【小学生の家庭学習】壁に張って終わりにしてない? 小さな工夫でポスターの学習効果アップ!|おうち学習で知りたいこと80 #5
子どもの学力アップのために貼った学習ポスター。"貼っただけ”になってはいませんか……?
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現役小学校教師のサンバ先生が、子どもの小学校生活が超うまくいく親のサポート術を伝授!
今回は、「おうち学習のアイディア」について、書籍『勉強も小学校生活も超うまくいく! おうち学習で知りたいこと80』(KADOKAWA)から一部抜粋してお届けします。
ポスターを“張るだけ”では学力アップに結びつかない?
算数の学習のためによかれと思って、単位や九九などのポスターを張っていませんか? 算数に限らず、漢字や歴史の年表ポスターを張っているご家庭も多いと思います。
しかしこのポスター、ただ張るだけでは効果は非常に薄いです。張ったばかりのころは子どもも興味を持ちますが、すぐに風景と同化して見えなくなります。よしんば眺めたとしても、眺めるだけではなかなか記憶に定着しません。
せっかく張ったポスターですから、できれば学習効果を得たいところ。意味のあるものにするために2つの技をお伝えします。
● アウトプットの機会をつくる
ポスターの内容をアウトプットする機会を、意図的につくってみてください。たとえば「1cmは何mm?」と聞いてみて、わからなそうなら「ポスターに書いてあったよ」と声をかけます。ポスターの内容に沿った問題を出すことで、意識して見る機会を増やすのです。すると、内容が定着していきます。
● 意図的に変化を起こす
なぜ子どもがポスターを見なくなるかというと、シンプルに飽きるからです。変化が起これば、「なんだろう?」と見るようになります。
たとえば覚えてほしい箇所に、あえて付箋で目隠しをします。すると子どもは気になって、めくってみたりします。さらに付箋に「見たらダメ」なんて書くと、子どもの興味はさらに高まります。反対に、その子の好きなキャラクターを描くことで注目させてもいいかもしれません。ポスターを半分や⅓に折って、見えるところを限定してもOK。とにかく、以前見たときとは違う変化をつけるのです。
ポスターは、張りだしてしばらくしたら工夫も加えること。それが、学習効果を高めるポイントです。
続きは書籍でお楽しみください。