辻希美さん、長男の歯列矯正で食事作り試行錯誤「矯正した時のおすすめのご飯を教えて」
四児の母でタレントの辻希美さんが、YouTubeで長男の近況について明かしています。
■「見てよかった」
ランチを食べながら、中学2年生の長男・青空くんについて語る動画を公開した辻希美さん。長男は夏の終わりから歯列矯正を開始しており、その姿を見ていて「人間って『噛んで食べる』ってことが当たり前ではなく、本当に幸せなことなんだなっていうのをすごく痛感」しているといいます。
辻さんいわく、長男の歯は「1本1本が本当に大きくて、かつ根っこがめちゃくちゃ長い」タイプのうえ、「その歯に対して顎や口の中がすごく小さくて。こうやって(縦にまっすぐに)生えてなきゃいけないものが真横に生えちゃったりしてた」「大人の歯が違う方向から出ちゃったから子どもの歯が抜けてない箇所もあったり、口の中に対して歯が大渋滞している状態で、スペースが何もないどころか生えちゃいけない場所に歯が生えちゃってたの」。
そのため矯正治療を始めるにあたり、まずは乳歯1本・永久歯4本の合計5本を抜く必要があったそう。その施術の様子を「親御さんも是非見ていてください」と歯医者さんに言われ、夫婦で付き添ったという辻さん。最初は「え、何で見なきゃいけないの、って正直思っちゃった」と明かしつつ、「歯を抜く瞬間とか親心としてもつらいし、見てられないと思ってたんですけど、見てよかった」といいます。
そもそも歯医者で麻酔治療をしたこともなかった長男は、診察台で怖くて震えていたといい、「もう中2の男の子とはいえ、近くにパパとママがいるのといないのでは気持ちも違うのかなってすごく感じた。私たちからしても一緒にいてあげられてよかった」と、そばで見守れたことは結果的に良かったそうです。
■辻さんがキッチンで作っていたもの
5本の歯を抜き、歯の矯正器具を装着した長男は、初日の夕飯は全く食べることができず、飲み物さえ「正直ちょっと飲むのは難しかった」ほど。
しかし歯以外はすこぶる健康な、成長期の中学2年生男子。もちろんお腹はすきますし、食欲は「とんでもなくある」わけで、辻さんは「もう私ができることは、青空が食べられるものをどうにか作るっていうこと。いろいろ試行錯誤して、とにかく栄養とお腹に溜まるようなものを食べさせてあげたい」と、キッチンでフル回転しているといいます。
最初の3日間は痛みが強く水分しか受け付けない状態だったため、バナナジュースや小松菜入りのスムージー、キノコのポタージュ、玉ねぎ・ニンジン・鶏肉・ジャガイモのシチューをミキサーにかけてから濾してサラサラのスープ状にしたもの……などなど、刺激の少ない流動食をひたすら作ったという辻さん。
給食も食べることは難しいため、食べられそうな状態にしたお弁当やゼリーを持たせているそう。4日目からは8倍がゆやネギトロなども食べられるようになり、「昨日はラーメン食べたいって言うからラーメンをめっちゃおかゆみたいに煮込んでみたりとかもした」「離乳食だよ。細かく麺を切って、でも味はラーメン。それはちょっと感動はしてくれてた」と明かしました。
また、矯正治療の痛みは最初だけでなく「歯が動くときが痛い」ため、これからもしばらくは通常とは異なる食事が必要になることがあるよう。どのように調理すれば美味しく食べることができるか今も試し続けており、「キッチンが大荒れ。鍋が足りない。あれを煮込んでみたり、これをちょっと混ぜてみたりとかって色々やってるからもう鍋が足りなくて……矯正した時のおすすめのご飯を教えていただきたい」と、視聴者におすすめメニューを募集していました。
■歯の矯正治療は何歳から始めるのがいい?
我が子の歯並びや嚙み合わせが気になるけれど、いつごろから矯正治療するべきなのかと悩んでいる人は少なくないでしょう。
矯正治療を始める時期は、顎や顔の発育を考えて決めます。前歯が永久歯に生え変わるころが将来の歯並びの診断予想ができるようになる時期なので、気になる場合は歯医者さんで一度診てもらうといいでしょう。
子どものうちは成長・発育段階にあるため、上下のあごの骨のバランスを整えやすく、大人の歯列矯正と比べると比較的短期間で整えることができるケースも多いようです。また、矯正治療をすることによって定期的に口腔管理をするため、むし歯や歯周病などの歯科疾患を予防することにもつながります。
(マイナビ子育て編集部)