別の使い方してヒット!専門家おすすめの100均アイテム活用術
安価で手軽な100均アイテム。日常生活に必要なアイテムが、ワンコインで手に入る100円ショップは、今や暮らしに欠かせない存在です。今回は、そんな100均アイテムをちょっと違う視点から。ちょっとしたひらめきや発想の転換で、活用の幅がぐんと広がった100均アイテム代用術をご紹介します。
こんにちは。ライフオーガナイザー®のうめだあさみです。
100円ショップは主婦の味方。筆者も、ついつい近所にあるダイソーをパトロールしてしまいます。用途に応じたお目当ての商品を探すのも楽しいですが、「これって○○に使えそう」と妄想する時間も意外と楽しいもの。時間を忘れ、ウロウロと徘徊してしまいます。
今回は、そんな筆者が【本来の用途とはちょっと違う使い方】で活用している100均アイテムとその活用術をご紹介します。
① 水切りフィルター・不織布
調理中に出る生ゴミを受けるための水切りフィルター。細かいゴミも逃さずキャッチしつつ、水分はカットしてくれる不織布製が我が家の定番アイテム。ゴミ受けとして活用するのはもちろんのこと、調理中やキッチンの片づけでも便利に活躍します。
塩もみ野菜の水切りに
きゅうりやキャベツなどの塩もみ。箸休めの浅漬けとして、納豆に混ぜて……など、火を使わず簡単に作れるお手軽メニュー。我が家では頻繁に食卓に並びます。
でも少々面倒なのが、水切りの場面。
・両手に納まる量しか絞れず、何度も同じ作業が必要。
・作業中、ポロポロと手からこぼれ落ちてしまう。
・すくいきれず、ボウルに残る野菜。
小さな事ではありますが、毎回ともなるとちょっとしたストレスです。そこで、水切りフィルターを活用。
① カットした野菜をフィルターの中に入れ、塩をまぶす。(カットしたまな板の上で、先に塩を振りかけてもOK。我が家の場合、量が多く、まな板がいっぱいになってしまうので、先にフィルターに入れています。)
② 全体に塩がなじむよう、もみもみ。
③ 野菜がしんなりしてきたら、フィルターごとギュッと握れば、ラクラク水切り。
④ 何度も絞る手間も、ボウルに残った野菜にモヤモヤすることもありません。使用済のフィルターはゴミ受けに再利用すれば、無駄もナシ!
油切りフィルターとして
オイルポットのない我が家。たまに行う揚げ物では、油の処理に困っていました。基本的には揚げ焼きが多く、余る油は少量。でもそのまま捨てるのはちょっともったいない……。
そこで、翌日には使い切ることをルールに、ジャムなどの空き瓶をオイルポット代わりに。
水切りフィルターを通せば、揚げカスもしっかりキャッチ。わざわざ専用のアイテムを用意せずとも、家にあるモノで代用できると嬉しいですよね。
シンク掃除
調理も片づけも終わったら、ゴミを捨ててキッチンリセット。新しいフィルターをゴミ受けにセットする前にも、ひと仕事。
洗剤をフィルターにつけ、シンクの中を軽くお掃除。さっと水を流すだけで、油汚れもスッキリ! シンク洗い専用のスポンジをわざわざ準備する必要も、保管場所に悩むこともなくなります。
最後にゴミ受けにセットすれば、いつも通り。
② キッチンスポンジ・メラミンスポンジ
食器を洗う、掃除をするだけでは終わらせないのがスポンジ類。収納でも便利に活躍してくれます。
挿して収納
色とりどりのピックがあるだけで、お弁当がちょっと可愛く。ビンなどにまとめて保管している方も多いかもしれません。
でも、お弁当を作る忙しい時間帯、サッと手に取るのはいつも同じピックだったりしませんか? 長さやデザインはそれぞれ。ひとまとめに入れておくと、ビン底に沈むなど、取りにくいことも……。
"スポンジにプスリ"で、どのピックも見つけやすく。適度な間隔で刺すことで見分けもつきやすくなり、短いピックも行方不明になることはありません。おかげで「猫ちゃんのピックにして~!」という子どもたちのリクエストにも快く対応できるようになりました。ピアスなどのアクセサリー収納にも便利ですね。
収納ケースの高さ調整やカンカン音の緩衝材に
我が家では、結束バンドを長さ別に立てて収納。長さの違いがひと目で分かるので、使うときも、補充の際もスムーズです。
でも、短いバンドはケースの奥に潜り込んでしまう……。指を伸ばして取るのはスムーズではありません。そこで、スポンジで底上げを。
柔らかい素材なので、細かい採寸は不要。大体の大きさにカットして、ギュッと押し込むだけで完了です。上げ底のおかげで、短いバンドもサッと取り出せるように。
スポンジを底に敷くのは、緩衝材の役割も。ペン立ての底に忍ばせれば、カンカンと鳴り響く耳障りな音も和らげてくれますよ。
③ ニット製ペットボトルカバー
ニット製で可愛いデザインのペットボトルカバー。ペットボトルにセットしておけば水滴を吸収し、カバンの中やデスクの上でも安心です。職場など共有の冷蔵庫に入れておいても、ほかの人が取り間違えることはありません。
でも我が家は、ペットボトルにはセットせず、代わりに子どもの水筒カバーにセットしています。
カバーにカバー!? と思いますか? でもコレが大事なんです……!
毎日持ち歩く水筒。付属のカバーは、日々酷使されています。ずるずると引きずることもあり、カバーの底はボロボロに。水筒には問題がないため、カバーだけを買い替えたくても実店舗にはなく、お取り寄せ。送料も考慮すると、水筒本体を買い替えるのと大差ない金額が掛かります。
そこで、キズや汚れから水筒カバーを守るためにカバーを!
左が入学時からカバーをセットしている、末っ子(小2)の水筒。カバーのおかげで、水筒カバーにキズはありません。次女(小4)の水筒とは大違い……! もっと早く気づくべきだったと悔やまれます。
「可愛い!」「自分の水筒が見つけやすい!」「ほかの子と間違えない」と、子どもにも好評です。
④ ワイヤー製掛ける植木鉢
ワイヤー製のハンギングバスケットに納めるのは花ではなく、子ども用ヘルメット。
吸盤フックを活用し、自転車を保管しているサンルームの窓に設置しています。半円形のバスケットが、不安定な形状のヘルメットにシンデレラフィット! ポイっと投げ込み、サッと取り出せるので、準備も片づけも簡単です。
かさばるヘルメットをワンコイン&省スペースで収納。玄関内の壁に設置してもいいですね。
⑤ 靴の中敷き
靴のフィット感をあげる中敷き。どんどん成長し、靴のサイズが変わる子どもはもちろん、大人にも便利なアイテムです。
未使用の中敷きは常にストック。中敷きとしてはもちろん、「サイズ確認」にも役立ちます。子どもが履く靴のフィット感は、外見では分かりにくいもの。今履いている靴が大きいのか、小さいのかは、履いていない親には判断しきれません。
そこで、中敷きの裏面に足を乗せて確認。裏面にはサイズが記載されているので、客観的な視点でのサイズ確認が可能です。子どもの「何となくキツイ……」だけでなく、的確な判断材料があると、買い替えなどの決断もスムーズに進みます。
まとめ
ちょっと視点を変えてみた、100均アイテムの活用法はいかがでしたか? 新しい使い方を発見できたら、なんだか得した気分に。
用途や思い込みにとらわれず、自由な発想で。代用することでもっとお得に、発想を変えることでもっと便利になったら嬉しいですね。