
1歳半の息子が行列に耐えきれずに大暴れ! 人目を気にしてハラハラしていると…… #「ありがとう」を伝えたい
小さい子どもは好奇心旺盛で、ジッとできないのが当たり前。そんな子どもと行列に並ぶのは大変ですよね。今回は、30代女性がスーパーで行列に遭遇した際、ある女性に助けられたというエピソードを紹介します。
抱っこ優先の夫がいる時はいいけど、母子2人になると……

今は5歳の長男が1歳半の頃、私は次男を妊娠中だった時の話です。
夫は「子どもを抱っこできるうちは、抱っこする!」と言っていて、スーパーに買い物に行っても息子をカートには乗せず、抱っこで買い物をしていました。
すべての買い物に夫がいてくれたら問題なく済ませられるのですが、私と息子の2人の時には、そうはいきません。
ある日、スーパーを訪れた時は夫がいなかったので、私は頑張って息子をカートに乗せようとしましたが、暴れて暴れて乗ってくれず……。
結局手を繋いで歩きながら、たまに抱っこをしつつ買い物をしていました。
スーパーの行列に並んでいると癇癪発動

その日は卵の特売セールが行われており、営業開始時間前から安売りを求めてきた人の列ができていたほどで、卵のコーナーに行くと、案の定沢山の人が並んでいました。
どうしても卵を買う必要があったため、その列に2人で並んでいたのですが、ちょうど1歳半でイヤイヤ期にさしかかった息子がジッと大人しくできるわけもありませんでした。
お菓子コーナーに釣られて行きかけるところを制して抱っこすると、「いやー!」と暴れ出してしまいました。
暴れる息子を無理やり引きとめていると、前に並んでいた年配の女性がこちらを振り返りジッと見てきました。つい「怒られるかも」と身構えると……。
女性の言葉と対応にホッとした

驚いたことに、息子がギャンギャンわめいているにもかかわらず、その女性は「かわいいねえ」と声をかけてくれたのです。
それから息子に向かって話しかけてくれたり、手遊びをしてくれたり。そのおかげか、息子は少し落ち着いて……。
周りに迷惑をかけていると後ろめたく思っていた私は、女性が温かな声がけをしてくれたことや、息子と優しく関わってくださったことですごく気持ちがホッとしました。
そればかりか、並んでいた行列が進み始め、その女性が先に卵を受け取ると「はい、これ」と私に卵を渡してくれました。順番を譲ってくれたのです。
お礼を言って別れ、それ以降あのスーパーへ行っても同じ方に会うことはできていないのですが、あらためて感謝の言葉を伝えたい気持ちです。
あの時はどうもありがとうございました。
====================
※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。