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2024年10月29日 09:28 更新

せっかくプレゼントをあげたのに妻が全然喜んでくれない。そこにある「明確な理由」とは?『ホームレスパパ #3』

誕生日プレゼントを上げても喜ばなくなった妻。一体なぜ⁉ 結婚14年目に突入した麒麟・田村裕さんが辿りついた答えはーー。

10歳と8歳の女の子と、4歳の男の子を夫婦で育てる田村さんが綴った新刊『ホームレスパパ、格差を乗り越える 何も変わらなかったから考え方を変えた』(KADOKAWA)から一部をお届け。

第三回は、夫婦関係について。2011年に結婚した田村さんは、結婚生活の中で多くのことを学んだといいます。「夫婦仲が良いことこそ最高の子育て」だという田村さんが実践している、プレゼントの極意とは?

プレゼントは喜ぶもの以外買うな!

これは、簡単なようで難しく、難しいようで簡単なことです。

奥さんの誕生日を祝うためにプレゼントを買っていますか?

買っていない人は買ってください。毎年お金だけを渡しているから良いねん、ではありません。気持ちが大事なのです。お金を渡す二人の間に出来上がった文化は大事にしつつ、安くて良いからプレゼントも買いましょう。

そして、逆にプレゼントだけは毎年頑張っているあなた。それも危険かも知れません。奥さん喜んでいますか? 買って渡したもの使ってくれていますか? 使ってくれているなら喜んでいるでしょう! そのまま継続で!

使っているところを見たことがないのであれば、それはリアルに喜んでいない可能性がありまくりです。

(次女と長男の七五三/提供写真)

自分の中の決めごとやからと、毎年勝手に見繕っていませんか? こんなもんでええやろ? これ渡しといたら文句言わんやろ? というようなプレゼントチョイスは、女性は全部見抜いている可能性大です! そんな感じで選んでくれても嬉しくないなぁと。女性は、日頃から私のことを見てくれていて、今必要なものや、前にちょっと言っただけやのに何で覚えてんの? というものがほしいのです。自分の趣味じゃない、旦那が見繕ったものでは喜びません!

それには明確な理由があるのです。旦那さんは俺の金で買っているからええやんと思っているかも知れませんが、奥さんからしたら二人のお金なんです。夫婦のお金は二人のものなのに、ほしくもないものに使われたら嫌なんです。そこそこ気持ちがこもっているくらいのプレゼントでは、無駄遣いの気持ちが勝るんです。

田村家では、奥さんのほしいもの以外は買わないのが暗黙のルールです。化粧品とアクセサリーだけはよっぽど高くない限りは喜んでくれます。服は好みがあって難し過ぎるので買いません。ちょっとしたお土産くらいでも、食べないものを買って帰ったら怒られます。「こっちの気持ちやねんから喜べ」はもう古いんです。財布の金が減っているんです。それなら、そのお金ちょうだいって奥さん側は思っています。そのあたりを汲み取り理解した上で、二人のストレスフリーな関係性をしっかりと築きましょう!

麒麟 田村裕さん/芸人

1979年生まれ。大阪府出身。1999年、川島明さんと共にお笑いコンビ・麒麟を結成。2001年に『第1回M-1グランプリ』で決勝に進出し、2003年から2007年まで『M-1グランプリ』決勝戦に連続出場。2007年、自伝的小説『ホームレス中学生』(ワニブックス)がミリオンセラーに。現在は麒麟としてバラエティ番組などに出演するほか、俳優としても幅広く活躍。芸能界を代表するバスケ通で、関西を中心にバスケットボール教室をプロデュースしている。2011年に一般女性と結婚、10歳と8歳の女の子、4歳の男の子のパパ。

ホームレスパパ、格差を乗り越える 何も変わらなかったから考え方を変えた(田村裕著、KADOKAWA刊)
(2024/10/29時点)

(写真:本人提供 構成:マイナビ子育て編集部)

※本記事は、『ホームレスパパ、格差を乗り越える 何も変わらなかったから考え方を変えた』著:田村裕/KADOKAWA より抜粋・再編集して作成しました。

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