
はじめてのワンオペ遠出で乗り込んだバスの中、ギャン泣きモードの赤子に話しかけてくれたおばあさん #「ありがとう」を伝えたい
30代パパさんから届いた、ワンオペ育児中の出来事です。
1歳の息子とワンオペお出かけ、慣れておらず不安でいっぱいのパパ

歩き始めたばかりの1歳の息子と、初めて二人でお出かけした時の話です。
我が家はマイカーを所有していないため、少し遠くへお出かけするとなると、バスや電車で行動することが多いです。
それまで育休中の妻と息子と三人で行動することが多く、平日も子どもの世話は妻に任せきりになっていたのですが、このときは父子二人きり。はじめてのワンオペお出かけで、正直、緊張していました。
バスに乗ると子どもがぐずりはじめた

いつもならバスや電車に乗っても周りの景色を見たりして、大人しくしているのですが、その日に限ってバスに乗ったとたん息子がぐずぐず。
最初は抱っこしてあやしていたのですが、しばらくするとまたぐずり始め、しまいには声を出してギャン泣きの体勢に……。こうなると泣き止ませるのがなかなか大変です。
「これはヤバい」と思い周りを見渡すと、サラリーマンや学生たちが睨むように自分を見ているように感じました。
なんとか泣き止んでほしいと焦る気持ちが募っていたそのとき、近くにいた年配の女性が……。

その女性は「おー、元気な坊ややね、飴ちゃんあげよう!」と泣いている息子に袋入りの飴を手渡してくれました。
見知らぬ人のカットインで息子はきょとんとした顔になって泣き止み、飴を受け取るとニコニコと笑い始めました。
まだ飴を舐めることはできませんが、カサカサしたビニール袋に包まれた一粒の丸い飴も、息子にとってはおもちゃのようなものです。
気を紛らわせてくれて本当に助かりました。
「すいません」と自分がお礼を言うと、「1人で子どもを見るって大変よねぇ、頑張ってね」と肩をポンポン。
その時は本当に「救われた」と感じ、世の中にはこんな親切な人もいるんだなと感動しました。本当にありがとうございました。
====================
※本記事は、編集部に寄せられた実際のエピソードを元に再構成しています。