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2026年06月02日 08:11 更新

小学生運転のゴーカートが見学の2歳児がいる列に突っ込む。乗り物運転体験を安全に楽しむために必要なこと/親が知りたい子供の危険

身近なものが子どもの安全を脅かすことがあります。しかし、前もって知っておくだけで防げる事故もあります。今回は「子ども向けの乗り物運転体験」で起こった事故事例を2つ紹介。普段運転できない乗り物でワクワクしますが、注意しないと思わぬ事故につながることが……。

3連休のイベント中、小学生が運転するゴーカートが……

2022年9月の連休中のことです。子どもたちに車に親しんでもらおうと、自動車販売会社など4社が合同でゴーカートの運転体験イベントを開催。

1周200mのコースを3分間走り、ピットレーン(コースと、車両の整備などを行う「ピット」をつなぐレーン)へ戻るものでした。ピットレーンの隣に柵はなく三角コーンで仕切られているのみで、その隣に見物スペースがありました。

スタッフが止めようとするも停止せず、見物客の列へ

参加者の当時小学6年生の女の子は、運転体験を終え、ピットレーンへ戻ろうと直線へ入りました。ところが……減速せずに走り続けてしまったのです。

「ブレーキ!」

異変に気づいたスタッフが叫び、ゴーカートへ手を伸ばそうとしましたが……。ゴーカートはスタッフの制止を振り切って見物スペースに入り、見物客と衝突。この事故で2歳の男の子が死亡。4歳の男の子2人が軽いケガを負いました。

ゴーカートは時速40kmに達するものでした。ピットレーンと見物客の間は5m。ゴーカートが制御不能に陥った場合の安全対策が十分ではなかったといわれています。[*1]

子どもが運転するバイクによる事故も

2025年10月、埼玉県のモトクロス競技場でモトクロスバイクのイベントが開催されました。10歳の男の子が運転するモトクロスバイクが、コース内にいたイベント関係者の男性に衝突。男性は頭にケガをして一時意識不明の重傷を負い、男の子は軽いケガをしました。[*2][*3]

普段子どもが乗り慣れていない乗り物に注意

ゴーカートや小型バイクなどの運転体験は子どもたちにも人気がありますが、普段運転する機会がなく乗り慣れないものです。イベントでは身長や年齢に制限が設けられ、事前に操作の説明もあります。

それでも、実際に乗ってみると思った以上にスピードが出ることがあり、慣れない操作に戸惑って子どもがパニックになってしまうことも。特別な体験だからこそ、いつも以上に安全対策が重要になると考えましょう。

ゴーカートなどの乗り物を安全に楽しむために

乗り物の運転体験は、子どももテンションが上がるものです。せっかくの体験で思わぬ事故やケガにつながらないよう、私たち大人はどういう点に気をつければよいでしょうか。

事前に体験予定のイベント・施設の詳細を確認する

ゴーカートなどの運転体験は、さまざまなイベント会場やアミューズメント施設で行われています。利用するときは、安全対策が十分にとられているところを選びましょう。事前にウェブサイトなどで施設や体験の詳細を確認して、ヘルメットなど保護具の貸し出しや服装の説明があるか、運転前に安全講習や注意事項の説明があるか、運転する場所と観覧する場所が安全に分けられているかどうかなどのチェックを。

ルールを守り、子どもの理解度や体調もチェックする

乗り物を運転するときは、利用規約や注意事項、禁止事項をよく確認して必ず守りましょう。子どもの様子もよく見て、運転操作など事前の説明を理解しているか、体調に不安なところはないか確認してください。もし不安があれば、運転しない判断をすることも大切です。

しっかり説明や操作を理解できていても、思った以上にスピードが出てしまうと制御不能になることもありえます。運転に夢中になるあまり、無謀な運転はしないように伝えておきましょう。

見物や順番待ちの際は、運転中の乗り物に近づきすぎない

運転中だけでなく、ゴーカートの事故のように見物しているときや順番待ちをしているときに事故に巻き込まれたケースもあります。乗車待ちや見物をするときも必ず決められたエリアにいましょう。乗り降りする場所では、ほかの人が運転する乗り物に近づきすぎないようにしてください。

子どもが運転できる乗り物と聞くと安全なものと思いがちですが、ゴーカートなどはそれなりにスピードが出るものです。運転を誤ると周囲を巻き込む大きな事故につながる可能性があります。施設やイベント主催者側だけに安全対策を求めるのではなく、利用する側も十分注意して、子どもたちが安全に楽しめるよう配慮しましょう。

※写真はイメージです

(文:佐藤華奈子/構成:マイナビ子育て編集部)

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