窓ガラスのシールをペロッと剥がす裏技! 家にあるものでOK
窓ガラスに貼ったシールを剥がすのはなにげに大変なもの。とく小さなお子様がいる場合、ところかまわずベタベタと貼られてしまうシールの処理にお困りという方も多いはずです。そこで今回は、窓ガラスに貼りつけたシールをペロッと剥がす裏技を伝授。特別な道具を使うことなく、家にあるものを使って跡形もなくキレイにする方法をご紹介します。
カードでシールをこそげとる
スクレイパーのかわりに
窓ガラスとシールは相性がとてもよいらしく、一度貼ると剥がすのはちょっと面倒なものです。正攻法で取り組もうとすると、時間がかかる上に、表面だけが剥がれて粘着剤がついたところが残ってしまうことが少なくありません。
そんな厄介なシールも、スクレイパーを使えば、比較的簡単にしかもキレイに剥がすことができます。スクレイパーとは、外面をけずったり、削いだりするへら状の器具のこと。ホームセンターなどでも手軽に入手することができますが、わざわざ買いにいくのも面倒だし、できれば出費は控えたいところ。
そんなときは、定規やキャッシュカードやポイントカードで代用することが可能です。
シールの剥がし方
定規やキャッシュカードやポイントカードを使ってシールを剥がす手順は、以下の通りです。
1. まずキッチン用の中性洗剤を水で薄めたものでシールを湿らせて、しばらくおいておきます。
2. プラスチック製の定規、もしくはキャッシュカードやポイントカードなど、薄くて硬いものを用意し、シールを削いでください。
3. 水拭きをしたあと、仕上げに乾拭きして水滴を取り除けば完了です。
すると面白いように剥がれて、跡も残りません。このとき、一気に全部削ぐよりも、1箇所にフォーカスするのがおすすめ。例えば角のあるシールなら、1つの角だけを削ぐようにします。指でつまめるくらいまで削いだら、あとはペラっと剥がせるはずです。
なかなか剥がせないときは、キッチン用の中性洗剤をじかにシールに塗布し、その上にティッシュペーパーとキッチンラップをかぶせてパックしてみてください。10~15分ほどおくと剥がしやすくなっていますよ。
キッチン用の中性洗剤でなく、酢を使ってもOKです。酸にはシールに使われている粘着剤を分解する作用が期待できます。界面活性剤が配合されているハンドクリームや洗顔フォームを使うのもおすすめですよ。
なお、キャッシュカードやポイントカードは、念のため使用中のものではなく、いらなくなったものをお使いください。
ドライヤーで温める
熱で粘着剤を溶かす
ドライヤーの温風でシールを温めるという方法もあります。シールに使用されている粘着剤の多くは常温では安定していますが、ある程度の高温になると溶けてくるという性質があります。そのため、しっかり窓に貼られたシールにドライヤーの温風をあてることで、剥がしやすくすることができるというわけです。
この方法は、窓だけでなく、水や洗剤などを使うのがはばかられるようなところ、例えば木製の家具に貼られたシールを剥がすのにもおすすめです。
ただし、ドライヤーの温風を長いあいだあて続けていると、粘着剤が溶けすぎてしまうこともあります。余計にシールを剥がしづらくなってしまうので注意してください。
シールの剥がし方
窓から20cmほど離れたところからドライヤーの温風を送風するだけ。しばらくすると、シールの粘着剤が徐々に溶解して、触ったときに粘着剤がやわらかくなっているのがわかるはずです。あとは爪先などを使って剥がせばOK。残った跡もティッシュペーパーなどで、簡単に拭き取ることができます。
ある程度温まったらドライヤーの温風をとめて、剥がす作業に集中してもいいのですが、できれば送風しながら剥がすのがおすすめ。ドライヤーの温風を送り続けると、途中でちぎれたり破れたりしにくく、最後までキレイ剥がすことができますよ。ドライヤーでのヤケドにはくれぐれもご注意ください。
シールの粘着部分が残ってしまったら?
メラミンスポンジでやさしくこする
うまく剥がせなくて跡が残ってしまったときは、メラミンスポンジを使うのがおすすめです。メラミンスポンジに水を吸わせ、シールをやさしくこすると、キレイに剥がせるはずです。
メラミンスポンジには研磨剤が含まれていますから、力を入れすぎないようご注意ください。コーティング加工されている窓の場合、傷つけてしまうことがあります。
まとめ
窓に貼りつけてしまったシールは、キッチン用中性洗剤とキャッシュカード、あるいはドライヤーなど、家にあるものを使って簡単に剥がすことができます。とっても手軽だから、お子様に自由にシール遊びさせてあげることができますよ。ぜひお試しください。