くわばたりえさん、第一子妊娠中の西野未姫さんの夫・山本圭壱さんにパパの心構え伝授「奥さんに寄り添って」
三児の母でタレントのくわばたりえさんが、まもなく第一子の誕生を予定している西野未姫さんと極楽とんぼ山本圭壱さん夫妻の自宅を訪問。山本さんに「ガチ説教」する場面がありました。
■「とてもじゃないけど耐えられないと思う」
家族ぐるみで仲良くしているくわばたさんと山本さん夫婦。赤ちゃんを迎える準備について、それぞれのYouTubeチャンネルでコラボした動画を公開しました。
くわばたさんは赤ちゃん誕生を目前に控えた山本家の「強制大量断捨離」を実施。西野さんが「捨ててほしい」と思っているのに山本さんが捨てようとしなかった大量の不用品を、3人で話し合いながらバンバン捨てることに成功しました。
その後、キレイになったリビングで「パパになる山本さんに伝えたい事。」と題して3人でトーク。くわばたさんは早速、気になったことを指摘します。
「ここにあった重たい荷物を動かしてたの、全部未姫さんですよ。あんたそっちでケータイいじってなんかやってたやん。みきさんは黙って当たり前のように重い荷物動かしてました」と口火を切ると、「俺がやるから置いといて、って言わなきゃダメ。奥さんが動かすことを当たり前のように思ってる。これどう思う?」と鋭く詰めたくわばたさん。
西野さんが「でもそんな気遣いできない人だから……」とかばいますが、「ダメ。今は余裕があっても、赤ちゃんが生まれたら自分が子どもの世話せなあかんとかいろいろある中で、なんで世話してくれないの、なんでなの、ってなると思うよ。山本さん、こんなお腹大きい妊婦さんがあんな重たいもの運んでる横で耳かきしてるって、異常よ!」と容赦しません。
また自身の経験から、「あたしずっとこれあかんって思ったの。産後のホルモンって未姫さんじゃなくなっちゃうの」と説くくわばたさん。「今は、言っても仕方ないんです~これが当たり前なんです~だけど、なぜか産後って、パートナーがご飯作ってくれたり掃除したり重たい物は混んだりしてくれてるのに、イラッとしてしまうぐらいの精神状態になる。今の山本さんやったらとてもじゃないけど耐えられないと思う」と厳しく指摘しました。
■「未姫さんに対して怒ったりしないでほしい」
さらにくわばたさんは、「寄り添えばいいんでしょ、じゃないんですよ、山本さん。産後の離婚率は0~1歳が一番高いんですよ! 赤ちゃんのお世話ももちろん大切だけど、一番は、産後の奥さんにどれだけ心が寄り添うか!」と喝を入れます。
しかしこういう話をすると山本さんは「生まれてないからわからない。まだ何もしていないのに、先回りして責められている」と感じてしまうようで……何を言ってもうまく伝わらないもどかしさに、くわばたさんは頭を抱えます。
それでもあらためて様々な言葉を尽くし、「とにかく産後は未姫さんを一番に考えてほしい」と伝えるくわばたさん。女性は妊娠~出産によりホルモンバランスが大きく崩れるため「びっくりするくらい自分が自分じゃなくなっちゃう、本当に。悲しくなって勝手に涙が止まらなくなるし。私だけじゃなくてみんなそう」と、産後女性のリアルな状態について解説します。
そのうえで、「だから、未姫さんが急に泣いたりイラッとしたとしても、『産後のホルモンのせいだな』と理解して、未姫さんに対して怒ったりしないでほしい」と諭しました。
また、産後は夫婦だけの時間も絶対必要だとし、くわばたさんは「生まれたら私が赤ちゃんを預かるから2人でデートしてきてください。夫婦仲良くが子どもにとっても一番いいですから」と助言。こんなに頼りになる先輩ママが身近にいてくれるなんてうらやましい!
この動画には、「こうしてママたちの気持ちを代弁してくれることがどうか世の中のパパさんたちに届きますように…」「この動画、25年前に見たかった。子供にもイライラしてた私…それが唯一の後悔。とても心に響く内容でした。なんか涙出てくる。ありがとうバタやん」と、共感のコメントが多く寄せられています。
■産後は精神的に不安定になりやすい
妊娠中~産後の女性はホルモンバランスが大きく変化します。そこに環境の変化や、不眠からくる疲労なども重なるため、どうしても精神的に不安定になるのです。具体的には、マイナス思考になったり、涙もろくなったり、イライラしてしまうなど様々な変化が見られます。
また、産後に多く分泌されるホルモンの関係で、気持ちがピリピリしやすくなることも。産後に感情の起伏が激しくなったり、周りの人に攻撃的になってしまう状態をさす“ガルガル期”という俗語もあるほどです。
大仕事を終えた産後は心身ともに通常運転ではありません。そのときの状態だけで「別人のように変わってしまった」などと思わず、あくまでも「今だけの期間限定」と夫婦ともに理解しておくことが大切です。一方で、うつのような症状が続くようであれば受診が必要になるので、そのことを本人だけでなくパートナー含め周囲の人も知っておきましょう。
まだ妊娠中であれば、出産前からあらかじめ「情緒面でつらくなるかもしれない」ということを家族で共有し、そうなったらどうするか相談しておくことをおすすめします。
(マイナビ子育て編集部)