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2018年11月16日 07:00 更新

結露を放っておくと窓がカビだらけに!? 事前に防ぐ方法は

暖房を使う季節になると、気になるのが窓の結露。窓が濡れるだけならまだしも、放置すると窓や周辺の壁、床、カーテンなどにまでカビが繁殖してしまうことがあるから困ったものです。そこで今回は、結露ができる仕組みや結露を予防する方法、カビ取り方法などについてご紹介します。結露にお困りの方は、ぜひチェックしてみてください。

窓の結露、気にしていますか?

Photo by Mariam Soliman on Unsplash

結露で窓にカビが生える?

結露は窓に水蒸気が付着している状態のことをいいます。たかが窓に水滴が付くぐらい、と軽視してしまいがちですが、放置するといろんなトラブルの原因になってしまいます。

なかでも深刻なのがカビやダニです。どちらも湿度が70%前後になると増え始めるといわれています。しかも、カビやダニの餌となる空気中に舞うゴミやホコリを結露が取り込み、繁殖にうってつけな環境を作ってしまうのです。

カビやダニの死骸を人が吸い込むと、ぜんそくやアレルギーの原因になるといわれています。私たちの健康をおびやかすリスクがあるとなると、油断できませんね。

どうして窓が結露するの?

Photo by Fleur Treurniet on Unsplash

結露を予防するには、結露の仕組みについて知っておくことが大切です。冬になるとどうして窓が結露してしまうのか、簡単に解説しておきましょう。

空気には、気温が高い状態ではたくさんの水蒸気を含むことができますが、気温が低くなると水蒸気を維持できなくなるという性質があります。そのため、外気の影響を受けて冷たくなった窓際で室内の空気が急激に冷やされると、空気が水蒸気を維持できなくなり、水分を放出。これが窓ガラスに付着し、結露してしまうというわけです。

結露でカビが生えてしまったら?

Photo by Mink Mingle on Unsplash

窓のカビ取り方法

結露によってカビが生じたなら、健康被害が出る前に早めに対処しましょう。効果的にカビ取りするには、汚れを落とすだけでなく、殺菌することが必要です。いろんな方法がありますが、今回は洗剤とエタノールを使ったカビ取り方法をご紹介しましょう。手順は以下の通りです。

1. 住宅用中性洗剤をスプレーでカビに直接吹きかける
2. 5分ほど放置したら、湿らせた雑巾で汚れを拭き取る
3. アルコールスプレーを吹きかけて、カビを死滅させる
4. それでも除去できないカビには、市販の塩素系カビ取り剤をスプレーする
5. 15分から30分ほど放置し、湿らせた雑巾で汚れを拭き取る

カビ取りの際は換気しながら、必ずマスクや手袋、ゴーグルなどを着用して行ってください。アルコールスプレーは火気厳禁です。床材や壁材に薬剤やアルコールがかかると変色することがあるので、注意してください。

なお、アルコールスプレーは、エタノールと無水エタノールを8:2の割合で混ぜ合わせたものが適しています。住宅用中性洗剤がない場合は、食器用洗剤を薄めて使ってもOKです。

カビが生える前の予防策

こまめに結露を拭き取ることで、カビが生えるのを防ぐことができます。雑巾を使う方法もありますが、新聞紙を使うのがおすすめです。結露を拭き取ってそのままポイと捨てられるから、雑巾のように絞って干して乾かす手間が不要に。どちらを使う場合も、結露を下から上に向かって拭くと、水滴がたれにくく、サッシを濡らさずにすみますよ。

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結露専用のワイパーも便利です。持ち手にタンクを内蔵していて、結露の水分をキャッチ。素早く作業できて、どのくらい水分が取れたかわかるという楽しみもあります。

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給水スポンジを使うという手もあります。吸水性にすぐれたスポンジで、窓をサッとなでるだけで結露を除去できます。

窓の結露を防止するには?

Photo by Christian Wiediger on Unsplash

結露防止グッズを利用する

結露を防止するためには断熱性の高い窓に交換するなどの方法がありますが、安価なアイテムを使って費用をかけずに予防することもできます。

例えばおすすめなのが、プチプチを窓に貼るという方法。窓に暖かい空気が触れにくくなるため、結露を生じにくくする効果が期待できます。

断熱シートも便利です。断熱効果のあるシートを窓に貼るだけで、窓の表面が冷たくなるのを防ぐことができます。模様や柄を選べるのも楽しいですよ。

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結露の原因を取り除く

こまめな換気も結露を防ぐのに有効です。換気扇を利用して、結露の原因となる暖かくて湿った空気を室外に排出すれば、窓の外と室内とのあいだに温度差があっても結露が起こりません。

除湿を徹底するのもおすすめです。除湿機で湿度を低くしてしまえば、室内の空気に含まれる水蒸気が少なくなります。室内の空気が冷たい窓に触れても、やはり余分な水分がないので結露が起こりません。

結露対策のリフォームをする

根本的に解決するなら、結露対策のリフォームをするのがおすすめです。例えば一般的なのが、今ある窓の内側にインナーサッシを取り付けて二重窓にする方法。窓ガラスと窓ガラスのあいだに空気層を作ることで熱を伝わりにくくし、結露を防止します。

窓ガラスをペアガラスや複層ガラスなど二重構造になったものに交換するという方法もあります。一枚ガラスに比べて外気の影響を受けにくいのが特徴です。室内の熱を外に逃さないので、暖房効率を向上させることにもなります。

まとめ

結露は放っておくと、カビやダニが繁殖する原因になってしまいます。ぜんそくやアレルギーなど、健康に被害を及ぼす恐れがあるので注意が必要です。予防法や対処法を実践して、快適で安全な住空間づくりにお役立てください。

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