観葉植物にカビが生えるとどうなる? 簡単に除去する裏技&防止策
室内外で栽培している観葉植物にカビが生えると、私たちの暮らしにもデメリットが発生します。そのため、早めの対処が必要です。ここでは、観葉植物に発生したカビの対処法と共に、カビが生えないようにするポイントを紹介。もしかしたら、いまの置き方・育て方がカビを発生させる原因になっているかも? 確認してくださいね。
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観葉植物にカビが生えるとどうなる?
カビ臭、たい肥臭が発生する
観葉植物でカビが発生しやすい場所の一つが土の周辺です。とくに気をつけたいのが古い土。同じ土を長く使用していると雑菌が繁殖しやすくなって、土の質を悪化させてしまいます。やがてカビが土全体に広がり、カビ特有の臭いを充満させることがあります。
土にカビが生えると、使用している肥料にも影響を与え、臭いが増すといわれています。そのまま放置すると、畜舎などで感じるようなたい肥臭がすることも。とくに観葉植物を室内に設置している場合は、不快な臭いとなってしまいますね。
アレルギーの原因になる
観葉植物の土に発生したカビは、アレルギーの原因になることもあります。
免疫力が低い人がカビを肺に吸い込んでしまうと、肺炎を起こしてしまう恐れがあるともいわれています。そのため、カビはしっかりと対処しておきたいところ。
植え替えなしで観葉植物のカビを取り除く方法
消毒用アルコールを噴射する
観葉植物の土に発生したカビを手軽に退治することができる裏技としておすすめなのが、消毒用アルコールを使った対処法です。用意するものと方法は以下の通り。
・消毒用アルコール(スプレータイプ)
・ビニールシート
・新聞紙
1. カビができてしまった表面の土を取ります。
2. ビニールシートや新聞紙を敷いたところに土を広げ、消毒用アルコールをスプレーしてください。全体にまんべんなくアルコールを行き渡らせてください。
3. そのまま放置して土を乾燥させます。
4. 土をもとの場所に戻したら完了です。
カビを除去する際、胞子が飛散する恐れがあるので、屋外で行うのがおすすめです。
直接噴射しても効果アリ
手早く作業したいときは、植木鉢などに入ったまま土に消毒用アルコールをスプレーしてもかまいません。ただし、観葉植物に消毒用アルコールがかかってしまうと葉が枯れてしまうこともあるので、キッチンペーパーなどで覆ってから作業をするといいですね。
観葉植物にカビを発生させないためのチェックポイント
湿気の多い場所に置いてない?
湿気の多い場所に、観葉植物を設置していませんか?
観葉植物の土は、カビの住処となってしまいます。おすすめなのが風通しがよいところです。湿気がたまるとカビが繁殖しやすい環境を作ってしまうため、土の周辺に湿気を滞らせないことがポイントです。
換気がしづらい窓のない部屋などに設置したい場合は、定期的に移動させて空気に当てるようにするとよいでしょう。とりわけ初夏など湿気が多い季節は、カビが発生しやすくなる傾向があります。定期的に換気を心がけるなど注意してください。
直射日光はよくありませんが、レースカーテン越しに光を当てるなど、適度に日当たりのある場所においてあげるのもカビ防止に有効です。
水はあげすぎていない?
水のあげすぎも要注意です。受け皿に水がたまっていると、それをエサにしてカビが発生しやすくなる傾向があります。また、水が溜まっているとボウフラなど、害虫の発生を促すこともあるので注意しましょう。
観葉植物は、面倒だからといって一度に水をやりすぎないようにし、こまめに水をあげるようにしてくださいね。
肥料を与えすぎていない?
肥料のやりすぎが、カビの原因になってしまうこともあります。観葉植物を枯らしてしまわないよう、つい肥料を多くやってしまいがちですが、吸収できなかった栄養分は、そのままカビにとって絶好のエサとなってしまいます。やりすぎには十分ご注意ください。
肥料の種類にも気を配りたいところです。カビは有機肥料をより好むといわれています。カビの発生を防ぐ目的であれば見直してみるのも手。お店の人に相談してみるといいですね。
まとめ
観葉植物にカビが発生してしまうと、不快な臭いを発生させるだけでなくアレルギーの原因になってしまうことがあるので油断できません。発生してしまった観葉植物のカビは、消毒用アルコールを使ってすみやかに対処してください。置き場所や水、肥料のやりすぎに注意して、カビが発生しにくい環境作りに努めましょう。
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