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掲載
2026年10月10日 11:51

自転車を降りたらヘルメットは外して!子どもが遊ぶとき、見逃しがちな事故|親が知りたい子供の危険

自転車を降りたあとも、ヘルメットをかぶったまま遊ばせていませんか? 遊具にヘルメットが引っかかり、子どもが宙づりになる事故が起きています。水筒のひもや装飾のある服など、子供の服や持ち物で親が知っておきたい注意点とは。

■安全のためのヘルメットが凶器に。自転車用ヘルメットの事故

ある日の夕方、6歳のAちゃん(6歳・女の子)は学校から帰宅すると、ヘルメットを被り自転車で公園へ向かいました。

自転車用ヘルメットを被ったまま、うんていで遊んでいたところ………

公園に着くと友だち3人と遊び始めます。このとき、Aちゃんは自転車用のヘルメットを被ったままでした。

そしてうんていに登り、上部で遊んでいると……

うっかり足を踏み外し、うんていのすき間から落ちてしまったのです。するとヘルメットがうんていの棒の間に引っかかり、Aちゃんはあごひもで首が締まって宙づりの状態に。一緒に遊んでいた友だちが慌てて大人に助けを求め、Aちゃんは近所の人に救助されました。

救急隊到着時、Aちゃんは心肺停止状態に

救急隊が到着したとき、Aちゃんは心肺停止状態でした。心肺蘇生により心拍と呼吸は戻りましたが、意識は戻らないまま病院へ。その後、懸命な治療で回復しましたが、1カ月超の入院となりました。退院した後は無事に日常生活へ戻っています[*1] 。

■遊具に水筒のひもがひっかかる事故も

ヘルメットのあごひものほかに水筒のひもが公園の遊具にひっかかる事故も起きています。Bちゃん(5歳・女の子)が幼稚園のお迎えのあと、園庭で遊んでいるときのことでした。高さ約1.3mの滑り台がついた遊具から降りようとしたところ、水筒のひもが遊具に引っかかり、女の子の首が締まった状態になってしまいました。女の子はもがいたあと失神してしまいますが、すぐに気づかれて救助され、意識も回復しました。すぐに病院を受診し、幸い後遺症などはありませんでした[*2]。

■使用時以外はヘルメットなどを外す

自転車用ヘルメットも水筒も、子どもに欠かせないものです。日頃から子どもが身につけているものですが、遊具で遊ぶときは何も首にかけないことを徹底しましょう。

子どもはヘルメットや水筒などを身につけたまま遊び始めてしまいがちです。「自転車用ヘルメットを被るのは自転車に乗っているときだけ」「遊ぶのは水筒やかばんを置いてから」。事故を起こさないために、大人が繰り返し伝えていく必要があります。

■遊ぶときは安全な服装で

危険なのは、ヘルメットや水筒など、ひもがついた持ち物だけではありません。服装もデザインによっては、遊ぶときに着用していると危ないケースがあります。

・フードやひもがない服で遊ぶ

出典:政府広報オンライン

リボンやひも、フードがついている服を着て遊んでいると、引っかかって転倒したり、首が締まったりする事故につながることがあります。また、遊具だけでなく、家の中でドアや家具に引っかかることもあります。パーカーのフードが玄関ドアの取っ手に引っかかり、窒息する事故も起きています [*3] 。

(イラスト:ぺぷり)

子どもの服を選ぶときは、安全性も考慮して首回りがシンプルなものを選ぶようにしましょう。

数々の事故を受けて、現在はJIS規格によって年少の子ども服は首回りにひもがついた洋服をデザイン・供給しないなど、安全性への配慮が求められ、メーカーなどが安全性に配慮した子ども服を作る際の指針となっています[*4] 。それでも依然として安全性の低い服が販売されていることがあるため、遊ぶときは着用しないといった配慮を家庭で続けていく必要があります。

・ひもや飾りがついている服はリメイクする

古着やおさがりの服に関しては、規格が制定される以前のデザインも残っていることがあります。もし今持っている服や譲られた服、購入した古着などにひもやリボンがついているなら、安全に遊べるようリメイクを。ひもやポンポン、リボンなどの飾りは取り外すか短く切る、衣類に縫い付けて引っかかりにくいようにする、といった一工夫をすれば、手持ちの服も着用できます[*4]。

・サイズの合った服を着せる

子ども服は成長を見越して大きめのサイズを購入することもあるでしょう。ただ、大きすぎる服も遊具や自転車、学校の机などに引っかけたり、裾を踏んで転倒したりする危険があります。子どもが動きやすいように、動き回るときは体に合ったサイズの服を着せましょう[*4]。

まとめ

自転車用のヘルメットを着用したまま公園で遊んだ子どもが、遊具にヘルメットが引っかかり宙づりになってしまう事故が起きました。また、水筒のひもで首を吊った状態になってしまう事故も。洋服でも、パーカーや首回りにひもがあるものは引っかかって首が締まってしまう危険があります。遊具で遊ぶときはこうした持ち物や衣類は身につけないことを徹底しましょう。子どもだけで遊ぶときも、ヘルメットなどを着用したまま遊ばないよう、親子でルールの共有を。またサイズが合った服を着て、動きやすい服装で安全に遊べるようにしましょう。

(文・構成:佐藤華奈子/監修:菅原 大輔先生)

※画像はイメージです

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