妊娠で生活が激変!「今は生きているだけでいい」先輩ママの友人の言葉に救われて/弘中綾香さん #1
2022年に結婚、翌年12月に第一子出産を公表したアナウンサーの弘中綾香さん。今年の1月にはエッセイ『たぶん、ターニングポイント』(朝日新聞出版)を上梓しました。いつも明るい弘中さんが妊娠で変わったこととは?全4回のインタビュー第1回。
自分が母親になれるのか、自信がなかった
――「いつごろに妊娠出産したい」など子どもを持つことについて計画はありましたか?
弘中綾香さん(以下、弘中) 特にありませんでした。結婚後は「いつでも子どもを持ってもいいな」と思っていました。「◯年後には妊娠したい」などの計画もしていませんでした。
――妊娠が発覚したとき、率直な心境は?
弘中 いざ妊娠すると、「私が母親になれるのかな? 母親としてやっていけるのかしら?」と思いました。自分に母親ができるのか、自信がなかったですね。
――当時、弘中さんの思う“母親”像はどんなものでしたか?
弘中 私の母は専業主婦だったので、「働くお母さん」を自分の目で見てこなかったんですよね。学校から帰ると母が家にいて、送り迎えをしてくれるし、ごはんも作ってくれる。だから「働きながら母親をする」というイメージがなかったんです。でも私は働き続けたかったので「両立が可能なのか?」と。
――そこからどんなふうに「働く母親」をイメージしていきましたか?
弘中 「働く母親」でいうと、3歳上の姉が一番身近な存在かもしれません。
改めて考えてみると、会社の先輩や同僚、友達にも大勢いることに気づきました。日常の中で、育児と仕事の両立について聞いてみたりして、徐々にイメージができるようになりました。
「今は生きているだけでいいんだよ」
――妊娠中は安定期となる5カ月を迎えるまで、同僚や世間に公表しなかったことで、さまざまな不便やストレスがあったと新刊『たぶん、ターニングポイント』で書かれていますよね。妊娠を公表後、周りの言動で心に響いたものはありましたか?
弘中 そんなにつわりがひどいほうではなかったんですけど、それでなくても自分が今までできていたことが難しくなってきて。それにすごく落ち込むというか、暗くなるような時期があったんです。それを少し前に出産を経験した友達に話したら「今は生きているだけでいいんだよ。とにかくごはんを食べて、よく寝たらいいよ」と言ってくれたんです。それで「食べて寝るだけでいいか!」と顔を上げることができて、とてもありがたかったですね。
――今までできていたことができないというのは、仕事が制限されるなどでしょうか?
弘中 仕事の面もありましたが、日々の予定をこなすことが結構つらくなってしまって。私は元々予定をできるだけ詰め込むタイプだったんですが、疲れやすくなったこともあり、1日に1つくらいしか予定を入れられなくて、そういう変化に気持ちがついていけなかったです。お寿司やお酒から離れるのも辛かったです(笑)
――弘中さんのパブリックイメージでは、そういうときに弱音を吐かないように見えます。
弘中 そうですね。でも、出産経験のある仲のよい友達には話していました。
――夫さんにも妊娠中のつらさを打ち明けましたか?
弘中 あまりしなかったですね。言ってもしょうがないかな、と。男性には一生経験できないことなので、経験した友達や先輩に話したり、聞いたりしていました。
――「言ってもしょうがない」、たしかに! そんなふうにフラットに考えられれば、夫への期待ゆえの不満が募り悩む女性が、少しでも楽になりそうな気がしますね。
(第2回 につづく)
弘中綾香さん新刊『たぶん、ターニングポイント』発売中
人気アナウンサー・弘中綾香さんが妊娠出産について赤裸々に語ったエッセイ。思いがけない妊娠、リアルな出産体験記、そして産後に訪れた壮絶な日々。100%本音で語られた、全ママ共感必至の一冊です。
弘中綾香さん プロフィール
アナウンサー。1991年生まれ。2013 年テレビ朝日に入社。同年より音楽番組「ミュージックステーション」でサブ MC を担当。主に、バラエティー番組などで活躍。23年 ORICON NEWS「第20回好きな女性アナウンサーランキング」で、“殿堂入り” を達成。同年第1子女児を出産。著書に『弘中綾香の純度 100%』(マガジンハウス)、『アンクールな人生』(KADOKAWA)がある。
取材・文:早川千春
撮影:松野葉子
ヘア:KIYO IGARASHI
メイク:齋藤佳野
スタイリング:髙野夏季
衣装協力:
chibi jewels JAPAN(chibi jewels)
ZUTTOHOLIC(STASH JEWELLERY)
yoaa(yoaa)
