【児童手当の拡充】全体の3割が「児童手当が拡充されることを知らなかった」と回答
ナビットが運営する「助成金なう」はこのほど、「児童手当の拡充」について、18歳以下の児童を養育している女性を対象に、アンケート調査を実施しました。
2024年10月より、児童手当の拡充が行われます。主な拡充内容は、以下の通りです。
【主な拡充内容】
・一部の高収入世帯には不支給としている所得制限の撤廃
・支給対象年齢の18歳まで引き上げ、18歳まで月1万円支給
・第3子以降は現行の1万5,000円から3万円へ倍増
・4ヶ月に1回支給から2ヶ月に1回支給に変更
しかし、どんな拡充がされるのかを知らない人、いつ拡充されるのか知らない人、そもそも拡充されることを知らない人は少なくありません。
そこで行われた今回のアンケート、どのような結果となったでしょうか。なお、アンケートの回答者のうち、18歳以下の子どもが1人いる人が59.1%で全体の約6割、2人いる人が34.4%で全体の約3割などとなっています。
全体の3割が「児童手当が拡充されることを知らなかった」
児童手当の拡充の認知度に関しては、拡充されることを知らなかった人が全体の3割も占めていました。また拡充自体は知っていても、時期はわからない人も3割ほどいました。
テレビやネットのニュースでたびたび話題にはなっていますが、まだ周知が徹底されていないようです。
児童手当を今までに申請したことがある人はおよそ9割
児童手当の申請の有無では、申請したことがある人は全体の9割を占めています。一方、「申請を忘れた、または知らなかった」「わからない」という人が7%いました。
児童手当は役所に申請しなければ受給できません。申請は児童が生まれた日の翌日から15日以内に役所で行います。
生まれた日から14日以内に出生届を役所に出すことになるため、そのタイミングで一緒に行うのがオススメです。
「支給対象年齢の18歳まで引き上げ」を魅力に感じる人が約6割に
24年10月からの児童手当拡充について特に魅力に思う点では、「対象児童が18歳まで引き上げられること」と回答した人が6割ほどを占めています。その他、「所得制限撤廃」が約16%、「支給時期の変更」が約5%となりました。
「第三子以降の支給額の倍増」については、回答者の大半が児童1〜2人のため、4%ほどに留まっています。また、「特になし」と回答した人は全体の約15%を占めています。
児童手当拡充についての印象では、「もっと拡充してほしい」が全体の6割を占めています。また、拡充内容に満足している人は全体の26%ほどとなっています。
一方、「児童手当の要件を縮小してほしい」「そもそも児童手当は不要」と考える人は7%ほどいました。
【調査概要】
・調査期間:2024年6月
・調査機関:ナビット
・調査対象:18歳以下の児童を養育している女性
・有効回答数:157人
・調査方法:Webアンケート
ナビット
https://www.navit-j.com/
(マイナビ子育て編集部)