ご飯で作る離乳食のおやき、簡単レシピ【管理栄養士監修】
おやきはおやつのイメージがありますが、材料次第で離乳食の食事としての一品になります。今回はご飯(軟飯)をベースに、材料を買い足すことなく家にあるもので簡単に作れるおやきレシピをご紹介します。
簡単! 離乳食のご飯おやきレシピ(離乳後期〜)
ご飯はつぶすとまとまりを作りやすい食材です。ご飯に野菜や海藻類、肉・魚・大豆製品・卵・乳製品などのたんぱく質を混ぜ込むと、食事としての1品となりますよ。離乳後期(9〜11ヶ月)ごろから食べられるレシピなので、一度試してみてください。
炊き込みご飯風・ひじきとしらすのご飯おやき
■材料(約1回量)
・軟飯 90g
・戻しひじき 小さじ1/2
・しらす 小さじ1
・醤油 1滴
・油 少々
■作り方
① しらすは茹でてから刻み、戻しひじき・醤油とともに耐熱容器に入れて電子レンジ加熱する
② ①に軟飯を入れてつぶしながら混ぜ、薄い楕円形のまとまりを作る
③ フライパンを熱して油を薄く引き、おやきを両面焼いて焼き色を付ける
ひじきの下処理方法について、詳しくは以下の記事を参考にしてください。
▶︎離乳食のひじき、下処理・下ごしらえの方法
ツナとチーズのご飯おやき
■材料(約1回量)
・軟飯 90g
・水煮無塩ツナ缶 小さじ1
・ミックスチーズ 小さじ1
・油 少々
■作り方
① ツナを細かくほぐし、ミックスチーズは刻む
② 軟飯に①を入れてつぶしながら混ぜ、薄い楕円形のまとまりを作る
③ フライパンを熱して油を薄く引き、おやきを両面焼いて焼き色を付ける
ツナコーンのご飯おやき
■材料(約1回量)
・軟飯 90g
・水煮無塩ツナ缶 小さじ1
・水煮コーン 小さじ1
・青のり 少量
・油 少々
■作り方
① ツナを細かくほぐし、コーンは刻む
② 軟飯に①・青のりを入れてつぶしながら混ぜ、薄い楕円形のまとまりを作る
③ フライパンを熱して油を薄く引き、おやきを両面焼いて焼き色を付ける
野菜入りミルクがゆおやき
■材料(約1回量)
・軟飯 90g
・小松菜 葉のみ2枚
・にんじん 1cmの輪切り1枚
・育児用ミルク(調乳済み) 50ml
■作り方
① 軟飯は育児用ミルクで水分が減るまで煮て、ミルクがゆを作る
② 小松菜とにんじんはそれぞれ茹でて軟らかくなったら、細かく刻む
③ ①に②を入れてつぶしながら混ぜ、薄い楕円形のまとまりを作る
④ フライパンを熱し、おやきを両面焼いて焼き色を付ける
ご飯おやきの保存方法
離乳食は、毎回つくるのは少量なので面倒だったりしますよね。上手に保存して、食べたいときにすぐにだせる状態にしておくといいでしょう。
ラップで冷凍保存OK
おやきをたくさん作ってしまった時は、ラップで1つずつ包んで冷凍をしましょう。冷凍保存をした場合は1週間を目安に使い切ります。
解凍の方法
冷凍庫から出して、ラップに包まれた状態にして、電子レンジでしっかりと加熱します。冷凍したものを常温で解凍すると、細菌が繁殖しやすくなります。
離乳食のご飯おやきの注意点
使用する食材のアレルギーに注意
離乳食時期はアレルギーも心配です。卵(鶏卵)・牛乳・小麦は、乳児期に多い3大アレルゲンですので注意が必要です。
ご飯(米)や片栗粉(じゃがいもなど)に関してはアレルギーのリスクがそこまで高くないので、小麦粉より安心に使えます。卵を使う場合は、最初に固ゆで卵を試してからのほうが良いでしょう。
食べやすく、喉につまらないサイズで!
かじり取りの練習の時には、楕円形が良いでしょう。かじり取りができない場合は、1口サイズにカットします。
まとめ
ご飯はつぶすとまとまりやすいので、おやきが簡単に作りやすい食材の一つです。おやきの具は家にある食材を利用すると気軽に作ることができます。具の組み合わせ次第で栄養バランスの取れた内容になり便利です。おやきの大きさ、アレルギー・食中毒の注意に気をつけて、気軽におやきを作ってくださいね。
(文:夏目千恵子 先生、監修:川口由美子 先生)
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