木南晴夏さんの葛藤に共感「子どもと一緒にいたい、でも今しかできない役もある」
28日放送の『情熱大陸』(TBS系)が俳優の木南晴夏さんを特集。映像作品への出演オファーがひきもきらない売れっ子ですが、「母になって変わったことがある」といいます。
「体が足りないって感じです」
木南晴夏さんは2018年6月に俳優の玉木宏さんと結婚。2020年に第一子の誕生を明かしています。最近のお子さんのブームは「ディズニーキャラのものまねリクエスト」で、木南さんが様々なキャラクターになりきって会話をしているそう。
芸能界に入って23年。アイドルグループの一員としてデビューした木南さんは、「プロ意識がまるでない10代だった」と当時を振り返りますが、今や出演オファーが途切れない売れっ子俳優です。次々と新しい作品の台本が渡されますが、「覚えはいいほうかな」といい、台本は「現場か移動中(に覚える)。基本、家では読まない」というから驚きです。
さらに、家と現場の往復に自転車を使うこともあるそうで、撮影終わりに「おつかれさまでした~」と自転車に飛び乗って颯爽と家路に着く姿は、売れっ子女優のイメージを根本から覆してくれそうなインパクトがありました。
ただ、撮影は夜遅くまで及ぶこともあります。「母になって変わったことがある」として、木南さんは「子どもとかに会えないと私的には、『はーっ』てなっちゃって。会いたいなあとか一緒に遊びたいなって」という思いも吐露。
「もちろん向こうも、子どもも、思ってくれてるとは思うので、寂しい思いをちょっとさせてるかなって思うので。早く帰れると、寝る前にちょっと顔をみられるだけでチャージできるんで。今日押してるんですよね。本当だったら寝る前に帰れるんじゃないかなと思ったんですけど。寂しいです」と明かしました。
また、出産に伴い仕事を休んでいた時期は、世間から忘れられてしまうのではないかという焦燥感を覚えたことも。出演依頼がひきもきらない人気俳優となった現在も、「家に仕事を持ち込まない」ことは徹底しているといいます。
「今、(子どもが)ちっちゃいから、今しか『ママ、ママ』って寄り添ってくれないかもしれないし、もっと一緒にいてあげたいなあって思う」という親としての気持ちと、「でも役者も今しかできない役ってたくさんあると思うし。なんか本当に体が足りないって感じです」という木南さんの本音に、働く親として共感する人は多いのではないでしょうか。