【漫画】電話やネットがつながらない! 災害時に家族の安否確認をするには? 『防災クエスト』Vol.4
「防災ってRPGに似ているんです!」防災のプロとして活躍する国際災害レスキューナース・辻直美さんと現役パパの漫画家・エイイチさんの最新刊『防災クエスト』(小学館クリエイティブ)より、家族みんなでできる防災をご紹介。家族というパーティで協力してアイテムをそろえ、レベルを上げる……。「防災クエスト」はじまりはじまり!
災害時の家族との連絡・安否確認には「171」を活用しよう!
「171」はどうやって使うの?
災害用伝言ダイヤル(171)は大きな災害が起きたときに開設される、電話による音声伝言サービスです。
録音・再生する際には、パスワードとして1つの電話番号を入力する必要があります(固定電話の場合は「被災地の番号」という条件があります)。この番号を家族で前もって決めおかなければ、いざというときに利用できません。
録音にもコツが必要です。名前、今いる場所、今の状況、これからどこに向かうのか、次は何分後に電話するのか、という伝えるべき情報を、30秒間で的確に話さなくてはなりません。手順も初めてだと戸惑うので、落ち着いて話せるよう、ぜひデモ機が使える日(毎月1日、15日)に練習しておきましょう。
(文・漫画:『防災クエスト』(小学館クリエイティブ)より一部抜粋/マイナビ子育て編集部)
書籍『防災クエスト』について
「防災」と聞くと、「大変そうだな」「ハードルが高いな」と感じがちですが、そんなことはありません。災害は怖いけど、防災はおもしろいんです。
本書は、子どものいる家庭に最低限知っていてほしい防災の知識を、RPG(ロールプレイングゲーム)風のマンガで紹介する本です。防災はRPGに似ています。だれもが最初はレベル1。そこから少しずつ経験値を積み、スキルを覚えて、パーティ(家族)で力を合わせて災害に立ち向かう。本書では、防災スキルを覚えるための13のミッションを紹介しています。知るだけでOKの簡単なものから、少し難易度が高いものまでさまざまですが、どれもゲーム感覚で取り組めるものばかり。防災に取り組んでいるのはママだけ、という家庭が多いかもしれませんが、パパも子どもも一緒になって、遊びながら防災に取り組めます。