ラーメン屋の駐車場で妊娠中の妻が嘔吐してしまった! 気づいた店主の対応に感謝#「ありがとう」を伝えたい
妊娠中は、大好きなものが食べられなくなることもあります。今回は、30代の男性が妊娠中の妻と訪れたラーメン屋さんでのエピソードを紹介します。
妻と思い出のラーメン屋へ
妻が妊娠中のときのことです。
私たちは元々ラーメンが大好きで、妊娠がわかる前は2人でしょっちゅうラーメンを食べに行っていました。
しかし妊娠すると生活が一変。妻はつわりが重く、ひどい時期は水しか受け付けない状態になってしまいました。「お腹の中の赤ちゃんのために」と無理をしてご飯を食べても、吐いてしまうのです。
つわりは安定期になってもおさまらず、妊娠後期になってようやく徐々に落ち着いてきました。そんな妻から、「久しぶりにラーメン食べたいな」と、うれしいリクエストが。妻にとって久しぶりの外食だったので、2人で思い出のラーメンを食べに行くことにしました。
ラーメンを美味しそうに食べていたが……
思い出のラーメンは変わらぬ美味しさで、これまで体調の悪さにも「赤ちゃんのため」と頑張って耐えてくれていた妻が、久々に美味しそうな笑顔を見せてくれ、私もホッとひと安心。
しかし、お店を出た瞬間。妻は急な吐き気に襲われ、駐車場で嘔吐してしまったのです。
咄嗟の出来事にあたふたする私と、ショックで泣き出す妻。すると、ラーメン屋さんの従業員の方がすぐにお水を持って駆けつけてくれました。
「大丈夫ですか? お水をどうぞ」と心配そうに言われ、妻は水を飲んで吐き気は少し治まった様子でしたが、申し訳なさから涙が止まらず「すみません」と繰り返しました。そこへ店の奥から強面の店主がやってきて……。
店主の言葉があたたかかった
一瞬、身構えましたが、店主は「妊娠中で大変なお身体なのに、私たちのラーメンを食べに来てきてくださってありがとうございます。ここは大丈夫ですので、早くお家に戻ってゆっくり休まれてください」とお声がけしてくれました。
私たちが謝罪とお礼をして車に乗り込むと、窓越しに「元気な赤ちゃんを生んで、また親子でラーメンを食べに来てください!」とエールも送ってくれたのです。
その優しさは、今まで食べた、どのラーメンよりも心温まる一杯でした。
子どもがもっと大きくなったら、一緒にお店へラーメンを食べに行きたいと思っています。
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※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。
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