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2021年12月20日 16:35 更新

チャイルドシートの選び方|種類や注意点、年齢別おすすめ3選

6歳未満の幼児を車に乗せる際に、着用が義務付けられているチャイルドシート。産院からの退院時に新生児を車に乗せるときにも必要です。今回は、チャイルドシートの選び方とおすすめ商品をご紹介します。我が子の安全を守るため、子どもの年齢や体重に合ったものを選びましょう。

チャイルドシートの必要性とは?

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チャイルドシートは6歳未満の子どもを車に乗せる場合に、法律で着用が義務付けられています[*1]。

チャイルドシートを着用してない場合の致死率は、着用していた場合の約8倍以上です。この「着用していた場合」というのは「正しく着用していた場合」のことで、チャイルドシートを使っていても、正しく取り付けられていないと事故時にチャイルドシートから子どもが飛び出してケガをしてしまうケースもあります。

子どもの安全を守るため、子どもの年齢や体重に合ったものを選び、正しく取り付けることが大切です。

また、法律で義務付けられているのは6歳未満の子どもですが、6歳以上でも身長が低いとシートベルトが首にかかる恐れがあります。身長140cm程度になる11歳ごろまでは、チャイルドシート・ジュニアシートを使用しましょう。

チャイルドシートの種類

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チャイルドシートは、シートのタイプと取り付け方法によって種類が異なります。選ぶ前に、チャイルドシートの種類を理解しましょう。

シートのタイプ

チャイルドシートには、シートが360度回転する回転式と、向きが固定された固定式があります。回転式は、ドア側に向きを変えられるので子どもの乗せ降ろしが楽です。重さがあり、価格が高めですが、頻繁に子どもを車に乗せる家庭に向いています。日よけやリクライニングなど、便利な機能が付いたものも多いです。

固定式は回転式より乗せ降ろしに手間がかかりますが、軽くて持ち運びやすいです。リーズナブルな価格のものが多く、使用頻度の少ない方におすすめできます。

取り付け方法

取り付け方法は、ISOFIX(アイソフィックス)とシートベルトの2種類に分かれます。ISOFIXは、チャイルドシートのコネクタを車の固定金具に差し込んで固定する比較的新しいタイプの取り付け方法です。シートベルトを使わないのでグラグラしにくく、初心者でもしっかり固定できます。ただし、古い車種だと適合していないことがあります。

シートベルトタイプは、シートベルトで固定する従来の取り付け方法です。ISOFIX用の固定金具がない車にも取り付けられます。

年齢別! チャイルドシートの選び方

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チャイルドシートには、新生児から使える新生児・乳児用チャイルドシート(ベビーシート)、1歳ごろから使えるチャイルドシート、3・4歳ごろから使えるジュニアシートがあります。子どもの年齢や体重に合うものを選ぶため、年齢別の選び方をご紹介します。

新生児期から

新生児から4歳ごろまで使える新生児・乳児用チャイルドシートを使いましょう。ベビーシートと呼ばれることもあり、使用できる目安となる体重は18kgまで、身長は100cmまでです。

10kgまたは13kgまではシートを後ろ向きにして使用します。その後は、シートを前向きにして使用できます。

1歳ごろから

1歳ごろから11歳ごろまで使えるチャイルドシートが便利です。目安体重は9~36kg以下、身長は65~150cmです。背もたれ部分が外せるチャイルドシートなら、子どもが成長したときに台座部分のみでジュニアシートとしても使用できます。

3・4歳ごろから

3・4歳ごろから学童期まで使えるチャイルドシートは、ジュニアシートと呼ばれています。目安体重は15〜36kg以下、身長は150cm以下です。体重25kgくらいまではハイバック、それ以降は台座部分のみにすると長く使えます。

安全基準を満たしているか確認!

どの年齢向けのものを選ぶ場合でも、赤ちゃんの命を守るために、安全基準を満たしていることを確認しましょう。国内のチャイルドシートの現行の安全基準に適合しているものには、製品に「Eマーク」[*2]が貼られています。2012年6月30日以前に製作されたチャイルドシートには、旧基準に基づき「自マーク」が貼られていることもあります。

赤ちゃんのためにも、しっかりと確認した上で選びましょう。

おすすめチャイルドシート

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ここからはおすすめのチャイルドシートをご紹介します。チャイルドシートはすべての車に取り付けられるわけではなく、適合しない場合もあります。チャイルドシートごとに、適合する車のリストが用意されていますので、購入前に自分の車に取り付けられるか確認してください。

Combi(コンビ)クルムーヴ スマート(新生児~4歳ごろまで)

Combi(コンビ) ISOFIX固定 チャイルドシート クルムーヴ スマート ISOFIX エッグショック JL-540
¥ 47,300 (2021/12/20時点)

新生児から4歳ごろまで使えるチャイルドシートです。衝撃を吸収する素材を使用しており、赤ちゃんを衝撃から守ってくれます。ベッド型なので、車移動中も赤ちゃんが快適に過ごせるでしょう。

シートは洗濯機で丸洗いできます。ISOFIXタイプで取り付けしやすく、リクライニングやターン機能は指一本で操作可能です。新生児向きのチャイルドシートを探している方におすすめです。

日本育児 チャイルドシート トラベルベストECプラス(1~4歳ころまで)

日本育児 チャイルドシート トラベルベスト ECプラス ブラウンボーダー 9kg~18kg対象
¥ 8,380 (2021/12/20時点)

1歳から4歳ごろまで使用できるチャイルドシートです。重さが約2.9kgと軽く、カーシェアや帰省時に便利です。折り畳むとママでも片手で持ち運べます。

目安体重は9~18kgです。一般的なチャイルドシートよりコンパクトなので、軽自動車でも車内を広々と使えます。取り付け方法はシートベルトタイプです。

Aprica(アップリカ)チャイルド&ジュニアシート フォームフィット(1~11歳ごろまで)

Aprica(アップリカ) チャイルド&ジュニアシート フォームフィット formfit ラズベリーローズ RD 2022365
¥ 31,300 (2021/12/20時点)

1歳から11歳ごろまで長く使えるチャイルド&ジュニアシート。目安体重は9~36kgです。体全体を包み込む構造で、子供の成長に合わせて大きさを調整できます。取り付け方法はISOFIXタイプです。シートを後ろに倒すと座席が前へ動き、快適な姿勢で座れます。

我が子にぴったりのチャイルドシートを用意しよう

チャイルドシートは子どもの年齢や体重などを基準に、体にぴったりの商品を見つけることが大切です。シートのタイプや取り付け方法によって利便性が異なるので、使いやすそうと感じるものを選んでください。子どもが快適に座れるチャイルドシートを選び、家族みんなでドライブを楽しみましょう。

参考文献
[*1]道路交通法第71条の3第3項。警察庁 子供を守るチャイルドシート
[*2]国土交通省 安全基準を満たしたチャイルドシートに添付されるマーク
  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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