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2024年10月26日 08:54 更新

子どもが勉強に集中する方法とは? 環境、計画、体調の3つについて保護者ができること

小学生は遊びたい盛り。「友達と遊んでから勉強する」と言ったのに帰宅後は疲れて寝る、「ちょっと休憩」と言いつつゲームに没頭……。「勉強が大切だ」と頭でわかっていても、勉強に集中するのはなかなか難しいものです。そこで、環境・計画・体調の3つの点から子どもの学習サポートをする方法を、プロ家庭教師・みみずく先生がお教えします。

集中するための方法1.勉強するための環境を整えよう

勉強に集中するには、環境を整えることが大切です。
特に自宅で勉強する場合、誘惑や妨害になるものをなくして、必要なものをすぐ使える状態にするといいでしょう。

誘惑や妨害になるものをなくそう

ゲームやスマホ、マンガなど、誘惑となるものを勉強の場所からなくします。
これらを子供が自分から手放さない場合は、保護者が預かってしまいましょう。

また、音を気にする子供には、防音ヘッドホンや耳栓が便利です。

音楽を聴きながらだと集中できるという意見もあります。
しかし、音楽のせいで逆に集中できなくなったり、音楽のある環境に慣れてテスト本番で実力を発揮できなかったりというデメリットも考えられます。
音楽の利用には注意が必要です。

必要なものをすぐ使える状態にしよう

たとえば、問題を解いていて消しゴムを使いたいときに消しゴムがないと、その瞬間に集中力が途切れます。
消しゴムを取りに行く時間も無駄です。

そうならないように、筆記用具、問題集、ノートなど、勉強に必要なものを机の上にすべて準備しておきます。

また、問題集の解答は開いたままにして、解いたらすぐに丸付けできるようにしましょう。
丸付けのたびに解答を開く時間も集中力が途切れる原因になります。

集中するための方法2.勉強計画を立てて内容や時間を決めよう

子供が勉強に集中できないのは、勉強計画を立てていないからかもしれません。

「今日中にこれをやる」「これが終わったら遊べる」とわかっていれば、子供は集中するものです。

勉強する内容を決めよう

まずは、勉強する内容を決めましょう。

その際、まずは明日の小テスト対策をして、次に塾の宿題に取り組んで……というように、優先順位をつけることが大切です。

また、国語の読解問題を解くなどの思考系の勉強と、漢字や理科・社会の用語を覚える暗記系の勉強を、交互に行う計画にするといいでしょう。

勉強内容に変化をつけると飽きにくくなります。

1つの課題にかける時間を決めよう

次に、1つの課題(科目)にかける時間を決めましょう。

小学生は何時間も集中し続けられないので、各課題につき15~30分程度で時間設定します。
保護者が「この問題を5分で解こう」と言ってタイマーをセットするのも効果的です。

時間制限があると、子供の集中力が増します。
逆に、ダラダラ長時間勉強させるのはNGです。

集中するための方法3.体調が悪いときは適切な方法で休ませよう

体調が悪いと集中できなくなります。

子供に空腹や眠気、疲れなどが見られる場合は、適切な方法で休ませるのが一番です。

空腹対策として、簡単に食べられるものを用意しよう

子供が空腹を訴える場合は、おやつやおにぎりなどの簡単に食べられるものを用意します。

勉強で頭を使うとブドウ糖が消費されます。
そのため、チョコレートや飴玉といった甘いものをあげると、子供は喜ぶでしょう。

ただし、満腹になると眠くなるので、おなか一杯食べさせないのがコツです。

眠気や疲れをとるには、15分の仮眠をとらせよう

子供に眠気や疲れが見られる場合、仮眠をとらせると集中力が回復します。

仮眠の時間は15分程度がよいといわれています。

30分以上の仮眠は子供の睡眠サイクルを乱します。
子供が夜に眠れなくなるのを防ぐため、30分以上は寝させないようにしましょう。

保護者は環境、計画、体調の3つを適切に管理しよう

保護者が環境、計画、体調の3つを適切に管理すると、子供は勉強に集中しやすくなります。

集中する方法を保護者と子供が一緒に考えていくことが、子供の成長にとってプラスになります。

中学受験ナビの記事を、マイナビ子育て編集部が再編集のうえで掲載しています。元の記事はコチラ

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  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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