ひと工夫で収納がぐっと楽に! 専門家が教えるコの字ラック活用法
収納を考えた時、便利に活用したいのがコの字ラック。けれども、たくさんの種類があり、どれを選んでいいのか? 迷いますよね。それぞれの特性を理解して、使う場所に合ったものを見つけていきましょう。
コの字ラック①:立ち上がりのあるコの字ラック
こんにちは。ライフオーガナイザーの佐藤美香です。
コの字ラックというと、キッチンでお使いになっている方も多いのではないでしょうか。たくさんの食器もコの字ラックを間に入れることで、取り出す際のアクションが減り、時短に繋がります。
写真は、ニトリの「折りたたみ式 キッチンラックNT 積み重ね棚」。両端に立ち上がりがあるので(写真赤枠部分)、出し入れの際に揺れてしまっても、上の食器が落ちにくいので安心です。折りたたむこともできるので、使わない時には省スペースで保管しておけます。
また、BBQなど外で調理をする際には、道具のスペースを作るのも一苦労ですよね。そんな時には、家の食器棚から拝借。家にあるもので代用できれば、たくさんの道具を揃えずに済みます。
コの字ラック②:手に入れやすい100均コの字ラック
子どもの成長ははやく、日々使うものが変わっていきます。とはいえ、小まめに収納用品を買い替えるのは難しいですし、かといって不便なまま使うのも、毎日のストレスに。
写真は、100均で購入したコの字ラック。コンパクトなので、小さな子どもの道具を収納するのに便利です。
このコの字ラックのおかげで、ひとつのスペースを縦長のスペース(写真右)と、上下2つのスペース(写真左)に分けて使うことができました。こちらも使わない時は、折りたためるので保管に場所をとりません。
また、使わなくなっても大丈夫! いろいろなリメイク方法もありますので、こちらの記事を参考にしてみてください。
コの字ラック③:横幅を調整できるスライド式コの字ラック
広い収納スペースも、棚板が少ないなどの理由で、スペースが無駄になってしまうことがありますよね。
そんな時は横にスライドできるコの字ラックが、収納スペースに合わせて動かせるので便利です。
写真は、スライド整理棚(WH)。子ども達の靴箱で使っています。子ども達の靴の数や、季節によって高さのある靴を置きたい場合などに、スライドで調整できるので重宝しています。
コの字ラック④:入れたいものに合わせてDIYしたコの字ラック
市販品では、欲しいサイズがない! という時は、ホームセンターで板材を購入して自分でDIYしてみるのもいいですよ。ホームセンターで、欲しいサイズにカットしてもらったら、後は釘で固定してもいいですし、強力両面テープで固定するのもOK。
写真は、キッチンの吊戸棚内。大きな鍋とキッチンペーパーのストック、細々したものを入れたケースを収納することができました。入れたいものに合わせてサイズを計ってDIYしたコの字ラックのおかげで、スペースを無駄なく使えています。
コの字ラック⑤:リメイク家具のコの字ラック
使わなくなっても、愛着があってなかなか手放せない家具はありませんか? コの字ラックにリメイクすることで、また活躍させることもできますよ。
写真(赤枠部分)は、使わなくなったFAX台の上部を、ホットプレート(たこ焼き器)の高さに合わせて切ったもの。仕舞い込んでいたホットプレート(たこ焼き器)の出し入れがラクになり、ホットプレート(たこ焼き器)の出番が増えています。
不要になった家具のリメイクについては、こちらをご覧ください。
コの字ラック⑥:天板と脚を選んで作ったコの字ラック
ホームセンターやネットでは、天板や脚を選んで購入することができます。自分で木材に釘を打ったり、リメイクしなくてもよかったりするのがポイント。サイズのあったコの字ラックを用意するのに、手軽で取りかかりやすいですよ。
写真は、ホームセンターで購入した天板と脚で作ったものです(写真青枠部分)。脚についているネジが天板に差し込めるようになっているので、製作時間は5分ほど。天板や脚の形・長さなど、置きたい場所に合わせて作ってみるのもいいですね。
まとめ
たくさんあるコの字ラック、どこに使いたいか? どんなものなら使いやすいか? を考え、ご自身にあったものを選んでくださいね。便利に活用するために、お役に立てたらうれしいです。