーガンで接着します。うずらの卵は、穴に小花を挿してもかわいい♪

アンティークな雰囲気を出してくれるミニチュアのランタンも、グルーガンで接着します。ガーデン風に見せるため、苔の部分は余白を作ってある程度苔が見えるようにすると◎。小花を挿すと、苔というより芝のように見えますね。

余った小枝でミニミニ鳥の巣を作ってもかわいいです。エッグスタンドにもなるので、トピアリーと一緒に飾ってみて。

簡単にココナッツファイバーで巣を作って、うずらの卵を飾ってもOK。このココナッツファイバーもセリアで販売していたもの。

桜の花だけで作ったり、もっとビビッドな色合いで作ってみてもイイですよね。

春が過ぎたら、葉物だけで作っても爽やか。我が家ではパステルカラーのイースターエッグと一緒に飾っています♪

今回は、ガーデン風デコレーションのフラワー＆グリーンのトピアリーを作ってみました。明るい色合いの花やナチュラル素材のものを使うだけで、手軽にインテリアに春らしさを取り入れることができますよ。

一見トピアリーを作るなんて難しそうに感じますが、基本は土台を作って材料を挿していくだけ。しかも、今回の材料はほぼセリアで揃えているので、気軽に挑戦できます。

セリアにはさまざまなクラフト素材が揃っていて、季節ごとに新しい商品も登場しています。ミニチュア雑貨などは入れ替わりも激しく、店舗によって取り扱いも異なります。お気に入りのものを見つけたら、それに合わせてアレンジしてみるのもイイですね♪

ぜひチャレンジしてみてくださいね！