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2024年10月04日 11:47 更新

藤本美貴さん、子育てで「もうやめたほうがいいって最近思った」こと。「イライラの始まりを自分で作っている」

三児の母でタレントの藤本美貴さんが、YouTubeのお悩み相談に答える中で、自身の子育てで「もうやめよう」と思っていることを明かしました。

■「練習しないならやめるよとは……」

(※画像は藤本美貴さんオフィシャルブログより)
(※画像は藤本美貴さんオフィシャルブログより)

「小学6年生の息子が3年ほどピアノの習い事をしている」という相談者。通い始める前に「自宅での練習を頑張る」と約束したものの、ここ1年ほどは自宅での練習に身が入らず、親が促さないと動き出さなくなっているといいます。

親子で話し合い、「やる気が見られないからもう通うのを辞めよう」と言うと、毎回「辞めたくない!!」と継続の意思を見せる息子。しかし相談者は「やる気のない姿を見せられたまま続けさせたくないです(金銭的にも)」と、もうピアノ教室を辞めさせたいようです。

「親の一存で習い事を辞めさせるのは酷なのでしょうか…」という相談に、藤本さんは「いや金銭的な理由があるなら酷ではないと思うけど……」と言いつつ、三児を育ててきて「最近すごい思う」ことがあると、自身の考えを語りました。

子どものやりたいことや欲しいものについて、条件つきで許可することが当たり前になっていたという藤本さん。しかし「すごい私もやるの。条件つけて『これやるんならいいよ?』って言うんだけど、もうそれやめたほうがいいなってすごい思ってて」と、考えが変わってきたそう。

藤本さんは「『これやるならいいよ』『こうやってやるならいいよ』とか決めても、大体の子は結局守れないと思うんですよ。だからその条件を付ける時点でもう、約束はいつか破られる」と、“始めたときの条件を必ず守る”というルール自体に無理があるといいます。

そして結局、親側が「えっ、言ったのにやらないじゃん!」と、子どもにイライラしたり怒ったり……。「あるある」かもしれませんが、耳の痛い人も多いのではないでしょうか。

藤本さんは「イライラの始まりを自分で作ってる気がして。最近本当に私はそれを学んで。習い事とかやりたいことに対して、あんまり、こっち側がこうなってほしいとか求めちゃいけないのかなって最近すごい思う」と明かしました。

ちなみに藤本さんの長女は英語や水泳、ギターを習っていますが、ギターを家で練習することがあまりないそう。以前は練習を促す声かけをしていましたが、「なんかもう言うのやめたの。疲れちゃうから」「練習しないならやめるよとは言わない。自主練習しなくても行ってることで最低限弾けるようになってるわけじゃないですか」と、あまり口を出さずに見守るようにしているそうです。

ミキティそっくり!

■親も子どもとの約束を守れていない?

親は子どもに対して、「●●するならいいよ」「××できるならいいよ」といった「条件つきの約束」を提案しがちなものです。ただ、藤本さんも言うように、そうした約束を子どもが常に守れるとは限りません。そして、そのような「条件つきの約束」を子どもとしたならば、親もその約束をしっかり守らなければならなくなります。

些細なことと思われるかもしれませんが、次のような場面に覚えはないでしょうか。

・おやつをあげるとき「1個だけね」と言って渡したのに、子どもがぐずるので仕方ないなぁともう一個あげる
・公園でまだ遊びたいという子に「タイマーが鳴るまでね」とセットし、タイマーが鳴ったのに子どもがまだ遊びたいと泣くので、「じゃあもう少しだけね」と許してしまう
・「抱っこして」という子どもに対し、「洗い物が終わったらね」と待たせておいたのに、洗い物が終わったとき子どもが一人で静かに遊んでいたので抱っこしないでおく

これらは全て、親が約束を破っていることになります。しかし、子育てをしていれば臨機応変な対応が必要な場面にいくつも遭遇しますよね。

世の中には守らなければならないルールもたくさんありますが、親子間での決め事を子どもが守れなかったとき、そこには何か理由があるのかもしれません。最初に条件を決めたときとは状況が変わったり、心境が変化していたりもします。ですから、「子どもが自分で言ったことを守れていない」ときは、条件やルールの側を見直す必要があるのかもしれません。

(マイナビ子育て編集部)

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