【実家じまい】親が子にしてほしいことは「特にない」が最多、子どもが親にしてほしいことの1位は?
すむたすは12月24日、親世代・子世代を対象に実施した「実家じまいに関する意識調査」の結果を発表しました。
子世代の約25%が実家住まいについて話すきっかけを探している!?
実家の処分について親子間で話し合ったことがあるか尋ねたところ、32.5%が「ある」と回答しました。前回調査時の27.9%よりも微増していますが、依然として7割弱は話し合ったことがないと答えています。
話し合わない理由は、親世代・子世代とも、「まだ具体的に考えていない」最も多くなっていますが、親世代の40.0%がは「話し合う必要性を感じていなかった」に対し、子世代の25.6%は「話を切り出すきっかけがなかった」と会話のとっかかりを探している様子がうかがえます。
話し合いをした家庭にその内容を聞くと、「自身/親が逝去後の住まいの処分について」(62.3%)が最も多く、「自身/親が存命の間の住まいについて」(43.4%)が続きました。
この1年での「話し合いの頻度や内容の変化」について尋ねたところ、「話し合いの頻度が増えた」と感じる子世代が約半数に対し、親世代の81.1%は「変化はない」と回答しました。
今後の住まいや処分について、親が子に協力してほしいことを聞くと、最も多い回答は「わからない/特にない」(76.5%)でした。一方、子が親に準備しておいてほしいことの上位は「不用品の整理・処分」(43.6%)、「重要書類の整理」(33.6%)となっています。
帰省頻度別に、話し合いの変化を分析したところ、年に4回以上帰省している場合でも、親世代の多くは「変化はない」と感じています。子世代も「頻度は増したが内容は変わらない」という回答が目立ち、顔を合わせる回数が多いだけでは、実家じまいの話は進展しにくいことがわかりました。
実家の売却や相続手続きにおいて必須となる「権利書(登記識別情報)」や「実印」などの保管場所を知っているか尋ねたところ、子世代の76.4%が「把握していない」と回答しました。
調査概要
調査名:実家じまいに関する親子間コミュニケーション意識調査
調査方法:インターネットによる全国調査
調査期間:2025年11月20日~12月6日
調査対象:
①親世代 60歳~89歳、子どもあり、持ち家、子どもと別居状態の男女111名(有効回答102名)
②子世代 30歳~59歳、両親の少なくとも一方が存命しており別居状態の男女111名(有効回答110名)
すむたす
https://sumutasu.co.jp/
(マイナビ子育て編集部)
