【中学・高校受験を控えた親子に聞いた!】志望校選び、6割以上が「教育内容」を重視、受験で不安に感じていることは?
総合教育サービスを展開する成基コミュニティグループは8月25日(日)〜31日(日)にかけて、小・中学生向け進学イベント「進学フェア2025」の来場予約をした小・中学生とその保護者570家族を対象に、志望校に関するアンケートを実施。273人(小学生200人、中学生73人)から回答を得ました。
中学受験を意識し始めた学年は「小学校3〜4年」が6割超で最多に
小学生とその保護者に、最初に中学受験を意識した時期を聞いたところ、36.5%が「小学校4年生」と回答。次いで、「小学校3年生」が25.5%となっており、6割以上の家庭で小学校中学年で受験を意識し始めたことがわかりました。
また、11.5%は小学校入学前から中学受験を意識しており、1割弱の家庭で子どもが幼い頃からすでに受験を意識していることが確認できました。
近年、中学受験のための通塾を開始するタイミングの低年齢化が進んでいますが、同イベントでも小学校低学年の児童が多く参加し、各学校のブースで先生の話に熱心に耳を傾けている様子が見られました。
7割近くの家庭が「中学1年生」までには高校受験を意識
中学生とその保護者に、最初に高校受験を意識した時期を聞いたところ、38.4%が「中学1年生」と回答。次いで、「中学校入学前」が27.4%となっており、7割近くの家庭が「中学1年生」の時期には高校受験を意識し始めていることがわかりました。
小学生が志望校選びで重視する点は「教育内容」が約6割で最多に
中学受験において、志望校を選ぶ際に重視する点について聞いたところ、最も選択された項目は「教育内容」。次に「学校の立地」「校風」が続きました。
「大学合格実績」や「入試の難易度」など、学力や偏差値よりも学校で受けられる学びの内容や教育方針、校風などが重視されていることがわかりました。
中学生が志望校選びで重視した点は「立地」「教育内容」「校風」
高校受験において、志望校を選ぶ際に重視する点について聞いたところ、最も選択された「学校の立地」に続き、「教育内容」「校風」が選択されました。
「大学合格実績」と「入試の難易度」について、中学受験と比較すると学力に関する項目を選択した家庭は増えていますが、重視されていることは中学受験と同様に、学校で受けられる学びの内容や教育方針、校風になっていました。
志望校選びにおいて、学校の知名度や偏差値の高さ、大学付属校か否かなど、学校の「外面的」な部分ではなく、「内面的」な校風や学ぶ内容が重視されており、イベント会場でも「どんな雰囲気ですか?」「学校が取り組んでいる制度について教えてください」など、入学後の生活をイメージするための質問が多くされていました。
中学受験での不安は、「苦手科目」「学力ギャップ」が約半数
中学受験において不安に感じていることは、「苦手科目の克服」と「志望校と現在の学力のギャップ」について、それぞれ約半数の家庭が当てはまると回答。
次いで「子どものモチベーション」「子どものストレス」と回答しており、保護者が受験を控えた子どもの精神面のフォローにも苦心していることがうかがえます。
高校受験、「子どものモチベーションをあげること」が大きな課題に
高校受験で不安に感じていることとして最も回答が多かったのは「志望校と現在の学力のギャップ」。次いで「子どものモチベーション」となっていました。
「学力」と「気持ちの面」での不安に大きな差はなく、高校受験において「子どものモチベーションをあげること」が大きな課題となっていることがわかりました。
調査概要
調査対象:2024年8月25日に京都市で開催された 小中学生向け進学イベント「進学フェア2025」の来場予約をした570組約1,500名の小・中学生とその保護者
回答者:273名(小学生200人、中学生73人)
有効回答率:47.9%
調査方法:インターネット調査
調査時期:2024年8月25日〜8月31日
成基
https://www.seiki.co.jp/
(マイナビ子育て編集部)