
【漫画】温かいご飯は心の拠り所に。簡単にできる防災クッキングを覚えよう『防災クエスト』Vol.7
「防災ってRPGに似ているんです!」防災のプロとして活躍する国際災害レスキューナース・辻直美さんと現役パパの漫画家・エイイチさんの最新刊『防災クエスト』(小学館クリエイティブ)より、家族みんなでできる防災をご紹介。家族というパーティで協力してアイテムをそろえ、レベルを上げる……。「防災クエスト」最終回!
災害時こそ、温かいご飯を食べよう!




食料はどれくらい備蓄すればいいの?

最低10日分の食料と水を用意する必要があります。災害が起きると、物流がマヒして食料の入手が困難になるからです(コロナの流行でマスクや消毒液が入手できなくなったときと同じです)。
ところが「10日分」と言われると、置く場所がない、賞味期限を切らしてしまいそう、と感じる人も多いでしょう。そこでオススメするのが「ローリングストック法」です。
防災食ではなく、食べ慣れたカップ麺やパスタ、レトルト食品、好きなお菓子などを普段より多めに買って、ストックしてください。それらを日常生活の中で消費し、食べた分を買い足す―この循環を続ければ、つねに新しいものがストックされ、わざわざ災害用の食料を備蓄する必要がなくなります。
『防災クエスト』連載は今回で最終回。いつか来る災害に備え、家族みんなで防災スキルを上げてくださいね。
(文・漫画:『防災クエスト』(小学館クリエイティブ)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)
書籍『防災クエスト』について

「防災」と聞くと、「大変そうだな」「ハードルが高いな」と感じがちですが、そんなことはありません。災害は怖いけど、防災はおもしろいんです。
本書は、子どものいる家庭に最低限知っていてほしい防災の知識を、RPG(ロールプレイングゲーム)風のマンガで紹介する本です。防災はRPGに似ています。だれもが最初はレベル1。そこから少しずつ経験値を積み、スキルを覚えて、パーティ(家族)で力を合わせて災害に立ち向かう。本書では、防災スキルを覚えるための13のミッションを紹介しています。知るだけでOKの簡単なものから、少し難易度が高いものまでさまざまですが、どれもゲーム感覚で取り組めるものばかり。防災に取り組んでいるのはママだけ、という家庭が多いかもしれませんが、パパも子どもも一緒になって、遊びながら防災に取り組めます。