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2026年03月24日 11:19 更新

【女性活躍推進法施行から10年】職場復帰の不安点は「料理」「子どもの世話」「お迎え時間」、女性の仕事と家庭の両立の実態を調査

「シェフの無添つくりおき」等を運営するフードテックカンパニー・AIVICK(アイヴィック)は新年度を前に、職場復帰を予定している(または経験がある)女性212名を対象に「【第1回】女性の仕事と家庭の両立に関する意識・実態調査(職場復帰編)」を実施しました。

復職前の不安はタイムライン破綻 - 「料理」「仕事」「お迎え」が重なり合う日々
復職前の不安はタイムライン破綻 - 「料理」「仕事」「お迎え」が重なり合う日々

調査背景

2016年4月の女性活躍推進法の施行から10年が経ちます。

多くの企業では女性活躍推進の取り組みが進み、共働き世帯数は専業主婦世帯数の3倍以上となり、妻がフルタイムの共働き世帯数も増加傾向にあるとの調査報告があります。※1

一方、別の調査の、「男女別家事関連時間に1日に費やされた時間の割合」(下表)では、いずれの年代も、女性のほうが数倍も多くの時間を家事関連時間に費やしていることがわかります。※2

調査背景

同社では、働く女性が増える一方で、家事負担の時間割合は変化がないというギャップを社会課題の一つとしてとらえ、その実態を知るため今回の調査を実施しました。

同調査は、「食とテクノロジーで人生をより豊かにする」という企業パーパスのもと、フードソリューション事業等を展開する同社が、働く人々および家族の健康やクオリティ・オブ・ライフの向上を願い、今後も調査をおこなう予定です。

※1出典:内閣府 男女共同参画局 令和7年版男女共同参画白書_特集P1,P2
※2出典:総務省 統計局「我が国における家事関連時間の男女の差~生活時間から見たジェンダーギャップ」(統計Today No.190))

職場復帰の不安な点は「料理」「子どもの世話」「時間のやりくり」

職場復帰の不安な点
職場復帰の不安な点

時間は数だけではなく、「タイムライン」
これから職場復帰を予定している(または職場復帰をしたことがある)人に対して、職場復帰に際し、不安に感じる(感じた)ことを質問しました。

仕事と家庭の両立で不安を感じる(感じた)ことがあると回答した人は100%。今回の調査では中でも特に「料理」(92.5%)の不安を感じていることがわかりました。

自由記述では、「時間がない」という回答が最も多くみられ、単なる時間数ではなく、健康を意識した「子どもの一日のタイムラインを守りたい」という意味もあることが見受けられます。

また、不安の理由の中には、産後の体調変化や疲れやすさに言及する内容もありました。

このような不安を解消していくことが、働く女性たちのクオリティ・オブ・ライフの改善や、大きな社会課題の一つでもある「少子化」の一助にもなり、安心して生み育てやすい社会になるかもしれません。

主な不安の原因とその理由

料理(92.5%)
・「料理が得意なほうではなかったし家事の手際も悪かったので、第一子の育休明けは全てが不安でした。大人は適当に食べられるけど、離乳食期・幼児食期は食べるものを手探りで準備しないといけないためプレッシャーでした」(30代/フルタイム)
・「下の子の睡眠時間も確保したいし、上の子の受験勉強にも伴走しなければならず、作っている時間がない。でも身体にいいものを食べさせたい」(40代/フルタイム勤務)

子どもの世話(77.8%)
・「育休明けで仕事復帰をした時は、保育園の送迎と帰宅後の夕飯の準備、そこから子どものお風呂や寝かしつけなどうまくこなせるか心配でした。朝も限られた時間の中で朝食を作り、子どもに食べさせ保育園に連れていくという一連の流れを想像しただけでも復帰したくない気持ちもありましたね」(30代/フルタイム勤務)
・「最近2人目を出産し、子ども2人の面倒を見つつワンオペでやっていけるのか心配。夫は仕事が遅く1人で子どもを見ることが多いので心配」(40代/育休・産休中)

時間のやりくり(72.2%)
・「とにかく時間がない。1日40時間になってほしい」(20代/育休・産休中)
・「子どもと過ごす時間が短くなるため、帰宅後に子どもとの時間を作りたいが、夕ご飯の支度、洗い物、洗濯、お風呂の世話などやることがたくさんある。時間が押せば押すほど、子どもは1日の疲れで機嫌は悪くなり、スムーズに進まなくなる。家事と育児の両立がむずかしい」(30代/フルタイム勤務)

ほか、自身の体調面として、「自分のエネルギーは限られているから。女性特有の生理などの体調の変化、疲れやすさがある。園、学校の持ち物準備やスケジュールなど名もなき仕事が多い。時短や休みなど職場での肩身が狭い」(40代/フルタイム勤務)といったコメントもあり、職場復帰の不安感もとても納得できます。

料理の前に立ちはだかる“献立作り”という課題

献立は誰が決めているのか
献立は誰が決めているのか

働く女性たちの負担感とは?
献立を考えるのは「自分(女性)」という回答が85.8%、「自分と一緒に誰か」という回答を含めると、98.6%の女性回答者が献立作りに関わっているという結果になりました。

献立作りの負担感
献立作りの負担感

また、献立を考えることを「とても負担に感じる」という回答が74.1%、「まあまあ負担に感じる」という回答が25%ということから、多くの女性が家事の一つである献立づくりを負担に感じていると考えられます。

女性たちの理想と現実のジレンマが浮き彫りに

献立作りの大変な点
献立作りの大変な点 ※その他の回答の記述内容:何を作れば良いかわからない/献立が思い浮かばずスーパーで泣き崩れた日もあった/冷蔵庫にあるもので献立を考えること 等

「家族のために、栄養に考慮した献立を考えたい」という理想と「時間がない」という現実
献立を考える際に大変だと思うことは、「栄養バランスを考えること」(87.7%)「時間が少ない」(62.7%)、「彩りや品数を考慮すること」(56.6%)といった回答が多く寄せられました。

また、「家族の健康を考慮すること」(50.9%)という回答から、家族のためを考えて献立を考えたいが、時間に余裕はない、という女性たちの理想と現実のジレンマが浮かび上がりました。

単に一度の食事内容を考えるのではなく、日々、あらゆることを考慮して家族の喜ぶ食卓を守ろうとする働く女性たちの姿が調査からわかります。

約9割の女性がパートナーに不満を感じた経験あり

夫婦関係と献立作りの関係 ※回答をコーディングし、集計
夫婦関係と献立作りの関係 ※回答をコーディングし、集計

献立作りは、夫婦関係にも多少の影響を与える可能性も
献立作りが夫婦関係に与える影響として、不満に関して質問しました。

「(パートナーに)不満を感じ、衝突もしたことがある」という回答が40%、「衝突はしないまでも内心不満を感じたことがある」との回答が46%と計86%が不満を感じ、夫婦関係にも影響を与えていると考えられます。

家事負担を軽減する「家事のアウトソース」や「時短家電」

不安の解消には、「つくりおきサービスを利用する」「時短家電」といった家事負担を解消するサービスや製品の回答が多く、ほか、「自分が料理のつくりおきを作る」「家族のサポート」といった家族内での助け合いや、自分が家事を行うという回答もありました。

そのほか、「完璧を目指さない」、「頼れるものは何でも頼る」といった自分のマインドセットを変えていくという回答も見られました。ほかの回答については以下の一覧の通りです。 

職場復帰の不安の解消方法:Q.不安を解消するのに、実際に試してよかったこと等、何かアイデアがあれば教えてください。(自由回答)
職場復帰の不安の解消方法:Q.不安を解消するのに、実際に試してよかったこと等、何かアイデアがあれば教えてください。(自由回答)

調査概要

回答者数:職場復帰を予定している(または経験がある)女性 212名 
※同社「シェフの無添つくりおき」登録会員を対象
アンケート調査期間:2026年2月6日~2月15日
アンケート方法:Webアンケート(15問)


AIVICK
https://aivick.co.jp/

(マイナビ子育て編集部)

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