妻が緊急帝王切開で出産することに。夜勤中、ダメ元で上司に電話してみると……#「ありがとう」を伝えたい
今回のエピソードを送ってくれた40代男性のSさんは、仕事中に妻の出産が迫っていて焦ったそう。上司に事情を話したSさんでしたが、上司からの言葉は予想外のもので……。
双子を妊娠中、急遽帝王切開することになった妻
中学1年生の娘と、小学6年生の男女の双子を育てる40代の父親です。
双子が誕生したときのことは今でも忘れられません。
その日は夜中の3時に急遽、「緊急帝王切開をすることになった」と妻から連絡を受けました。
私は介護の仕事をしていて夜勤に入っていたため、途中で抜けるわけにはいかなかったのですが、一応上司に連絡することに。
すると、夜中だったのにも関わらず上司がすぐに出勤してくれて、夜勤を交代してくれたのです。
上司の言葉に後押しされ……
上司は職場まで1時間近くかかるのに車を飛ばして駆けつけてくれ、嫌な顔ひとつせずに「あなたが仕事を頑張ってる以上に、奥さんはもっともっと頑張ってるんだから、すぐに奥さんのところに行ってあげなさい」。
病院に着くとすでに妻の両親が来ており、私の顔を見るなり「お疲れさま」と労わってくれました。
手術室の前で待っていたのはそう長い時間ではなかったと思いますが、3時間くらいの長さに感じました。
しばらくして、双子の産声が……!
少ししてから看護師さんに呼ばれて「3人とも元気ですよ」と言われ、自然に涙がこぼれました。妻も子どもたちも無事で本当によかったです。
快く夜勤を替わってくれた上司と、双子を無事に出産してくれた妻に感謝
真夜中にもかかわらず、夜勤を快く代わってくれた上司には、本当に感謝しかありません。おかげで病院へ急行することができ、元気に産まれて来てくれた子どもたちや、がんばってくれた妻のそばにいることができました。
あれから10年以上経ち、子どもたちは3人ともヤンチャに元気に育っています。
当時の上司はすでに退職したのですが、実は今でも家族ぐるみでご飯を食べに行く仲です。あのときは本当にありがとうございました。
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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
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