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2024年11月05日 13:14 更新

子どもが食べてくれないと自信がなくなる……。約8割が子どもの食事作りに悩み

主婦の友社は、現在、子育て中の人と、かつて子育てをしてきた人を対象に「日々の子どものための食事作り」についてのアンケート調査を実施。20〜70代の男女224人から回答を得ました。

子どものための食事作り、約8割が「悩んでいる」と回答

子どものための食事作り、約8割が「悩んでいる」

「Q1. 普段、「子どものための食事作り」で悩みはありますか?」と聞いたところ、77%が「子どものための食事作り」で悩んでいると回答。

2大悩みは、「栄養」に関することと「食べない」こと

2大悩みは、「栄養」に関することと「食べない」こと

「Q2. 普段の『子どものための食事作り』での悩みをお答えください。」との問いでは、「必要な栄養が摂れているか」「栄養バランスがいいか」(各15%)、次いで「偏食・好き嫌いで食べない」(12%)、「少食で食べない」(10%)という結果となりました。

他にも、「家族全員が満足するレパートリーの少なさ」や「大人用と子ども用を作るのが大変で悩んでいる」など、悩みは多岐にわたっています。

子どもが食事を食べてくれないとモチベが下がり、マイナス感情に

子どもが食事を食べてくれないとモチベが下がり、マイナス感情に

「Q3. 前問で思うように子どもが食べてくれない悩みがある人に質問です。その時の料理を作るモチベーションやあなたの気持ちをお答えください。」と聞いたところ、1位は「おいしくないのかと自信がなくなる」(28%)に。

2位に「ちゃんと栄養が摂れてないので心配になる」(19%)が続き、「作る気力がなくなる」「がっかりする」「悲しくなる」「怒りを覚える」といったマイナス感情も並ぶ結果になりました。

献立決めは「必要な栄養素を確保するレパートリー」の少なさが悩みに

献立決め、約8割が「悩んでいる」

「Q4. 普段、献立決めに関する悩みはありますか?」との質問では、「はい」(79%)と、約8割が「悩んでいる」と回答。

献立決めは「必要な栄養素を確保するレパートリー」の少なさが悩みに

「Q5. 前問で『はい』と答えた人に質問です。 具体的にどのような悩みがありますか?」と尋ねたところ、24%が「必要な栄養素の確保」が難しいと回答しました。

続いて「家族みんなの好みが違う」(21%)、「子どもの好きなメニューに偏りがち」(20%)など。年齢も好みも違う家族の食事の献立決めに悩んでいる様子がうかがえます。

約35%が「一緒に夕食を食べないことがある」と回答

約35%が「一緒に夕食を食べないことがある」と回答

「Q6. 普段子どもと一緒に夕食を食べていますか?」と聞くと、「子どものために夕飯を作っても、一緒に食べない日がある」人が24%に。「まったく一緒に食べない」人も10%いました。

※「別居しているため」……子どもの進学などで別々に暮らしている
※「別居しているため」……子どもの進学などで別々に暮らしている

「Q7. 前問で『いいえ』『一緒に食べる日と食べない日がある』と答えた人に質問です。一緒に食べられない・食べていない理由をお答えください。」と聞きました。

回答者の74%は小学校高学年以上の子どもがいる親で、理由の1位は「子どもが塾や部活動、習い事で帰宅時間が遅い」(30%)となり、中には「塾弁を作っている人」(7%)も。

2位の「子どもとは別のタイミングで食べる」(25%)は、「食事を作ったらまず子どもに食べさせてから、自分は食べられるタイミングで食べる」など、慌ただしい中、子どもの食事を最優先にしている様子がうかがえました。

ほか、自分が仕事をしていて帰宅が遅くなるなど、「子どもと食事時間を合わせられない」人も20%いました。また、「子どもが反抗期で一緒に食べていない」という回答もありました。

料理が出来上がったタイミングで子どもが食べられない場合、麺料理は伸びてしまうし、焼いたものは固くなったり、揚げ物はしなびてしまったり……と、「時間が経っても冷めてもおいしい」ごはんを作る必要が出てきます。

ただでさえ子どもの好き嫌いで「食べる」料理が限られている中、作れるレシピが限定されてしまうため、より工夫が必要になることが想定できます。

「自信をもって食事を作っている」人は、わずか3割程度

「自信をもって食事を作っている」人は、わずか3割程度

「Q8. 自分が作る食事について、あなたは自信がありますか?」との問いに対しては、「自信がある」人は33%にとどまりました。

自信がない理由の1位「作る時間がなく簡単な食事ばかりだから」

「Q9. 前問で『いいえ』『どちらともいえない』と答えた人に質問です。理由を教えてください。」では、自信がない理由の1位「作る時間がなく簡単な食事ばかりだから」(29%)、2位「栄養の知識を十分に持っていないと思うから」(23%)と続きます。ほか、レパートリーの限界を感じている(3%) という声も。

工夫していること1位は「バランスの取れた食事にする」という結果に

工夫していること1位は「バランスの取れた食事にする」という結果に

「Q10. 日々の子どものための食事作りで、工夫をしていることがあれば教えてください。」と聞きました。

1位「バランスの取れた食事にする」(14%)、2位「なるべく手作りしている」(12%)、同率3位で「成長期に必要なたんぱく質を取り入れている」「色どりをよくする」「毎日規則正しい時間に食べる」(各9%)という結果から、さまざまな工夫を続けている人が多いことがわかります。 

子どもの年齢に関係なく、子育て中はずっと大変なことが明らかに

「Q11. 子育てで、いま大変だと思っていることがあれば、選択肢よりお答えください。」との設問では、「食事を作ること、食べさせること」「健康管理」と、子どもの年齢に関係なく、子育て中はずっと大変なことが明らかに。

乳児期を終えるとすぐに「食事」「健康管理」以外のあらゆることに関心がいき、大変だと思うようになる、という結果となりました。

調査概要

内容:「日々の子どものための食事作り」に関する意識調査
調査期間:2024年7月5日(金)〜 7月21日(日) 計17日間
調査方法:主婦の友社の会員コミュニティ「@主婦の友」会員ほか、オープンアンケート
回答者:20〜70代の男女224名(女性207名、男性17名)


主婦の友社
https://shufunotomo.co.jp/

(マイナビ子育て編集部)

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