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2021年06月19日 10:00 更新

整理収納アドバイザーが解説! 意外と知らない「衣替え」の基礎知識

季節の変わり目は気温が不安定で、真夏のような暑さの日もあれば、まだ肌寒い日も。何を着たらよいのか、一体いつ衣替えをしたら良いのかと悩んでしまうことがありますよね。整理収納アドバイザーのFujinaoさんが、衣替えの時期から収納ポイントまでわかりやすくお伝えします。

整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)です。

子どものころから見聞きする「衣替え」という言葉。季節の変わり目になんとなく衣類を入れ替えたりはしているけれど、そういえば正しい衣替えの仕方って習ったことがない……と思いませんか? そこで今回は、上手に衣替えができる基本的なコツを改めて解説したいと思います。

衣替えの基本的な流れとポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

衣替えの時期はいつがベスト?

Lazy dummy

季節の変わり目は暑い日があったり、急に寒くなったりと気候が不安定。いったいいつ衣替えをしたらよいのか悩んでしまいますよね。

目安にするといいのは、学校の夏服、冬服への切替日です。全国的には夏服が6月1日、冬服が10月1日からの切り替えが多いよう。

気温というのは地域によってかなり差がありますから、自分の住んでいる地域の切り替え時期を目安にするといいでしょう。

収納する前に必ずやっておくことは?

Lazy dummy

衣替えをすると、シーズンオフの洋服は数ヶ月収納したままになります。汚れがついたまま保管しているとシミや黄ばみ、カビの原因に……。ですので、収納する前に必ずやって欲しいのが、衣類を綺麗にすることです。

家庭で洗濯できるものは洗濯し、クリーニングに出すものはクリーニング店へ。クリーニングから戻った衣類は、通気が良くなるようにビニールを取ってから収納します。

革ジャケットなど専用のメンテナンスが必要なものも、汚れやホコリを取ったり、クリームを塗るなどのお手入れをしてあげましょう。

シーズンオフ衣類の収納ポイントは?

衣類が綺麗になったら、今度は仲間別に分けていきましょう。

例えばセーターはセーター類、カーディガンはカーディガン類、手袋マフラーなどの小物類、部屋着……などと、仲間ごとに分けてから収納しておくと、急に必要になったときにも探しやすくて便利です。

また同じ種類を集めることで、似ているものを持っている事に気がつくこともできます。収納場所にしまい込む前に、不必要なモノは処分してしまいましょう。収納空間の無駄をなくすことができますよ。

Lazy dummy

次は、衣類のたたみ方についてです。衣類はできるだけ長方形を目指してたたむとコンパクトで崩れにくくなります。

例えばTシャツならばこんな風に。

Tシャツを長方形に畳む

まずは両肩の部分を内側に向かってたたみ込みます。

Tシャツの畳み方

次に、真ん中に向かって両端を折りたたみます。これで長方形の形になります。なんと、このたたみ方だと衣類がしっかりと自立するのです! 引き出しの中でも崩れにくいので助かりますね。

長方形に畳まれたTシャツ

たたむ手順が多少違っても大丈夫。「なんとなく長方形を目指す」「たたみ終わったときに衣類の大きさが大体揃っている」という2点を意識するだけで、収納場所に収めやすくなりますよ。

衣類は立てて収納する

長方形を目指してたたんだら、あとは入れ方です。収納に収める時には上から見てパッとわかるように立てて入れるのがベスト。立てて収納すると、探すのも取り出すのも簡単ですね。

100円ショップで売っている衣類圧縮グッズ

また、スノーウェアやダウンジャケット、セーターやマフラーなどのように、空気でかさばるものは圧縮してしまえばコンパクトに。100円ショップの旅行グッズコーナーなどに衣類圧縮アイテムが揃っているので、それを利用して収納しましょう。

ストールや毛糸の手袋のように小さなものであれば、家にあるジップつきのビニールバッグを使ってコンパクトにすることも可能です。

ジップ付きバッグで収納

シーズンオフ衣類の収納場所はどこがベスト?

衣類を収納する準備ができたら、次は収納する場所についてです。シーズンオフの衣類は使用頻度が低いものばかりですので、「少し使いにくい場所」が定位置で大丈夫。特に「奥」と「高い場所」がオススメです。

Lazy dummy

たとえば引き出しの中の場合、手前にオンシーズンの衣類、奥に季節外の衣類を入れる。大きな空間であれば、クローゼットの上段にシーズンオフの衣類をまとめて入れる……というのがオススメ。

ほかにもベッドの下など、低くて取り出しづらい場所をシーズンオフ衣類の定位置にするのもひとつの手です。

使いやすい手前の空間、そして取り出しやすい腰から目線までの高さの空間はオンシーズンの衣類に使用するようにすると、毎日の衣類管理が楽になりますよ。

高い所にシーズンオフの衣類を管理

最後に欠かせないのがラベリングです。

中身が見えないシンプルなボックスに収納すると、見た目はスッキリするものの、中に何が入っているのかわからなくなりますよね。そうすると、存在を忘れてしまいがちに。きちんとラベリングをして保管するようにしましょう。

まとめ

洋服を綺麗にしてから形を揃えてたたむ、種類別にまとめ、少し取り出しにくい位置にラベルをつけて保管する……などのポイントを紹介しました。今年は、効率的な衣替えにぜひトライしてみてくださいね。

整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)でした。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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