育児
離乳食でバナナ蒸しパンを作ろう！アレンジレシピ5選【管理栄養士監修】
バナナは栄養豊富で甘みがあり、赤ちゃんも食べやすいため、離乳食にぴったりの食材です。そんなバナナを使った蒸しパンは主食にもおやつにもなる優れもの。バナナを使った蒸しパンを作る時に気をつけたいこと、簡単にできるレシピを紹介します。
病院や高齢者施設で栄養指導・栄養ケア・マネジメントを経験。出産後は子どもの食の大切さを再認識し、離乳食や幼児食についての学びを深める。
「あなたらしく生きるために食べることで笑顔になれるように、その人に合ったアドバイスを心がけます」
女子栄養大学 生涯学習講師。大学時に小児栄養学を学んだのち、育児用品メーカーでベビーフード開発を経て栄養相談、離乳食レシピ執筆、講演会に携わる。2児の母。現在は、母子栄養協会にて離乳食アドバイザー®他、専門家を養成している。
◆一般社団法人母子栄養協会HP
離乳食のバナナ蒸しパンアレンジレシピ5選
独特の香りと甘みがあるバナナ。甘味を生かせば砂糖がなくてもほんのり甘い蒸しパンができます。腹持ちがよく果物も一度に摂れて一石二鳥で、赤ちゃんのつかみ食べにもぴったりですね。
いろいろな食材でアレンジが可能なので、バナナの甘味を生かしつつ、野菜やたんぱく源になるものを入れれば、栄養バランスの取れた蒸しパンもできます。蒸し器や電子レンジを活用して、バナナ蒸しパンを作ってみましょう。
豆乳を使ったバナナ蒸しパン（離乳後期〜）
■材料（作りやすい分量）
・薄力粉 100g
・ベーキングパウダー（アルミフリー） 小さじ1
・バナナ（できれば完熟） 小1本
・豆乳 80cc
■作り方
① バナナはフォークやマッシャーでつぶし、豆乳を混ぜる
② ふるった薄力粉・ベーキングパウダーを加えてさっくりと混ぜる
③ シリコンカップや紙カップ等の８分目まで生地を入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ（600W）で1分30秒加熱する。竹串等を刺して何もついてこなければOK
※生地がついてくる場合は、10秒ずつ加熱して火の通りを確認する
きな粉バナナ蒸しパン（離乳完了期〜）
■材料（作りやすい分量）
・ホットケーキミックス 100g
・きな粉 大さじ1
・バナナ 小1本
・牛乳 80cc
■作り方
① 耐熱容器にバナナを入れてつぶし、牛乳を加えて混ぜる
② ホットケーキミックス・きな粉を加えてさっくりと混ぜる
③ ふんわりとラップをかけて電子レンジ（600W）で3分加熱する。竹串等を刺して何もついてこなければOK
※生地がついてくる場合は、10秒ずつ加熱して火の通りを確認する
④ 赤ちゃんが食べやすい大きさに切る
ヨーグルト＆バナナの蒸しパン（離乳完了期〜）
■材料（作りやすい分量）
・薄力粉 100g
・ベーキングパウダー（アルミフリー）小さじ1
・バナナ（できれば完熟） 小1本
・ヨーグルト 50g
・卵 1個
■作り方
① バナナをつぶし、ヨーグルト・卵を混ぜる
② ふるった薄力粉・ベーキングパウダーを加えてさっくりと混ぜる。
③ シリコンカップや紙カップ等の８分目まで生地を入れ、ふんわりとラップをかけて電子レンジ（600W）で1分30秒加熱する。竹串等を刺して何もついてこなければOK
※生地がついてくる場合は、10秒ずつ加熱して火の通りを確認する
米粉を使ったバナナ蒸しパン（離乳後期〜）
■材料（作りやすい分量）
・米粉（製菓用） 100g
・ベーキングパウダー（アルミフリー）小さじ1
・バナナ（できれば完熟） 小1本
・豆乳 80cc
■作り方
① ボウルにバナナを入れて、フォークなどでつぶす
② 豆乳を加えて混ぜ、米粉・ベーキングパウダーを加えて米粉のダマがなくなるまで混ぜる
③ 耐熱容器に紙カップを敷き、カップの8分目まで生地を流す
④ 鍋に耐熱容器が半分くらい浸かる湯を沸かし、③を入れ、ふたをして中火で15分蒸す。竹串等を刺して何もついてこなければOK
※生地がついてくる場合は蒸し時間を延長する
バナナとほうれん草の蒸しパン（離乳完了期〜）
■材料（作りやすい分量）
・ホットケーキミックス 100g
・バナナ 小1本
・ほうれん草（茹でて刻む） 大さじ1
・牛乳 50cc
・卵 1個
■作り方
① ボウルにバナナを入れ、バナナをフォークやマッシャーでつぶす
② すべての材料を加え、さっくりと混ぜる
③ 耐熱容器やタッパー等に、薄く油を塗るかオーブンシートを敷き、2の生地を流す
④ ふんわりとラップをかけ、電子レンジ（600W）で3分加熱する。竹串等を刺して何もついてこなければOK
※生地がついてくる場合は、10秒ずつ加熱して火の通りを確認する
⑤ 赤ちゃんが食べやすい大きさに切る
バナナの蒸しパン、離乳食でのポイント
離乳食に使いやすいバナナを使った蒸しパン。ちょっとだけ気をつけたいポイントがありますので覚えておいてくださいね。
時期｜いつからあげられる？
蒸しパンは離乳食がすすんで、だんだんと食べ物に慣れてきた離乳中期（7〜8ヶ月）ごろから食べられます。赤ちゃんの様子を見ながら少しずつ食べさせましょう。
市販のホットケーキミックスには砂糖が含まれています。そこにバナナの甘味もプラスされるので、砂糖不使用のものや薄力粉や米粉で作る蒸しパンもおすすめします。
アレルギー｜どんな材料に注意する？
多くの蒸しパンには小麦粉・牛乳・卵といった、乳幼児期にアレルギーを起こしやすい3大アレルゲンが使われています。またバナナは、「特定原材料に準ずるもの（21品目）」の一つです。初めて蒸しパンを与える前に、それぞれの食材にアレルギーがないことを確認してから与えましょう。
まとめ
赤ちゃんが自分でつかんで食べたり、家族と一緒に食べることができる蒸しパン。バナナを使えば、砂糖を使わず自然の甘味でおいしい蒸しパンができます。赤ちゃんが好きな食材だけでなく苦手そうな食材でも、バナナと一緒に蒸しパンに入れたら食べてくれることもありますよ。いろいろなバリエーションのバナナ蒸しパンで赤ちゃんも大人も一緒に楽しんでみてくださいね。
（文：三浦真由美 先生、監修：川口由美子 先生）
※画像はイメージです
