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2024年07月23日 10:36 更新

共働き夫婦の1日スケジュール アデコ株式会社 源川剛史さんの場合【夜編】

共働き夫婦にとって仕事と家事・育児の両立は悩みの種。朝起きてから寝るまで分刻みのスケジュールで息つく暇もないのでは? そこで、夫婦の家事分担や子育ての工夫など、忙しい毎日を乗り切るコツを実践しているパパに、お話を聞きました。

共働き夫婦の1日スケジュールとは?

家事・育児・仕事と、目まぐるしい日々を送る共働き夫婦。毎日繰り広げられる分刻みのスケジュールのなか、「こんなに忙しいのは自分たちだけ?」「みんなは毎日をどうのりきっているの?」と疑問を持つママやパパに向けて、共働き夫婦の1日のタイムスケジュールをうかがうこの企画。

第26回となる今回は、人材サービス会社アデコの営業部支社長として働くパパのタイムスケジュールを朝〜日中編・夜編にわたりインタビュー。夜編では夜のタイムスケジュールとご夫婦の家事分担についてうかがいました。

取材にご協力いただいた方

アデコ株式会社 ⾸都圏⻄事業本部 戦略営業部 戦略東京⻄第1⽀社 支社長 源川 剛史さん(31歳)

人材サービス会社の戦略営業部支社長として、クライアントへの営業活動のほか、メンバーのマネジメントや全社プロジェクトの推進業務などを行う。プライベートでは、保育園に通う3歳の息子のパパ。妻は自宅でネイルサロンを開業している。

夜のタイムスケジュール

子どもを起こさないよう妻と連絡を取りあい帰宅

――帰宅の時間はお子さんの寝かしつけ時間とバッティングすることが多いのでしょうか。

源川さん 仕事が終わって家に着くのがだいたい夜8時から9時頃が多いのですが、その時間はちょうど子どもの寝るタイミングなんですよね。玄関のドアを明けるガチャッという音で息子が起きてしまうことがないように、自宅の最寄駅に着いたら必ず妻に連絡をするようにしています。

――実際、寝かしつけの最中だった場合はどうするのですか?

源川さん その場合は帰宅NGなので、近所のドラッグストアなどをうろうろして時間をつぶしてから帰ります(笑)。毎日だいたいそんな感じなので、夜は子どもの寝顔しか見られないのですが、寝顔を見ると1日の疲れも吹き飛んで癒やされますね。

――夜の家事分担などは決められていますか?

源川さん 特に分担は決めていないのですが、僕が帰宅してお風呂に入っている間に妻が夕食を用意してくれるので、それを食べたあとの食器の片付けや部屋の片付けなどは、妻と協力して行なっています。だいたい夜の11時頃までには家事を終わらせて、就寝前の1時間ほどはお互いに自分の時間を持てるようにしています。

男性育休を取得し夫婦一緒に育児をスタート

――休日の家事や育児の分担などはいかがですか?

源川さん 平日はどうしても家事や育児の比重が妻に偏ってしまうので、休日はできるだけ率先して家のことをやるようにしています。妻が自宅でネイルサロンをしていて休日に仕事が入ることもあるので、その間は僕が息子を見ていて、それ以外の時間は家族みんなで過ごすことがほとんどですね。育休も経験したので、息子の世話ならたいていのことは自分でできるようになりました。

――育児休業はどのくらいの期間とられたのでしょうか。

源川さん ちょうど1ヶ月でした。里帰り出産だったので、妻の実家に一緒にお邪魔して、毎日義父母と食卓を囲みながら過ごしていました。育休中は一切仕事のことを考えず、おむつを変えたりミルクをあげたり、時間があればひたすら愛でて(笑)。育休をとらなければ経験できない時間を過ごすことができました。義父母も仕事をしているので、義実家では夕食を妻と一緒に作るなど、夫婦の時間も持てました。

――育休期間で家事や育児スキルがアップしたんですね。

源川さん もともと一人暮らしをしていたのでひと通りの家事はできましたが、育児スキルはこの期間のおかげで確実に上がったと思います。僕が育休をとった4年前は、まだ男性の間ではそこまで育休をとる人は多くなかったのですが、最近は増えているのでとてもいいことだと思っています。

仕事と育児のバランスをとりやすい環境を模索

――奥さまが自宅でネイルサロンを開業されたのは、お子さんが生まれたことがきっかけですか?

源川さん それも大きな理由のひとつですね。もともとは、都内のネイルサロンに勤務していたのですが、息子の妊娠出産がちょうど新型コロナウイルスの流行時期と重なり、妊娠中の感染リスクを避けるために一旦退社したんです。出産後、友人や以前の職場の常連さんなどを自宅に招いて施術するようになって、自宅サロンを開業することになりました。ネイルサロンに勤務するよりも時間の融通が利くので、育児をしながら働きやすい環境が作れているのかなと思います。

――共働きでの家事育児両立のために、夫婦間でルールにしていることはありますか?

源川さん あえてルールは作らず、お互いの仕事の忙しさなどで家事分担を調節しながら、協力し合えていると思います。家事分担で揉めたことはこれまで一度もないのですが、僕のやった家事にときどき指摘が入ることはあります(苦笑)。

――たとえばどんなことですか?

源川さん 洗濯物の干し方に「これじゃあ服が伸びちゃうよ」とダメ出しが入り、伸びない干し方を教えてもらいました。今ではきれいに干せる自信があります(笑)。妻に言われて気づくことも多いですね。

――奥さまに言われたことをきちんと守るのがえらいですね(笑)!

源川さん それはもう、妻に合わせるのが夫婦円満の秘訣です(笑)。おかげさまで友人を家に招くと、「いつも家がきれいだよね」と言ってもらうことも多く、しっかり者の妻のおかげだなと思っています。

サブスクは厳選して賢く活用

――育児や家事を楽にするために、利用しているサービスなどはありますか?

源川さん 我が家になくてはならないのは、YouTube Premiumです。息子はYouTubeが大好きなのですが、無料のものだと自動再生の時に広告が入ってしまうじゃないですか。まだ自分でスキップすることができないので、広告が入るたびに家事などの手を止めて私や妻がスキップ作業をしなくてはならなかったので、その手間がなくなっただけで価値がありました。

――子ども向けの動画だと短いものも多いですよね。

源川さん そうなんです。早いものだと1分で終わる動画とかもあるので、スキップをする作業が地味に大変で……。YouTube Premiumに入ると動画がダウンロードできるので、事前にダウンロードしておけばオフラインで見ることもでき、飛行機の中でグズッてしまいそうなときも便利ですね。また、YouTube Premiumに入るとYouTube Music Premiumも利用できて音楽を聴くことができるので、妻が仕事中にBGMを流したりと、いろいろなシーンで重宝しています。

――その他にも子育てが始まってから使うようになったおすすめのものはありますか?

源川さん スズキのミニバン・ソリオを買ったのですが、天井が高いので車の中でおむつ替えがしやすく、とても快適です。スライドドアで乗り降りも楽ですし、小さなお子さんがいるご家庭におすすめです。今はソリオに乗って家族でドライブをする時間が一番の楽しみです。

(取材・文:上野真依、撮影: 奥村愓欣、イラスト:ぺぷり/マイナビ子育て編集部

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