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2024年08月08日 07:31 更新

共働き夫婦の1日スケジュール ハーゲンダッツ ジャパン株式会社 橋本千瑛さんの場合【朝〜日中編】

共働き夫婦にとって仕事と家事・育児の両立は悩みの種。朝起きてから寝るまで分刻みのスケジュールを、みんなどうやってこなしているのでしょうか。夫婦の家事分担や子育ての工夫など、忙しい毎日を乗り切るコツを実践しているママに、お話を聞きました。

共働き夫婦の1日スケジュールとは?

家事・育児・仕事と、目まぐるしい日々を送る共働き夫婦。毎日繰り広げられる分刻みのスケジュールのなか、「こんなに忙しいのは自分たちだけ?」「みんなは毎日をどうのりきっているの?」と疑問を持つママやパパに向けて、共働き夫婦の1日のタイムスケジュールをうかがうこの企画。

第27回となる今回は、アイスクリームブランド ハーゲンダッツ ジャパンのマーケティング本部で働くママのタイムスケジュールを朝〜日中編・夜編にわたりインタビュー。前編では朝・昼のタイムスケジュールとお仕事についてうかがいました。

取材にご協力いただいた方

ハーゲンダッツ ジャパン株式会社 マーケティング本部 ブランド戦略チーム 橋本千瑛さん(38歳)

アイスクリームブランド ハーゲンダッツ ジャパンのマーケティング本部に所属し、テレビCMやキャンペーンなどに携わるほか、ブランドコンディション管理業務などを行う。プライベートでは、保育園に通う5歳の娘のママ。

朝のタイムスケジュール

朝の家事や育児は前半と後半に分け夫婦で分担

――朝は音楽を流すのが日課だそうですね。

橋本さん 朝はテレビをつけずに、いつも音楽をかけています。もともとは、朝がやや弱めの夫と娘の気分を盛り上げるために流しはじめたのですが、私自身も音楽をかけると気分が上がってきて、ちょっと眠いなと思いながらはじめた朝食作りも、出来上がる頃には台所で踊っているくらいノッていることもあります(笑)。

――いいですね! 朝の身支度も楽しくできそうです。

橋本さん そうですね、起きてすぐはゆったりとした曲調の音楽にして、だんだんアップテンポの曲に変わっていくプレイリストだと、自然と気分も上がってスムーズに朝の身支度もできるのでおすすめです。

――お子さんを保育園に送っていくのはパパの担当なんですね。

橋本さん 朝は朝食作りから保育園の準備までを私が行い、私が家を出た後に、娘の身支度を手伝い保育園へ送って行くのが夫の役割です。朝やるべき家事や育児の前半を私が担当し、後半を夫が担当するような流れになっているので、自分から夫へ、いかにスムーズに家事や育児のバトンをつなぐかとを普段から意識しています。

――そのような朝の分担は、ご夫婦で話し合われて決めたのですか?

橋本さん 私のほうが朝に強く、出社時間も早いので、自然と今の形に落ち着きました。基本的に家の中のことは私主導で行っていますが、私は皿洗いがとても苦手なので、キッチンリセットだけはやってほしいとお願いしています。また、夫は私が取りこぼした家事を見つけてやるのが好きらしいので(笑)、私ができていない部分を上手くサポートしてくれています。

勤務中のタイムスケジュール

ハーゲンダッツ40周年イベントに奮闘中!

――橋本さんの業務内容について教えてください。

橋本さん マーケティング部に所属し、テレビCMやキャンペーンの企画立案から実行までを行っています。今年は日本でハーゲンダッツが販売されてちょうど40周年となる年なのですが、それを祝う「40周年プロジェクト」事業のリーダーを担当しているので、今はその準備を進めています。

――「40周年プロジェクト」では、どんなことをされるのですか?

橋本さん “あなたと創るしあわせ”をテーマに、ハーゲンダッツならではの魅力やこだわりが詰まった「40周年記念商品」の発売や、ハーゲンダッツにまつわる特別な思い出をお客様から募集する「SNSキャンペーン」の実施、また、7月30日から8月21日まで、原宿で体験型のポップアップイベント「Häppiness Factory(ハピネスファクトリー)」を開催しています。
 ポップアップイベントでは、これまでの40年間の歩みを振り返るヒストリーボードの展示や、ハーゲンダッツのおいしさやこだわりの秘密を体験できる4つのコンテンツブース、最後にはイベント限定のオリジナルパフェも食べられるエリアも用意していて、今はその準備に大忙しですね。

――楽しそうなイベントですね! そうなると、業務時間は打ち合わせなどが多いのでしょうか?

橋本さん そうですね、広告代理店との打ち合わせが多く、1日が30分刻みの打ち合わせで埋まっていることも……。そのほか、撮影に立ち会ったり、オリジナルパフェのレシピをパティシエさんと相談したり、ポスターや展示物の表記を確認したり……社内外の関係者も多く、守備範囲が広いので、やることは山積みです(笑)。毎日その日やるべき業務が異なるので、前日の夜に次の日の予定を確認し、1日の流れを頭に入れてから業務を開始するようにしています。

育休から復帰して、分単位で時間を管理するように

――仕事を効率的に行うために、どんな工夫をしていますか?

橋本さん 私はあまり要領のよいほうではなく、こだわり屋で、よくも悪くも仕事が丁寧と言われるタイプ。でも、子どもが生まれてからはとにかくタイムパフォーマンスを意識するようになりました。出産前と比べると当然、仕事に使える時間は限られているので、分単位で時間を管理するようになりました。タスクをこなすスピードは格段に早くなったと思います。

――子どもがいると、予定通りにいかないことも多いですよね。

橋本さん そうですね。子どもが体調を崩して急遽お迎えに行かなければいけないこともありますし、常に不測の事態が起きたときの緊急プランを頭の中に用意しておくようになりました。以前は、不測の事態があると、悩んで立ち止まってしまうことも多かったのですが、今はスムーズに対処できるようになっている自分に気づいて、子育てでこれまでとは違う筋力が鍛えられたからこそだと感じています。

――子育てをしていて、仕事に対する目標やモチベーションに変化はありましたか?

橋本さん 目標はいい意味で変わっておらず、自分の仕事が誰かしらの小さな幸せにつながっていればいいなと思っています。また、私は困難なことでも新しいことにチャレンジしていきたいので、子どもがいるからといって何かをあきらめなければいけないということはなく、変わらず新しいことにチャレンジできる環境で働けていることにとても感謝しています。

(取材・文:上野真依、撮影: 佐藤登志雄、イラスト:ぺぷり/マイナビ子育て編集部)

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