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2026年02月13日 12:23 更新

中尾明慶さん、長男の教育で「進路が……」悩みを相談、思わぬアドバイスに「全然足りてなかった」「本当に反省」

俳優の中尾明慶さんが『12歳から始める 本当に頭のいい子の育てかた』(ダイヤモンド社)の著者・孫辰洋さんとYouTubeで対談。まさに12歳の息子を育てる父親として、教育についての悩みを打ち明けました。

■「そこは本当に反省」

2013年に女優の仲里依紗さんと結婚、長男のトカゲくん(愛称)は小学6年生に。長男の教育について「迷ってますね、悩んでますね~」と率直に打ち明け、「3歳までにいろいろ決まる」など幼児教育の重要性を耳にするにつけ、「言い方はあれだけど、12歳からじゃちょっと手遅れなんじゃないか」と感じていたと明かしました。

「まさにそう思っている人に読んでほしくて書きました」と孫さん。教育の現場では中学受験も含め早期の成果に注目が集まりがちですが、孫さんは「人生はその後の方が長い」と強調します。自身も小学生の頃は勉強が好きではなく授業に集中できなかったそうで、塾でプリントを破いていたことも。しかし親から人格を否定されることはなく、大好きだった読書を尊重してもらえたと振り返りました。

中尾さんが特に不安を感じているのが、息子の進路について。自身は10代前半から芸能界で仕事をしてきたため、一般的な進路選択を経験しておらず、「今の時代の進路がどうなっているのかわからない」と戸惑いを口にしました。

しかし孫さんは、現代の教育制度は大きく変化しており、受験や就職を経験してきた親も戸惑っていると説明。以前のように「国数理社英」が中心だった時代とは違い、今は子ども自身が「学びたいことを選べる」ようになり、大学でも面接や小論文など、個性や興味を評価する仕組みが広がっていると話しました。

ただ、中尾さんは本書を読んで反省したことがひとつ。「僕、うちの息子にいろんな経験は確かにさせてあげられてると思うんですよ。でも遊び経験をさせたというだけで終わってしまってたなという反省があって。そこから彼が何を感じ取ったのかとか、どう思ったのかみたいなところのコミュニケーションは全然足りてなかったなと思って。そこは本当に反省」と振り返ります。

これを聞いた孫さんは「この本で本当に一番伝えたかったことがそれで。もう本当さすがです」と感心。たとえば家族旅行でどこかに行ったとして、5~6歳なら特に覚えていなくても、それこそ12歳を過ぎたら「奥様もよくアメリカに一緒に行かれてると思う。ただ行くだけじゃなくて、なんでニューヨークが世界一の金融都市になっているのかみたいなことを帰ってきて調べるとか(すると良い)」と、遊びを学びと接続する方法を伝授しました。

また、中尾さんのチャンネル動画を予習してきた孫さんは、「動画で見る限りのお子さんの特性を鑑みるに、ドリルとかゴリゴリ知識をインプットしていくよりも、お父さんお母さんに何か聞かれて調べて、お父さんお母さんにそれをうれしそうに喋る方が、トカゲくんは知識をインプットするんじゃないかな」とアドバイス。

中尾さんいわく、トカゲくんは「オタクっぽいところがある」そうで、バイクや海外製のシャープペンシルなど、好きなものについては深く語りだす一方で、それが勉強につながっているわけではないのだとか。中尾さんはその熱量に少しついていけず、「毎日だと流してしまっていた」と振り返り、反省を口にしました。

また、よくある悩みとして出たのが、子どもがゲームばかりしてしまうこと。孫さんはゲーム自体を否定はしませんが、「家庭と学校以外に、尊敬できる大人=サードプレイスを作ること」が重要だといい、第三者の大人の言葉の方が子どもの心に届くこともあると話しました。

同時に「今、ヘリコプターペアレンツがめっちゃ多い」といい、子どもの周りをずっと見張り、失敗しそうになるとすぐ助けてしまう親は「子どもの失敗する機会を奪っている」と警鐘を鳴らした孫さん。

中尾さんは「確かにね、なるほどね。本当に危ない場面はもちろん止めなきゃいけないけど、さほど危なくない場面でも“危ない”を理由に止めたりしてた。反省しました」と自身を振り返り、納得していました。

■ヘリコプターペアレントの問題点とは

ヘリコプターペアレント(Helicopter Parent)とは、ヘリコプターが上空から監視するように、子どもについてまわり監視する親のこと。もともとアメリカで注目され始めた問題で、子どもが自立すべき時期にもかかわらず親が干渉を続けることです。最近では、年齢にかかわらず親の過干渉や過保護についてそういわれることもあります。

ヘリコプターペアレントは、怪我や失敗を子どもにできるだけさせないようにするという特徴があります。子どもが怪我や失敗をしないように、環境を整えるだけでなく、「危ないからダメ」と過度に制限をしたり「そんなやり方をしたら失敗するからこうしなさい」などと子どもの考えを否定したりすることもあります。子どもを思う余り、コントロールしようとしてしまうのですが、裏を返せばこれは、子どものことを信頼していないということ。子どもは自分の考えを否定されたり、親に信頼されていないと感じたりする場面が多く、自己肯定感の低下に繋がります。

また、幼い頃に直面すべきだった問題や失敗を経験していないことで、問題が起こったときの対処が自分ではできない可能性があります。たとえば、仕事で進め方がわからないことがあった場合、「自分で調べる」「先輩に相談する」「同僚にお願いする」などさまざまな解決法がありますよね。しかし、困ったことが起こったときいつも親に気づいてもらい解決してもらっていた場合、このように、問題に向き合い解決していく方法を学ぶ機会を失ってしまいます。

「そうはいっても子どもが心配」という親心もわかります。ヘリコプターペアレントにならないために、意識しておくといいポイントは、子どもを信じること、子どもの意思を尊重することです。ポイントは、子どもが決めたことに文句を言わず受け入れること。ささいなことでも、自分で決めるという経験を重ねることで、ゆくゆくは選択肢がなくても決められる力がつくでしょう。

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