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2019年10月20日 19:30 更新

実録! お片付けのプロがやってしまった収納での失敗例5つ

お片付けのプロであっても、整理収納で失敗した経験はたくさんあります。今回は筆者がやってしまった整理収納での失敗事例を、その解決法と一緒にご紹介します。

こんにちは。ライフオーガナイザー®︎ 門傳(もんでん )奈々です。

資格を持って活動している整理収納のプロでも、整理収納で「失敗した〜!」と思うこと、もちろんないわけではありません。今回は筆者が「やってしまった」5つの失敗事例をご紹介します。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

失敗①:お片づけする前に収納ボックスを買ってしまう

Lazy dummy
素敵なボックスでも中身がいっぱいでは取り出しにくいです

雑誌やSNSでは、おしゃれな収納ボックスがたくさん紹介されていますよね。

それを見て「この収納ボックスが素敵!」と思い、お片付けをする前に収納ボックスを買ってしまう……これが失敗その1です。

家の中のものを減らす前に収納ボックスを買っている状態では、「家が片付いた」とは言えないです。見た目だけで買った収納ボックスに、ものを詰め込むことが目的となってしまい、中身はパンパン! 片付けられていません。

ものが詰め込まれた収納ボックスは、ものが取り出しにくく、使いにくい……となってしまうのは当たり前です。

<解決法>大切なのは順番!

Lazy dummy
ものを減らしてから、収納ボックスを購入するようにしましょう!

【誤った順番】

①収納ボックスを買う
②家の中のものを詰める

【正しい順番】

①家の中のものを減らす
②収納ボックスのサイズが自宅の収納場所に見合うものか確認する(採寸)
③(収納ボックスを買ってから)ものを収納する

「素敵だな」「欲しいな」と思う収納ボックスや収納関連グッズに出会った時は、その時点では購入しないで、メーカー名、サイズなどを控えておきます。

まずは収納グッズを買う前に、家の中のものを整理してみましょう。家の中の「物」が減った状態で、その収納ボックスが本当に必要かを考えます。

そして収納ボックスの購入を決めたら、次にやることは「計測」。ボックスを置きたい場所の計測をしてから収納ボックスを購入すれば、その場所にぴったり収めることができます。

失敗②:収納ボックスのサイズ間違い問題

我が家の失敗例 収納ボックスのサイズ違い
収納ボックスのサイズが合ってない失敗例

失敗その1で「計測すること」の大切さに触れましたが、次の失敗事例は、この計測を怠ったために、発生した失敗事例です。

店頭で「なんとなく入りそう」と思って収納グッズを購入したことはありませんか?

私もこの失敗を何度かやりました。購入したものを自宅に持ち帰ってみると、サイズ違いで入らなかったり、幅はぴったりでも奥行きが長すぎてはみ出してしまったり……。

<解決法>計測を面倒がらない!

片付け方の順番には、
①ものを全部出す
②仕分ける(減らす)
③しまう
という順番があります。

新しく収納ボックスを購入する場合は、①と②を行なった上で、クローゼットや押入れ、物置などのスペースの計測をしてからサイズの合った収納ボックスを購入しましょう!

これがオススメ! 楽に計測できるメジャー

計測が面倒な方に! 書き込めるメジャーが便利

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出典: https://www.muji.net
メモリ部分に書き込めるので便利です!

失敗③:家族に不評! 収納へのこだわり

ダイソースクエアボックス 家族に不評の収納
「ボックスの中身が分からない」と家族に不評だった玄関収納
ダイソースクエアボックス 収納失敗例アフター
「ラベリング」することで、家族にも分かりやすい収納になりました

整理収納が楽しくなってくると、いろんなものをきれいにきちんとしまいたくなります。

ものがきれいに収められた収納を見て満足感に浸るわけですが、その収納を理解できない家族には「使いにくい」「何が入っているのか分かりにくい」「きれいにしまわないとお母さんが怒る」と実際不評でした……。

<解決法>家族が使う場所は簡単な収納方法で!

家族の収納 無印良品ポリプロピレンケース 宮成製作所ラベルプレート
家族の収納は投げ込み式のざっくり収納で!

見た目重視の収納は、私個人が使う場所で実践するようにしました。

家族が使う場所は、見た目にこだわるのをやめて、家族が使いやすいようにざっくり収納を優先。

家族にとっては見た目が美しい収納よりも、出し入れしやすい収納の方が使いやすいですね。

失敗④:ものを捨てすぎて後悔してしまう

「スッキリ暮らす」「ものは少なく」「ミニマリスト」……という理想に近づきたいがために、ものを見極めることなく減らしすぎた結果の失敗です。

お片づけの目的は、「自分がどのように暮らしたいか」や「暮らしやすさ」を実現すること。自分が好きなものに囲まれて暮らしたいはずなのに、片付けの目的が「ものを捨てること」になっていました。

捨てた後に後悔しても、大切なものは戻ってきません。

<解決法>ものを見極めてから処分する

整理収納ものの見極め マワハンガー
じっくりとものと向き合うことで、自分に必要なものが見えてきます

お片づけの際には、ものの持ち方や持つべき量を吟味しましょう。

捨てるかどうか迷うものは、その場で無理に判断しないで「半年後、1年後に手放すかどうか決める」などと期限を決めてとっておくことも、整理収納作業がはかどるコツといえるでしょう。

失敗⑤:アクション数が多い収納

収納の仕方で、次のAとBとではどちらが簡単でしょう?

A)扉をあけて、中に入っている引き出しを出し、その中にしまう

B)扉をあけて、中のボックスにしまう

当然、Bの方が楽ですよね。

AとBの違いは「アクション数」。ものを収納する際の動作(アクション数)が少ない方がしまいやすいです。

アクション数が少ないカトラリー収納 
投げ込み式の「ざっくり収納」はアクション数が少ない収納です

まとめ

整理収納のプロであっても失敗は数知れず……。失敗を繰り返しながらも、時間をかけて整理収納していくと「自分なりの整理収納方法」が見つかります。それを続けていけば「自分が理想とする暮らし」に一歩近づくことができますよ♪

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